
ネットでいろいろと調べてたら
「レゾネーターを外して、吸気効率アップ!!」
という結構お手軽なチューニングがあるんですね~
じゃあ、外してみるかっ! という前に
そもそも何でついてるの?
外すと弊害はないのかな?
という疑問が出てきたので、レゾネーターについて調べてみました。
ちなみに画像はMPVのレゾネーターを外したところです。
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レゾネーターとは共振器のことで、 resonator と書きます。
共振器といえば、ヘルムホルツの共振器が有名らしく、
ドイツベルリン出身の物理学者ヘルムホルツさんが、1860年代に共振器を作成したらしい。
一般的に「ヘルムホルツの共振器(レゾネーター)」といわれ、
この機器を使い、さまざまな共振についての理論が考えられたようです。
その理論を利用した身近なものは、
・ウーファーのスピーカーボックス(バスレフ型)
箱の一部に穴を開け、
スピーカーの背面から出た音の圧力を利用して低音を増強する方法
・音響ホールで使われている吸音器
こちらも箱の一部に穴を開け、
その穴の部分での空気の出入りによる摩擦熱を利用して吸音する方法
ということは、空気振動を増幅したり低減したりする二つの作用があるようです。
それでは、物理学的にもっとつっこんでみよう!
という展開は私の苦手な数式がいっぱい出てくるので割愛します。w
その後、なんとか理解できたのが「空気はバネである」ということ。
空気のバネによって大きな共振をおこせば増幅し、細かい共振をおこせば吸収されるようです。
と、ここで思ったのが
レゾネーターによって吸気を増幅させているのであれば、外しちゃダメなんじゃ?
逆に吸音しているのであれば、音は大きくなっても外して効率を上げてもいいんじゃ?
そこで、自動車で利用されているレゾネーターの効果を考えてみました。
1.増幅している可能性があるとすれば
サージタンクや吸気管についている場合かな?
バルブやスロットルの開閉に伴う空気の流れを
レゾネーターによって効率を高めているようです。
2.吸音している可能性があるとすれば
エアクリーナーボックスについている場合かな?
ボックス内にはエアフィルターという空気抵抗があるので、
1.のような効果はあまり望めないとして考えると、
ボックスに入る空気と吸気される空気の流れの音、
すなわち吸気音をレゾネーターによって吸音していると考えられますね。
ここで、MPVの場合を考えてみます。
レゾネーターはエアクリーナボックスの下に付いていて、エアフィルターより上流側にあります。
ということは吸気音を吸音している可能性が高いですね。
それじゃ、外しちゃいましょう~!!
仮に増幅しているかもしれないので、外した結果パワーダウンしたならば元に戻すのみ。w
と、覚悟を決めて外してみました。
外した結果はいかに!?
次回をおたのしみに♪
<追記>
オートエグゼのサイトをみたところ、
【Ram Air Intake System】の紹介文にこんなことが書いてありました!
「吸気抵抗となる量産の消音レゾネーターを取り除くことで吸気音もチューニング。」
ってことは、消音の作用があるってことですね! もっと早く気が付けばよかったw
Posted at 2008/08/07 17:25:59 | |
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