夕食は外食。ハワイ島では周りにレストランがなく、ほとんどコンドミニアムで作っていたので、夕食を外でとるのはなんとこの旅で初めて。ステーキ屋。まぁ特筆するところはなかったが店員の愛想はいい、やっぱ。
両親は2人だけだとこういうこと(海外旅行)はしないだろうと言う。そうかもしれない。65になった。名実ともに高齢者である。皺が増え肌がたるむ。妙に肉体の老いを感じるようになってしまった。父親のふくらはぎに残った靴下のあとがつらい。
老いは嫌だ。昔はそんな風に感じなかった。幽幽白書に出てくる美しい魔闘家鈴木は老いは醜いと言ったが、怠惰な肥満体ではなく、健康的に老いれば、いつまでもきれいだと思った。醜いとも思わなかった。だが最近は違う。自分の体も肌のがさつきや首や額の皺が気になる。ワイキキビーチの10代20代の女性は、そしてもう2度と手に入らない大切なものを象徴しているように思う。なお、ご年配のladyも多くおられた。
以下、メモ
6:30に起きてコーヒーとクッキーで軽めの朝食。隣のシェラトンからツアーのバスにのって野生のイルカウオッチング。北西部はワイキキとうって変わって自然が豊かで、ハワイ島の山がなだらかで雄大なのに対し、オアフ島は切り立った山が海岸のすぐ近くにそびえている。海は青く透明で結構な深さだろうが、海底の岩がみえる。こうなるとハワイ島の魅力が陰ってくるのが分かる気がする。野生のイルカが20頭ほど群れになって泳いでいて、時折ジャンプしてスピンしてくれる。夜行性らしく昼間は脳の半分を寝た状態で浅瀬で過ごし、夜に沖合いに出て小魚やイカなどを食べるらしい。しかし、そのイルカの群れのすぐ横をダイバーが泳いでいる。そういうツアーもあるし、車で来て勝手に泳いでいる人もいるようだ。次はあれがやりたい。イルカと一緒に泳ぎたいと船上の誰もが感じただろう。しかし、いまこの瞬間もspinner dolphin(ハシナガイルカ)がきりもみ回転でジャンプしているかも知れないと思うと少し楽しい。
帰り道の途中でアラモアナのショッピングセンターで下ろしてもらう。1時間の自由行動は30分ほどで飽きてしまい髪を切った。隣の人と同じような髪型にしてくれと言って切ってもらっているとどうも店員が違う言語で談笑している。聞くとベトナム語で、店員は全員ベトナム人だとか。それがきっかけで色々話したが最後にチップを忘れてすごい嫌そうな顔をされて全て台無し。おれが悪い。チップベースの愛想はこうなることを覚悟せねばならないだろう。日本がおもてなしと言うなら、チップがなかったと時の態度が問われる。髪型はベトナム人みたいになった。このリクエストはおすすめできない。
いったんホテルに帰って別行動。父親は昨日海で手を切ってしまい母親に水泳を禁止されたので、二人で動物園へ。家族の旅行で勝手に遊ぶのはどうかと思ったがたまには単独行動もありだろうということでおれはパドルサーフィン。立つのが難しいので最初は座りながら沖に出ていったが、そこでワンコがパドルサーフィンに立っているのを見つけて立たねばと何度かやってみたが、やはり大きめの波が来ると耐えられず何度も派手にこけた。じきに波に乗りたくなってくるが難しい。他の人にも気を使うし、かなり沖に出ても其所が岩場で浅く居間も少し足の裏がいたい。波に乗るならパドルサーフィンより単にサーフィンボードの方がやり易いかも知らん。寒くなってきたので終了。
夕飯後に銃を撃ちに行ったがアルコールを理由に断られた。父親はもう一生撃つ機会がないかもしれない。明日朝の飛行機で帰国するからだ。ハワイ島についてキラウェア行ってマウナケア行ってオアフ島着いてイルカを見ただけだ。もうそんなに経ってしまったのか。
Posted at 2018/05/05 21:55:49 | |
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