2012年02月28日

前に合わせて作成。
あとは仕上げ。
Posted at 2012/02/28 13:11:37 | |
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2012年02月21日

皇居坂下門。
お見舞いにきました。
次のお客様までの時間があったので、寄り道しました。
坂下門の記帳所で、退院を願って記帳。
早くよくなって欲しいです。
良くなってくれないと、今の日本は困ります。
Posted at 2012/02/21 11:37:16 | |
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2012年02月19日

ステッカーが決定しました。
黒と白の2種類
どんな、車種にも合う様にシンプルなデザインを坂野社長以下、社員様が選択!
なかなかスタイリッシュ!
欲しい方は、ALFADEPOTへ。
Posted at 2012/02/19 09:59:17 | |
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ALFAROMEO | 日記
2012年02月17日
ALFADEPOT の坂野社長から依頼されました。
私のもう一つのお仕事。
それは、
標識(看板、会社ロゴなど)のデザインや制作の仕事。
っで、今回は
ステッカーのデザイン。
ロゴはあるので、それを利用。
とはいうものの、トレースから始めないと元原稿がない(汗)
そこで、原案。
さてさて、どうなるやら。
Posted at 2012/02/17 10:06:51 | |
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ALFAROMEO | 日記
2012年02月14日
【博愛】
梅の木に花が付くと学校は、恋愛の季節に入る。いつの頃からか、女性から男性への告白の日というのが降って生まれた。また今や、男性から女性への告白に対するお返しの日というのがフっ飛んで生まれている。生徒はこの企画のかっこうの餌食となり、この恋愛の季節に夢中になる。このとき彼等がやっている事は、恋愛ではなく恋愛ごっこに近い。本人達は本気らしいが、物を渡すことにだけ意義を持っている者が殆どである。とにかく、物を渡すことが最先端なのである。中には催促する不届き者さえ存在する。また、自分で買って来て〈こんなに貰ったんだ〉と自慢する者までいるらしい。ここまで来るとこの日の意義すら消え失せてしまう。やっぱり恋愛は、遊びでなく、本気でなく、熱くもなく、冷たくもなく、なんとなくあったかいのが最高である。
二月に入ると殆どの女子生徒は、バレンタインデーのことで頭がいっぱいになってしまう。誰にあげようか、幾らのをあげようか、何処であげようか、そして何処で買おうかと尽きない話に花を咲かせている。しかし、学校はお菓子類の持ち込みは禁止である。ところが何故か、この日に校門で持ち物検査をする教員はいない。教員の間では〈この日に持ち物検査を実行したら、一生恨まれるぞ〉と言われている。昔から言う様に、色恋の話は他人が口を挟むものではない。これも考え方によっては〈学生時代の一つの想い出となるのだから大目にみよう〉と暗黙の了解事項となっているらしい。例外のない規則はないというが、実に勝手な例外である。
今年のバレンタインデーは土曜日である。別に過去に何か暗いことがあった訳ではないが、私はこの嘘の日が一年間の中でもっとも気にくわないのである。無理に人を好きになったり、嫌いな人にプレゼントしたりと、まるでエープリルフールの様である。せめて、生徒達には正直な言動・行動をとって貰いたい。私は事前に指導することにした。
「あと一週間でバレンタインデーですが、準備は出来ていますか。」
授業中にこんな話をする教員は、自分が貰いたいと思う奴だけであろう。
「そんなこと、教えないよ~。」
前列の女子が意地悪そうに答えた。断っておくが彼女は私の友達ではない。
「準備が出来る前に言っておきたいことがあります。先生はバレンタインデーの本当の意味を知りません。しかし、恋愛の意味ならある程度は分かります。バレンタインデーがどういう日であろうが、恋愛だけは本気で考えて貰いたいですね。つまり、もしあげるなら本当に想っている人、一人だけにあげて下さい。でないと、『愛』がどんどん薄くなる様な気がします。絶対に一人だけにあげて下さいね。そして、貰う方は催促なんかしない様にしましょう。貰えない人はどう転んでも貰えないのですから・・・。」
