
北海道旅行の最後として、④旭川・登別編です。
これについては、今回の旅行のメインというより、お盆のお寺参りとセカンドドライバー(妻)の登別温泉+ウボボイというピンポイントの目的となります。
約700kmの距離を2泊で回った上に最後12日 17:00小樽発のフェリーに乗るため、移動がメインで時間短縮のため高速道路を最大限活用、というある意味面白くない移動となりましたが、少しだけ時間をひねり出して寄り道しています。
ちなみに、これまで(②③編)の移動はすべて高速利用せず、下道のみの移動でした。
もっとも、そもそも北の方は高速がありませんが。。。
では、また長編にお付き合いください。
【道程】
8/10(木) : 稚内 → 旭川
8/11(金) : 旭川(お盆参り) → 登別
8/12(土) : 登別 → 白老(ウポポイ) → 小樽
ちなみに、北海道来てから天候が良くなかったですが、この最後になり南に行くにつれ天気が回復、夏が復活してきました。
写真を通して、そのあたりも見ていただけたらと思います。
では、開始です。
【五日目】
稚内を発つ日が来ました。
最後に、もう一度MINIを北防波堤ドームへ連れて行きました(駐車場から10秒ほどですがね。。。)
ドームとMINI。
MINIのフロントのアップと。
写真を撮り終え、旭川へ約250kmの移動です。
が、お約束で途中寄り道します。
まずはこちら。
宗谷本線、抜海駅。
ここ、宗谷本線にある無人駅で、色々な映画のロケで使われた駅です。
が、近々廃止との噂があり、おそらく直接見れる最後チャンスと思い、立ち寄りました。
次に少し走って、こちら。 豊富温泉です。
豊富温泉はその名の通り豊富町にあります。
ここは温泉と酪農のまちで、豊富牛乳公社という最北の生産工場があります。
製品の牛乳には、セイコーマートのPBブランドの牛乳やコストコのSAROBETSU PREMIUM牛乳と、意外と身近にあります。
ここの温泉は、温泉に石油の成分が含まれているという、非常にレアな成分の温泉です。
皮膚疾患への効能が高いと言われ、尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎の療養湯治湯として名が通っているところです。
今回、訪れたのは豊富町営の「ふれあいセンター」になります。
建物入った時からかすかに石油のにおいがします。
お湯は、湯がありのあともしっとり・保湿をしてくれているような感じでした。
さらに、道端の交差点で見つけたお店(milkcafe&zakka FERME)へ。
お約束のソフトクリーム。
ここのソフトにはサイズがあります(ミニ・M・L)
自分は秒でLを選択。
でドライブ再開。
次は、音威子府村にある北海道命名之地という場所へ。
ここは、その昔江戸時代に天塩川流域をを調査した松浦武四郎という人が、この地で会ったアイヌの長老に聞いた言葉を元に「北加伊道」という名を生み出し、これが現在の北海道の呼び名のルーツとされています。
この碑ですが、国道沿いにポツンと小さな立て看板のような目印で入り口が示されているだけなので、気を付けていないと通り過ぎます。
また、碑の周りには人家もお店も何もありません。
本当に碑と横の天塩川を見るだけです。
ちなみに、この日はそれまでの豪雨による川の増水が引いた直後のようで、碑の下に引っかかっているのは流木等です。
おそらく、この碑のところまで水がきていてと思われます。
ついでに道のおといねっぷにも立ち寄り。
ここ、音威子府には少し前まで駅そばとして、黒々とした麺で腰が強いことが特徴の音威子府そばという名物のソバがありました。
が、製麺所が2022年に廃業し、合わせて蕎麦を提供しているお店も閉めたため現在はそのお蕎麦を食べることはできません。
写真の生そばありますは、上記とは別の製麺所が作る製品となります。
寄り道しすぎたので、少し真面目に走ります。
次は、士別の少し先道の駅絵本の里けんぶち、で休憩。
剣淵町は、絵本を題材にまちづくりをするというユニークな取り組みをしている町です。
道の駅のポストも、絵本の世界でした。
ということでようやく旭川着。
この日の宿。
最近、旭川に来るとよく利用しているOMO7(星野リゾート)です。
玄関で動物達がお出迎え。
ここ旭川は、みなさんも一度は聞いたことがあるはずの旭山動物園がある北海道第二の都市です(札幌は大都会すぎますが、旭川もそこそこ都会です by 元住人xylo)
このホテルですが、旭山動物園目当てと思われるご家族の観光客が多数宿泊しています。
夕飯は、現在東京から地元に一時移住している高校時代の友人と、塩ホルモンの店、炭やへ。
旨そうに焼いていない写真ですいません。。。。
旭川は、養豚も盛んで新鮮な豚モツが流通しているのか、ホルモンが旨いです。
二軒目におしゃれな角打ち、和酒角打うえ田舎へ。
いい夜を過ごせました。
【六日目】
まずはメインの用事、お寺のお盆参りへ。
