パワーと重量のお話です。
ヒルクライム、つまりは山登りですから、パワーはあればあるだけ有利 重量は軽ければ軽いほど有利です。
今回はクラス分けと従来の参加車のクラス見直し、常連メンバーの車両変更で
いろいろと結果にも変動が出ました。
僕のクラスはD4クラスで
1989年以降の 1601~2000ccの車両
ターボは付いててもいいのですが、ターボ係数は1.7掛けられますので1Lエンジンのターボになってきますね。
昨年まで一緒だった昨年のウィナーマシン なんさんのエリーゼVTEC換装は
排気量でいくとこのクラスですが、上のクラスになりました。(速すぎるから?)
あとスゲーかっこいい黄色のNAロードスター改も今回不参加でした。
あとS2000でメチャ速い名神タイヤ宗藤さんは86レース転戦中で、そちらに専念で不参加。
これまた常連のhide's先生は今回旧86に車両変更で1600以下のクラスで。
これはボクシングでいうと減量して下のクラスへいくようなもん。
関係ないですけど、実際に体重を昨年より7~8キロ絞ったそうです。
医療の世界におられるから意識して節制されてるのもあるとは思いますが、
「運動して痩せた」とおっしゃってました。今年還暦。
素晴らしいです。すごいです。見習わなければ。
それに比べ、僕はというと、一昨年くらいに最高潮79kgぐらいだった体重を順調に落として、8k減の71kgくらいまで持ってきてたのです。
<ええ、昨年の冬12月ごろまでは!!!>
正月明けに1kg太って72kgになってからというもの、1か月に1kgずつ
順調に体重を増し、現在75KGに。 なにやってんだ、というていたらく。
軽いリバウンドですな。
やはりhide's先生を見習って食生活の節制に加え、運動を取り入れていかなければ。
1年後のハチ北ヒルクライムには現状の5kgダウン70kgを目指します!
ここに宣言します!!
あ、 ウェイトはウェイトでも 本題は車の話でした・・・・・
さきほどのD4クラス。 常連さんがいない代わりに、初顔見世の方々が。
現行86の86レース参戦車両(シェイクダウンされた直後のもの)が1台
RX-8が2台(ノーマルベースのライトチューン車と思われる)
アルテツッアのメカチューン?された個体が1台。
僕の147TS。 計5台。
う~~~ん。 ヘタすりゃ昨年に続きまたビリだ・・・・・
というか、その確率が高い。
で、ちょっとは考えましょう。いわゆる作戦です。
競技なんですから、「ただ走って終わり。あ~面白かった」ではあかんわけです。
まず、競合車両の状況を見ます。
あくまで諸元表から。馬力、トルク、車両重量、パワーウェイトレシオの順で書きます
現行86 207馬力 21.6kg 1210kg 5.85
RX-8 235馬力 22kg 1350kg 5.74
アルテッツァ 210馬力 22kg 1360kg 6.48
86とRX-8はNAエンジンとしてはさすがスポーツカーといえるレベル。
アルテッツァは実用に使える4人乗りセダンであって、かつ2LのNAエンジンとしてはなかなかの数値かと。
86レース参加車両(今回はシェイクダウン直後の車両が投入された)は
ノーマル縛りのきついレギュレーションではあるもののLSDは当然仕込んであるし
レギュレーションの範囲で可能な限りのファインチューニングはされているだろう。今回このクラスの筆頭候補No1。
NAロータリーのRX-8というのはターボ係数も掛かってこないわけで、このクラスにエントリーするには狙い目の車種かもしれません。
でもマツダだったらNA、NBロードスター1.8Lエンジンや、NCの2Lエンジンも軽量でいいかもしれません。
NDロードスターは1600以下のクラスになります。
さて、そして・・・・
147TS 150馬力 18.4kg 1300kg 8.66
まったくお話になりません。 非力なうえに重い。
この時点で全く勝ち目はない。
じゃあGTA連れてきたらどうなるか?
147GTA 250ps 30.6kg 1390kg 5.56
お~~~いけるやないか! と思うでしょう?
でもね。 3.2LのNAエンジンはこのクラスのさらに上のクラスになるのです
いわゆるモンスタークラス化け物クラスです。 大排気量ターボも当たり前。
今回の総合優勝マシンもこのクラスから出てて(大スカさんの32GTR)
推定出力は500馬力を超えます。
申し訳ないけど、このクラスにエントリーせざるを得ないGTAには勝ち目は
ほとんどありません。
重い車重と重いドライバーwを非力なエンジンで上へ持ち上げる。
なんと可哀そうな147TS ああ無情・・・・・
あとはどうやれば短い時間でゴールラインまで持って行けるか?
それにつきます。 (あ、ズルは無しです。そもそもズルはできないし)
・一回乗せた車速をできるだけ落とさない
・上げた回転数を落としたくない
・コーナーで生じるエネルギーロスを減らす (横グリップ大で前へ行く力が落ちるから)
・トラクションの抜けを極力発生させない
・タイヤの空転もロスなので極力なくす
・1か所あるパイロンセクションでも速度落とさずできるだけ最短時間で元の速度に戻したい
言うは簡単、でもやってみるとチョー難しい
簡単に言えば、「アクセルほぼ踏みっぱ、ブレーキはほぼ使わない、できるだけハンドル切らない」
え? そんなので山を登れるのか? 直線じゃないのに?
登れるわけないじゃないですか(笑) だから難しいんです。
(その2)(その3)ではあらかじめの準備や、試走を計3本走る中で僕の考えた作戦やラインどり、そしてタイヤの事を。
(追記)過去ブログで取り上げたことある気になってる車の数値を
UP! GTI 116馬力 20.4kg 1000kg 8.62
1LターボでD4クラス(1600~2000)になります。 パワーウェイトレシオは147TSと同じくらいですね。
現行スイフトスポーツ 140馬力 23.4kg 970kg 6.9
1.4L ターボ なので 1クラス上がっちゃうのが残念。D5クラスですね。
このクラスはアバルト500やアバルト595がいます。 1台スイフト乱入で波乱が起こる感じですがどなたかいかが?
旧スイフトスポーツ 136馬力 16.3kg 1040kg 7.64
1586cc でD3クラス(1301~1600)に該当。
このクラスって普通考えるとこういった車やEG、EKシビックのSIRとか、要はB16Aエンジン搭載車がゴロゴロいてても不思議じゃないクラス。
EKシビックSIR 170馬力 16kg 1050kg 6.17
これははっきり言ってD3(1301~1600cc)クラスの数値じゃないですよね。
昔みたいにEGやEKが捨て値でゴロゴロ転がってる時代だったらなあ・・・
しかし、D3クラスは面白いと思います。 今後の展開にも期待ですね。