
南部バスの貴重な資料を五戸町教委が搬出(2009/08/12)
【写真説明】
資料には南部鉄道七崎駅(現八戸市豊崎地区)の時刻表もあった
南部バス(本社八戸市)の五戸町にある旧本社社屋と倉庫で12日、昭和初期からの資料搬出作業が行われた。前身の南部鉄道を含む昭和初期からの経営資料や計画路線「青秋横断鉄道」「種差延長線」の実測平面図など資料点数は膨大。県史編さん調査研究員の小泉敦さん(49)=南部杉沢中教頭=は「戦前からの資料がこれだけきれいに残っているのは珍しい」と話している。
旧本社社屋の総合管理センターと五戸営業所が今月10日付で町道を挟んで東側に移転。近く旧社屋や倉庫を取り壊すため、同社は町教委側に関係資料の保管場所や活用方法について相談。
町教委は同町倉石又重の旧又重公民館に保管し、小泉さんら県史編さん関係者を交えて資料を整理することになった。
搬出作業は一日がかりで行われた。資料は、五戸から新郷を経由、秋田・鹿角市に至る「青秋横断鉄道」、八戸市の尻内から現ゆりの木通りに沿って種差に至る「種差延長線」の、広げれば長さ20メートルはあろうかという実測平面図、路線断面図、同社の経営、人事関係書類など膨大で、大半が未公開という。
南部鉄道七崎駅の時刻表、運転手やバスガイドの制服、路線表示板、切符に入れる鋏(はさみ)などファン垂ぜんの品もあった。
当面は小泉さんらが約1年かけて目録作りを進めるほか、同社と町教委で今後の活用方法を協議する。
県環境生活部県史編さんグループの中園裕さんは「地域の歴史や文化、経済を物語る貴重な資料が質、量とも充実。全国には多くの鉄道、バスファンがおり、これらの資料を地域で保存、活用できれば地域活性化につながるのではないか」と話している。
デーリー東北より
新聞写真の方がはっきり分かるのだが・・。後でスキャンします。
南部バス(本社八戸市・旧南部鉄道)の本社が八戸二ツ屋(ふたつや)の八戸営業所に移転してから十数年経つ。営業所機能が低下したとはいえ、未だに五戸駅・五戸営業所が本社と思っていたから、旧本社社屋と倉庫が取り壊されるのは残念。その場所がどのようになるのかな。南部バスと五戸町が共同でこの関係資料室も入ったビルでも立て替えてた方がバス利用にも繋がると思うが。
「八戸駅(尻内・しりうち)-七崎駅(下七崎・しもならざき)-五戸駅」
バス本数が減っている、メインルートだ。かつてあった鉄道線の転換バスだ。活性化に外部・観光利用も必要だ。
まさか、又重(またしげ)まで行かせるつもりなのかな。
Posted at 2009/08/13 14:03:46 | |
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