『地獄に仏』とはこの事。らしい。

19日の話。
昼過ぎに車をいじりにコーナンへ出掛けました。
まぁ車いじりはそこそこ順調に終わって、左右の腕にリストカット状の傷を付けて17時過ぎ帰路に。

地元の裏山を通る大通り（尾根幹）を走行中、路駐軍団の中に不思議な車を発見。
よく見ると右前タイヤがパンクしてた。

その車の前に停めると、直後にパッシングしてきた。
車を降り、運転手の元へ向かうとそこにはおじいちゃんが1人。

どうやら、パンクしたが携帯等の連絡手段が無いためにどうにも動けなかったらしい。
スペアタイヤへの交換方法どころか、スペアタイヤの場所すら知らない有り様。

時間もあったから、とりあえずスペアタイヤに交換してあげる事に。

リアタイヤをフロントに持ってきた時に気付いた。
あれ？
タイヤが入らない。
って言うかハブがえらい後ろにずれてる？
よく見れば、サスペンションも曲がってるような曲がってないような・・・。
するとおじいちゃん。
『やぁ～、ボーっとしてて縁石に一瞬乗り上げちゃってね！』
言うの遅いよ・・・。

とりあえずABSのセンサーも切れてるし、自走不能って事にしてレッカーをお願いする事に。
JAFに入ってるか聞いたところ、入ってないと。
保険のレッカーサービスがあるか聞いたところ、分からないと。
仕方ないから、ひとまずJAFを呼びましたさ。

で、レッカーを待って40分後、到着。
既に時間は18時30分頃。
事情を説明して、一緒に車の状態を見ていたら、JAFのお兄さんが一言。
『車関係のお仕事ですか？』
違いますね。
すると直後に、
『お孫さんかご親切の方ですか？』
それも違いますね。
単なる通りすがりです。

レッカーを待ってる間に、普段入庫している日産にも電話。
19時過ぎても大丈夫と返事をもらう。

そして、おじいちゃんとJAFの2台3人で日産に到着。
おじいちゃんと営業のやり取りの間、ジュースを好きなだけ飲み、さらにお土産のところをブラブラしてお土産をせびったり。

で、日産を出る時には既に19時。
代車も無く、おじいちゃんは帰る術がないから家まで送る事に。
土地勘のある所だったから、サクッと行けました。

こっからが長い！
自分はこの日、21時15分に東京駅に到着する友達との約束があったからすぐに帰りたかった。
がしかし。
おじいちゃんが家に着いた直後、娘さん（40歳代）に
『いやぁ～、途中で事故しちゃって』
と告げた。
おじいちゃんの後ろに立っていた自分を見て娘さん、一瞬顔面蒼白。
『単独だったんだけどねぇ～。彼が送ってくれたんだよ。』
と言って一安心したのか、二人そろって
『お茶でも飲んでってください！』
と。
いやいや、自分には次の予定が。
すると次の発言が衝撃的。
『じゃ、うちで夕飯済ましてって！』
違うでしょー！

そんなやり取りをしていて1時間。
おじいちゃんは、
『いやぁ、本当に地獄に仏とはこの事だな。』
『婆さんの墓参りの帰りだからてっきり呼ばれたのかと思ったよ。』
『とりあえず夕飯食ってって！』
『何もしないなんて、罰当たりなジジイで申し訳ない！』
の連呼。
娘さんは娘さんで、
『お茶か夕飯でも！』
『連絡先だけでも！』
『せめてお名前だけでもー！』
『とりあえず上がってゆっくりしていって！』
の繰り返し。

とりあえず友達が来るのを口実に帰ってきました。



結局、東京駅に向かって出発出来たのは20時30分。

友達に、新橋集合に変えてもらい、集合時間を21時30分にしてもらいました。




なかなか、色んな意味で楽しかったよ、うん。
全部書いたらこの3倍長くなるから、相当端折りましたが。
そんな事があったりね。

山田は3時間ほど仏やってましたさ。（笑）