さすがに、お参りの写真はありませんが、お寺へ行く途中の写真を少し。
旭川には、日本最大級?のロータリー交差点、常盤ロータリーがあります。
ナビだとこういう表示。
最近、ラウンドアバウトという形式の交差点がよく作られていますが、見た目は似ていますが、どうもロータリーとは違うものののようです。
ラウンドアバウト : 進入時に停止が必要ない。環道の車優先。
ロータリー : 進入時に一時停止や信号がある場合あり。 進入車両が優先。
ここは暗黙に近いルールもあるので、慣れていないとちょっとドキドキします。
特に旭川のロータリーは、国道が走っておりこちらが優先のようなので、さらにローカルルールがあります。
ロータリー進入の瞬間。
お寺参り後は、いざ登別へ移動。
ここからは時間稼ぐため高速道路を利用します。
途中の休憩その1、砂川SA
ここは、有名な北菓楼が運営しているハイウェアオアシスが併設されています。
お約束のソフトクリーム。 が、ピントが看板の方に当たっていて肝心のソフトはピンボケ(恥ずかしい。。。)
休憩その2、輪厚(わっつ)PA
このころになると、めちゃめちゃ暑かったです。
ただ、湿度が低いのか日陰に入ると快適です。
なぜか、休憩でスイカ食べました。 夏~!、です。
その後、少し高速を走って本日の宿、登別第一滝本館に到着です。
今回は、セカンドドライバーの接待なので、ガチガチの定番の宿にしました。
とりあえず、地獄谷へ散策へ。
ホテルのすぐ近くなのがうれしいです。
夕食時に、再度SORACHI1984を飲みました。
これ、サッポロビールのビールですが、上富良野産のホップ「ソラチエース」を使った、香りがよい美味しいビールです。
都内でもたまに飲める店ありますので、ぜひお試しを。
【最終日】
この日は、17:00発のフェリーに乗るため、だいたい15:00~16:00の間に小樽に行く必要があります。
なので、あまり観光ができないですが、目論見では白老町の「ウポポイ」と北広島市の「エスコンフィールド」立ち寄りです。
まずは、移動開始に際してホテル前の源泉公園にて。
鬼がかわいいです。
次に、予定外でしたが、登別温泉のすぐとなりの倶多楽湖(くったらこ)へ寄り道。
この湖はほぼ円形のカルデラ湖で、流入・流出する川がないため水質は極めてよく、透明度は摩周湖に次いで2位とされているところです。
写真でもきれいな水なのがわかると思います。
ただ、ここに寄ったことが後々響いてきます。。。
次は白老町のウポポイへ。
ウポポイ(Upopoy)とは、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」という意味です。
正式名称は、写真の看板にある通り「民族共生象徴空間」といい、主要施設としてて国立アイヌ民族博物館、体験交流ホール、伝統的コタン、広場、慰霊施設があり、アイヌ文化の復興・創造・発展を目的としたナショナルセンターです。
こちらは、国立アイヌ民族博物館。
かなり巨大な建物です。
こちらは、広場。
ポロト湖という湖です。
ここですが、想像以上に見どころがあり時間がかかりました。
特に提供されているプログラム・体験が豊富で朝から夜まで何らか行われています。
今回見れたのは、全体の1/3~半分くらいでしょうか。
次回は、一日使う覚悟で訪れようと思います。
自分は、幼少のころ比較的アイヌが身近だったこともあり、知っている・聞いたことがあることも多かったですが、アイヌ文化のすべて(資料・伝統芸能など)が一か所にまとまっているということで、一見の価値があると思います。
機会があれば是非訪れてくみてください。
なんやかんやで、最後に昼食も食べていたらあっという間に13:30回っていました。
さて、小樽に遅くても16:00までには着かなくてはならないが、ルート案内でも1時間30分の表示。 アクシデントリスクを考えると余裕はありません。
ここで、朝の倶多楽湖が効いてきました。
残念ながら、今回はエスコンフィールドはバス、としました。
まぁ、エスコンフィールドであれば、札幌近郊で電車でも行けるので訪問の機会は早く訪れるでしょう、きっと。
で、急いで高速で小樽へ移動。
最後にイオンで買い物していたら、フェーリーターミナル着は16:00ちょっと前。
すでに乗船が始まっていました。
ということで最後の写真は、フェリーターミナルから。
向こうに見えるのは、小樽の祝津です。
これにて北海道旅行記4部作(北海道内6泊7日)は完結です。
ダイジェストといいながら、今回初めて旅の記録をきちんとブログに残しておきました。
次に北の果てに行くのはいつになるか?(生きているうちに行けるかな?)ですが、次回の旅行の時に思い出して行こうと思います。
また、ご覧の皆さんに対しても、北海道の中でも情報量が少ない北の方の紹介が少しはできたのでは?、と自己満足しています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。