引越し作業は終わりましたが、家の中は雑然とモノが飛び散っております。
まさに内戦後のコソボ(行ったことないけど)。
チビありではなかなか片付けも進まず、妻は日常的な家事と片づけを両方やりながらですので最低限必要なゾーンから整理されております。
さて当初はそんなに長くかかると思わなかったので、妻を実家に帰省させる日が来てしまいました。
この日から私は独り身。約二週間単身ふにーん状態です。週末片づけをすればはかどるんでしょうがそんな気はさらさらなし。天気予報は土日と晴れ!金曜日に宿を予約しいざ出発です。
行き先は糠平温泉。いまはぬかびら源泉郷と名乗っています。全宿源泉かけ流しをうりにした温泉です。ただ正直言って古い、ボロイ。泉質は定評があるようで温泉好きな人には良いのでしょうが、私はともかく妻はあまりボロイと泣き出しそうです。今回は一人ですので実地見学を兼ねて宿を選びました。中村屋さん。昔は大型のホテルで団体客を狙った宿だったそうですが、今のご主人の代で、個人客目当ての小規模宿へ方針変更し、ふるーい施設を少しずつ改装しながらやっているそうです。詳細は後述。
ではしゅっぱーつ。
今回は動画を撮るつもりです。まずはイオスにセッティング。
こんな感じに固定。引越し用の剥がしやすいテープが活躍。しかしこれでは雲台が傾いているため回旋するとカメラが傾くことにあとで気が付く。しかししばらくはこのままで。
途中道の駅白糠恋問館で休憩。なぜかビートルにソフト?と思ったらお店の車でした。
たこザンギ串を食す。うまい。
ここは海沿いで霧がそのまま海から上がってくる。出発時は曇り気味。
国道から以前行った黄金の滝方面を通り池田から高速へ。池田周辺はまだまだ夏らしい景色。天気も回復。
池田から高速で十勝清水へ。今日は日勝峠へ。ここは道民が恐れる恐怖の峠。高低差、カーブ具合などもさることながら、高速が繋がっていない状況で、道東から道央へ向かう多くのトラックが爆走する峠。慣れていない人が走るとずっと後ろにくっつかれたまま10キロ以上走ることになるんです。夜や冬はまさに恐怖。と聞いているので普段は近づきませんが今日は峠の展望台へ。この日は天気も穏やかで別に恐怖も無く展望台へ到達。
まさに天空の駐車場。
十勝平野を一望します。
そしてランチタイム。十勝も大盛の店がおおいらしく今回はここを選んでみました。
清水町の古母里(こぼり)。メニューはカツ柳川風。大きな陶板の鍋で二枚のカツが乗っています。一枚でも大き目のカツが二枚。ご飯は大盛にしましたがこちらは控えめで1合ちょい位かな。おかずに対してコメが足りません。でもお腹いっぱい。
お腹を満たしていよいよ宿へ向かいます。今回は然別湖から糠平へ抜けます。結構狭い湖畔の道から糠平スキー場の中を通る道です。
然別湖へ登る途中にある扇平。この冬にキツネさんを撮りました。今日はヒトしか居ませんでした。
然別湖はスルー。
途中糠平温泉スキー場の中の道を走り糠平湖を見下ろす。
糠平湖はタウシュベッツ橋梁が有名ですが、今は一般者は近くまで行けなくなってしまいました。なんか突然行けなくなって残念です。
宿に到着。外観は古ーい。看板は少しリニューアル。
中は中村屋自前の大工さんたちが改装するそうで、今回は改装されたお部屋でした。その分高くなりますが、それでも一人一部屋使って1万3千円くらい。非常に凝った作りできれいでいい部屋でした。館内も改装してあるところと、古いままのところが混在していますが、トイレなど主要なところはきれいです。
お風呂はこんな通路を上がって露天風呂へ。通路も更衣室も浴槽も改装してあり清潔です。混浴露天です(涎)。もちろん誰もおりません。夜には女性専用時間あり。目の前は草原と森。開放感高いです。泉質はよく分かりませんが、新しいお湯がずっと流されています。逆に内風呂は一つは改装してありますが、もう一つは古いまま。味があるといえばそれまでですが、ちょっと自分は抵抗がありました。男女入れ替えあり。
