オイルパンガスケット交換(重要な失敗しにくいオイルパンパッキンの打ち換え方)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
オイルにじみや漏れがあると車検通らないし、オイル量が減るとエンジンオイルやオイルが届かなかった部品の劣化も加速しますが、頼むと工賃高い。駄目なら廃車にするつもりで、3回トライ後ようやく成功、今の車で2回交換して考察した結果をご紹介します。車屋だと当たり前の事かもしれませんが、ネットで見た感じDIYでつまづきやすいポイントがあります。
前日の夜のうちに
高さのあるスロープに乗せます。
低いとかなりきついです。
木製ハイリフトカーランプ自作は
https://minkara.carview.co.jp/userid/407402/car/2353895/4128344/note.aspx
エンジンオイルを排出して、エレメントも交換予定で作業のしやすさも考慮して外しておきます。keiの3型はオイルクーラーが上の方についているのでそれだけですが、4型以降はオイルクーラーもはずします。(なのでオイルクーラーの所のパッキンを予め用意した方がいいです。)
当日にやるとオイルがきれなくて、オイルを浴びることになります。
接着面もオイルが付着してると怖いのでオイルが落ちる時間は長めに取った方が快適に作業できます。
しかしあまり悠長な事も言ってられないので
前日の夜に抜いて、作業して、翌朝出かける前にエンジンオイルを入れるの流れで進めます。
2
HN22Sのターボの場合の場合、オイルパンを外すのにオイルクーラーが1mmくらい当たるので、エンジンオイルのエレメントと、その上のオイルクーラーも外します。
(※エンジンによってオイルクーラーが干渉しない場合はオイルクーラー外さなくても大丈夫な場合があります。)
オイルクーラーは24mmのディープソケットで外れます。
油が切れるまで時間がかかるので、これを作業日の前夜などに外しておかないと作業時に結構エンジンオイルを浴びながら作業する感じになります。接着面も極力油を切りたいですし。
(作業中ホースつないだままの外したオイルクーラーは新聞紙で包んで小さいビニールの買い物袋に入れてスタビライザーから吊ってました。)
オイルクーラーを外すエンジンの場合、オイルクーラーとエンジンの間のパッキンも交換しましょう。300円くらいの部品ですが、ケチるとここからもオイルが漏れるので悲惨です。
3
作業時はエレメントへの流路の部分からオイルが滴ると嫌なのでペーパーを突っ込んでおいた。
ミッションとの間のカバーを外します。
10mm2本
そしたらオイルパンの10mmボルトを全部外し
3箇所の10mmナットを緩めます。完全には外さずにオイルパンの落下止めに残しておきます。
正面から潜って左上の一か所は角度が付けられる工具じゃないと外せなかった(HN21S世代固有か?)
オイルパンを切り離します。
オイルにじみで漏れまでいってなかったので結構はりついてます。カッターでは苦戦は明らか。
オイルパンセパレーターでもにじみの多い辺りから攻めてようやく刃が入りました。
カッターでは時間と体力と精神力を削られます。
4
オイルパンはフロントパイプと。オイルパンの中のストレーナーの関係で、写真のように反時計回り、オイルパンの浅い方を車の前方に回す感じです。
5
ご開帳。
ストレーナーと滴りそうな所を拭いたりして、接着面は2cm幅くらいのスクレーパーでこそぎ落としたり、パーツクリーナーで吹いて拭いたりしました。
6
オイルパンを掃除。
ウエスでオイルの残りをふき取り
接着面は割り箸とスクレーパーと爪などでこそぎ落としましたが
金属のスクレーパーだと塗装がはがれたり傷が気になるのでプラとか木でコソギ落とす方が安心かもしれません。とりあえず割り箸は用意しておいて損はない。
最後にパーツクリーナーで拭きまくって流します。
なんだろうこの茶色、前車の4型のHN22Sにはなかった…前のオーナーのひどいオイルメンテの影響でしょうか?
歯ブラシ程度で擦ってもほとんど落ちませんでした。
アルカリ洗剤の
アサヒペン キッチン油よごれおとしハンドスプレー+歯ブラシでごしごし
これを何度か繰り返す
↓
水で流し
↓
ある程度乾いたらアルコール分の多そうなパーツクリナーで流した。
(水分や洗剤の余計かもしれない成分を極力残さないようにしたかったので)
↓
マットブラックな仕上がりで満足。
オイル管理が怪しい中古車は、何度かオイル交換し終えたらオイルパンを新品に交換してしまうのもいいかもとちょっと思った。
7
山場の液体ガスケット塗り。
DIYではよく手に入るホルツの液体ガスケットでトライされる方が多いですが…
チューブ本体の説明書きには5分で表面が乾いてからとなっていますが、オイルパンはそれだと漏れます。
粘度が低く盛りにくいです。
純正指定は スリーボンド1207F です。
近所だとアストロプロダクツが近いので、JBウエルドから
以前使ったJBウエルドのブラックはすでに硬化されお亡くなりになりましたので
今回はレッドで十分だろうと試してみました。
とても大切な事を言います。
1.均一に出しながら綺麗に高さを出して盛りましょう。(足りない部分を後から足してもあまり綺麗にできませんのでできれば1筆書きで済むとよりよい)
2.5分以内に貼り合わせてください。
3.貼り合わせは隙間なく、でも完全に締めない。時間を取って2度締め
取付直前にエンジンブロック側の接着面をさっと拭いて、ガスケットを塗った部分が不用意にぶつけないように注意しながら戻しました。
8
盛りの高さは十分なので、ナットの頭がツライチの辺りで貼り合せ、3時間程度経ってから(1時間とか書かれる事も多いが、柔らかいままつぶすと漏れやすいので、チキン野郎なので長めに)、はみ出た部分を切り離し、硬さや中の硬化具合を確認して、ラチェットの途中を指1本で回していった時に同じ位の抵抗感があるくらいの位置まで均一に近づくように増し締めした。
前車の時に具合がわからずネジ山を1ッ箇所ダメにしてしまったので注意が必要です。
できれば1日置いたほうがいいらしいですが、朝の出かける前にオイルを入れて漏れなし、通勤の往復を無事クリア。
なぜ失敗するかのポイントを押さえる事、焦らないように楽に作業できる道具を予め用意する事が大事だと思います。
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