ある男子生徒が視線を一人占めする。彼の催促は強烈らしい。女子生徒は結構納得している様である。これで、彼等が恋愛をもう少し真剣に考えてくれれば幸いである。
授業が終わり職員室へ帰ろうとする私を生徒が阻む。
「先生。今度の土曜日はお弁当を持ってこないでね。絶対だよ。」
彼女は言いたいことだけ言って、去って行った。この内容から察するには、きっとバレンタインデーに弁当を作って喰わせるつもりらしい。毒味させる気なのか、私を好きなのか、どっちにしても迷惑である。相手に分かる様に行動するのは思いやりではなく、おせっかいでしかない。今度の土曜日は最低な日になるやも知れない。
バレンタインデーの当日がやって来た。彼女達は朝から落ち着かない。既に朝一で登校途中に渡してきた者もいるらしく、その結末をのたくっている。休み時間ともなると、一、二年生の女子が三年生の廊下をウロウロしている。まったく、若いということは良いことである。この日は国民の休日にした方がいい様である。
一時間目の休み時間に職員室でくつろいでいると、隣の先生が戻ってきた。
「先生。幾つ貰った?」
どうやら、チョコレートの数のことらしい。
「『愛』の篭(こも)っていないチョコレート五個です。」
三年生の女子から貰ったものである。
「今五個だと、いけるかなぁ。今までの先生の最高は、紙袋一袋だから記録を抜けるかも知れないなぁ。しかし、いいよなぁ。」
別に記録等どうでも良いことである。貰ったからと云って、人気がある訳でもない、もてる訳でもない、偉い訳でもない。唯、チョコレートを貰っただけである。教師と生徒の間には、赤い境界線はあっても赤い生糸は存在しない。こんなもので人間の価値観は判断出来ない。と、生徒が後ろに立っている。
「先生、これ。義理チョコだから、受け取ってね。」
自分のクラスの生徒である。どうも、私の言ったことを理解出来なかった様である。だが学生時代の想い出になる日には、[怒らない主義]の私はその場を取り繕った。そして、次の休み時間も、その次の休み時間も、生徒がやって来てはチョコレートを置いていく。私は挫折感に苛まれていた。到頭、放課後がやってきた。
「先生。お弁当を持ってきました。食べて下さい。お弁当箱は後でまた取りに来ます。」
またまた、彼女は言いたいことだけ言って、去って行った。弁当箱の蓋を開けると、そぼろ飯である。私は肉と魚が大嫌いである。このことは生徒達も良く知っている。なのに何故彼女は、そぼろ飯を入れてきたんだろう。貰ったものを食べない訳にはいかない。無理して全部食べた。洗って返すと捨てたと思われる可能性があるので、そのまま返却することにした。それから三〇分して彼女が現れた。
「先生。肉が嫌いだから、食べられる様になって貰おうとそぼろ御飯にしたんだ。」
このとき私は、いずれ彼女を嫁に貰うことになる人を哀れんだ。紛れもなくおせっかいである。気持ちは有難いが、実に残念である。
結局私は、二袋の紙袋を下げて帰ることとなった。ツルちゃんも言っていたが、後から良く考えてみると[義理チョコです]と態々言って、渡すのは変である。が、面倒臭く・照れ臭いので、〈もてるんだ〉ということにして、ここは流すことにしよう。
帰りがけに、あるプライドの高い経験豊富な先生が〈幾つ貰った?〉と聞いてきたので、〈まだ、一つですよ〉と答えた。すると、〈俺は三個だ、勝ったな〉と言っていた。実に気持ちに正直な良い先生である。
これで、二年生の行事は学期末テストを残して終了した。髪の色は一人の女子生徒を除き黒になったが、退学一名、留年二名を出してしまった。これで努力したと言えるのだろうか。来年こそは、退学・留年者を出さないクラスを作ってみたいが、それにはちょっとチョコレートを貰いすぎの様な気がする。
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Posted at 2012/02/14 13:43:50 | |
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