ここではもらい湯というか外湯めぐりが出来ます。いくつかは無料です。
今回は湯元館さんへ。ここは渓流沿いの露天風呂が魅力的。もちろん(笑)混浴。ここも古ーい施設ですが、親父さんの人柄が気さくでいい感じでした。内風呂は古め。露天風呂も古め。でもロケーションはかなりいいです。丁度家族連れと同じタイミングで入ってしまい、最初私が入っていたところ、家族連れのお父さんと息子さんが入ってきました。しばらく私も入っていましたが、ひょっとして私がいると奥様や娘さんが入りにくい?と気が付き退散しました。こちらは湯の花も多くていい湯でしたよ。湯上りに周辺を散歩。まだ太陽が気持ちよく、スキー場の周辺を少し歩きました。昼飯がまだお腹に残っていたので消化させるためにも必要な動きです。
そして待望の晩御飯。と言ってもここではいわゆる北海道らしい蟹やらホタテやら鮭やらではありません。
基本野菜。それも地元でのモノをなるべく使っているようです。ピート(てんさい)なども使われます。てんぷらはそこらに生えている野草。つまりタンポポやオオバコ、アカツメクサなど。なんだか不思議な気分。肉はホエー豚や鹿肉。正直量が足りないかと思いましたが、食べてみるとお腹いっぱいでした。昼の毒素(量が多いだけか)が体から抜け出るような夕食でした。
食堂には古いミシン。よく見るとトヨタのロゴ。トヨタ織機?
私の部屋はこの二階部分。下は大浴場。
翌朝は近くのトロッコへ。人力トロッコを昔の鉄道痕を使って運営しているところがあります。
ウチはチビがどんぴしゃでNHKの子供向け番組見てますので、そこで去年乗っていたトロッコを見つけパパプチ喜び。
さすがに一人では恥ずかしいので乗りませんでしたが、二社あり、下の写真は小さいやつです。どちらも楽しそうでした。
帰りは晴れの予報が外れてどんより曇り空。仕方ないので、家族で行きたいねといっていた十勝千年の森に行きました。もちろん下見です。
十勝の大自然をより自然に近い形で後世に残そうという趣旨だと思いますが、きれいな施設で好感度は高し。レストランではメインプレートに加えて野菜のブッフェつき。心惹かれましたが我慢。それよりあるところより先は入園料がかかるんですが、一人800円。ちょっと高くない?だって基本何も無いところですよ。丘に歩いて行くくらい。なんか現代アートがいくつか飾ってあるようですが親子3人では2000円以上。しかも飯などは別。そこらの野山を歩きますっって。
つまらないので横にある町営牧場の展望台へゴー。
天気が悪かったのですがすごい開放感です。今まで行った展望台系の中でも屈指です。残念なのは草に入ったらいけないらしく、車をギリギリで寄せられなかったこと。
こうして満足して帰ったわけですが、途中でちょっとミソ付けました。
16キロオーバーだそうで。んなもん北海道の都市間の国道でそんなスピードで引っ掛けるんじゃねーと言う心の叫びはともかく、かなり納得いきませんが先ほど国家への寄付を完了してきました。
翌日月曜日は自棄酒です。
釧路は福司。根室は北の勝。蟹は毛ガニ。すいません。自棄酒なんで在りし日の姿を写真に撮ることなく食べてしまいました。ただしこの日はロシアものでした。でもおいしかったですよ。実は980円でしたが...
走行動画は現在編集作業待ち。もうしばらくお待ちください。気が向いたら作業が進みます。
Posted at 2009/09/01 16:11:00 | |
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