9月は名古屋に帰省して、また仕事して、シルバーウィークはちょっと長旅に出て、帰ってきて今度は家の引越しの後始末してと忙しかったです。気が付けば一ヶ月もブログ放置。もともと日記なんて頻度ではなかったですが反省。
今回はシルバーウィーク中の長旅を。
何しろ5泊もしたんで全部書いてちゃ大変。ですのでメインのところをちょちょいと。
北海道に来て、大雪山という山はないことを知りました。旭岳を主峰とする大雪山連峰とその周囲をさすんですね。で周辺で紅葉が有名なんですが、去年一人旅をして、銀泉台という所に行ってきました。幸いその日は快晴で、すごくいいところでしたが、他の客の話では去年は色づきがイマイチだったと。
ですので今年も見に行きたい、と思って色々調べて、その近くにある大雪高原温泉の沼めぐりコースがいいらしいと分かりました。しかしここはハイキングよりはハードな3時間以上のコース。体力も無く、普段から運動不足のお手本として、メタボの診断を頂いている私が果たして行けるのか?また2歳とはいえ標準より大き目の我が娘を連れて、さらに自称体力がある妻(あくまで自称)も一緒に回るのはどのようにすれば可能なのか。思い巡らしていました。
さらに悪いことに、ここはクマさんがよく出没するらしく8月から沼めぐりコースは閉鎖!再開されるのかも心配でした。
幸い閉鎖は解除され、おんぶ紐も子供を支えられそうでしたので、準備万端整え行くことにしました。
登山用ストックを仕入れ、足元はスパッツとトレッキングシューズ。リュックには非常食(チョコ大量を前日に仕入れること)と防寒用アルミブランケット。方位磁針。子供の着替え、オムツ。大人用オムツ(携帯トイレ)。
うーん結構な量。ここに一眼カメラ。重!
イメージ的には大雪山周囲に宿をとり、天候を確認して当日朝(我が家にしては)早く起きてゴー。
そんなわけで行ってみないとスケジュールが決まらない旅になりました。kaishiさん、ごめんなさい。こんな事情なんです。
9/19は出発の日。いきなり晴れの予報で少し急ぎ気味で釧路から大雪湖のシャトルバス乗り場へ。昼飯におにぎりを仕入れお茶も入れて荷物はパンパン。この日は11時頃バス乗り場なので長行は無理。銀泉台へ向かうことに。ただ山はガスがかかっているように見えます。
案の定、バス降りたらもう怪しい天気。20分くらい登って見渡せる場所へ行くも、ガスガス。時折見渡せるようになるが、去年のような開放的な景色は見られず。まぁ明日以降の沼めぐりの予行演習的なつもりでもあったためさっさと下山。日が出てないため恐ろしく寒い。この時点で子供は全く歩かないことが判明。沼ではきっと全工程パパおんぶかパパ肩車が決定的。
この日は写真も撮らず。しかしこれが後で考えると裏目でした。
山をバスで降り宿方面へ向かう。途中糠平温泉を通るが、例のトロッコ営業中であったため子供と乗車。トロッコよりもワンワンが写っているパネルに反応していた。
この日はフンベHOFおおくまという宿へ宿泊。別項で料理編作るつもりですが、すごい量。カニカニカニに肉!って感じで全部は食いきれず。宿は古いペンションであり特筆するものではないのはオーナーの言うとおり。しかし食事は某船長の某よりすごいかも。
20日朝、やはり快晴の予報。これは行くしかないと頑張って8時前に宿を出発。なんとか目標の9時半のバスに乗車。やはり山はガスっていそう。
10時頃大雪高原温泉に到着。ここで荷物を預かってもらえるため、お風呂セット(下山後入浴できる)や着替え、防寒着を置いておく。ここでは入山前にヒグマレクチャを受けてからでないと入山させてもらえないんです。実際コース内にはヒグマが来た痕跡が大量にあるとのこと。改めてヒグマの生息域に入るんだなと実感。ちなみに人の数はまぁまぁといったところで思ったほど多くない気が。後でわかったのですが、単純に私たちが遅すぎただけなのでした。
さて入山。しばらくはアップダウンの激しい登山道を小一時間ほど歩きます。正直体力無しの私にはキツイし、自称体力のある妻もヘロヘロしながら付いてきます。勿論チビ助は最初っから歩く気なしでおんぶ。ただこの山道でも回りは紅葉一色。すごくきれい。それだけでも気が和む感じ。周囲の木々がすべて紅葉している感じの中を歩きます。唯一空が曇っているのだけが残念。
やがて沼へ到着。ここからは5分から10分歩くごとに大小さまざまな沼が現れます。はっきり言ってめちゃキレイ。山道と違い開放的なハイキングコースのような道になります。沼と周囲の木々が美しい。
登山は殆どしませんし、まして紅葉の時期になんてのはロープウェーとかしかない人間でしたので、秋の登山ってこういう美しさを探しているのかなと思いました。
途中昼ごはんのおにぎりを食べたりしながら散策を続けます。トイレが一切無いため水分は我慢。気温は低めですが、歩くため寒くは無い感じ。時折日が差すと木々がきらきらきらめきます。
しかしながら遅く(私たちにしては頑張ったのですが)出発した為、当日いける最後の沼まで行く時間がなくなりました。すれ違う人たちから後ろのチビ助が声援を受け(なぜかしょってる私ではない)つつ、お話を聞いて、ここまでは行ったほうがいいと言われたエゾ沼の階段までで引き返すことになりました。
沼の周りがすべて錦秋色。やや高台から見下ろす景色はこの日の一番の景色でした。
エゾ沼の周りを撮影して帰り道になります。
帰り道から晴れてきて、すごく悔しい。来年も是非行きたいところでした。来年は後ろのチビが今よりもっと重くなっていますが。あと懸念されたクマさんですが、さすがにこれだけ人が歩いていると、相当な気配になるので、あまり出てこないんではないかと思います。要所要所に地元のボランタィアの方がいて、監視もしてくれています。頭が下がります。
ちなみに高原温泉に着いたときは、帰りのバス待ちが長蛇の列でした。結局3時前に着いたのに(山行4時間半)バスに乗ったのは4時半の最終バスでした。携帯が通じない地域でしたのでkaishiさんにまともに連絡が取れず大変ご迷惑をおかけしました。
沼めぐり編は終わりです。旭岳編へ続く予定です。
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Posted at
2009/10/06 16:39:33