パーツレビューの方に質問を頂いたけど、長くなるのでコッチに書きます^^
【材料】
…カバー本体…
・塩ビ板 (ホームセンターの建築資材コーナーにあります)
・ステンレス板 (ホームセンターの建築資材コーナーにあります)
・強力両面テープ
・アルミテープ
・サンドペーパー(60番、320~400番、1000~2000番の3枚でOK)
…塗装関係…
・プラスチック用プライマー
・プラサフ(グレー)
・WRブルーマイカのスプレー塗料
・ボカシ剤
・クリア
・タミヤカラーポリカーボネット用PS33(チェリーレッド)
…文字部分…
・ニチバン マイタック コピー機用粘着フィルム リムカA4
・ほどよい大きさのSTIの文字 (市販のステッカーが一番いいかも)
・デザインカッター
…その他…
・アクリルカッター
・金属用ハサミ
・軍手
・エアダスター (あると便利です)
・静電気除去スプレー (あると便利です)
・マスキングテープ
【作り方】
1 フォグの型を取る。お好きなようにどうぞ(笑)
私は、どこの家庭にもあるラップを貼り付けて、マジックで溝をなぞって写し、
それに合わせて紙を切って、フォグ本体に合わせて微調整しつつ型を作ります。
2 塩ビ板を型に合わせて、アクリルカッターでカットする。

裏表両面をサンドペーパー(320番くらい)を掛けておいて下さい。
とにかく静電気との戦いなので、傍に掃除機と静電気除去スプレーは必須。
3 塩ビ板より2,3mm小さめに、ステンレス板をカットする。
断面が鋭利で危険なので、必ず軍手をはめて作業して下さい。
4 ステンレス板の断面に、ぐるっとアルミテープで縁取りをしておく。
自分の手とバンパーと、フォグカバーを外す時の糸が切れないためです(笑)
表面にサンドペーパー(60番くらい)を掛けておいて下さい。
5 塩ビ板をフォグの形に合わせて曲げる。
ガスコンロの魚焼きグリルに火を入れて、グリルから上がる余熱で塩ビ板を熱します。

あまり熱しすぎると、フニャフニャになって扱いづらいので注意。
最初は、端材の塩ビ板で練習した方がいいかも知れません。
カーブの感覚は、手でフォグを包み込んで覚えておいて下さい(笑)
…ちなみに、KEY COFFEEのココア・オ・レのビンのカーブと
かなり似た角度です。
※ 軍手にイボが付いている場合は、イボ面を手の甲に向けて作業しないと、
塩ビ板にポチポチが残ります。
かなり熱いのでヤケドに注意して下さい。
こんな感じになりました。
6 ステンレス板を曲げる。 これは力任せにグニャッと(笑)
5と6の作業を逆にやった方が、塩ビ板の曲げ角度が掴みやすいという説もある(´‐ω‐`)
7 塩ビ板の裏面に、ステンレス板の表面を貼り付ける。
両面テープでOK。 シリコンリームバーを使うと尚OK。
8 合体したブツの塩ビ側をシリコンオフした後、エアダスターで表面のホコリを払い、
プラスチック用プライマーを2回くらい吹いて下地作り。
ホコリがなかなか取れない時は、静電気除去スプレーの出番です。
9 プラサフスプレーで下地作り。
この作業に入る前に、塩ビ板カットの時に、うっかり深い傷を残してしまった場合は、
ピンホールパテなどで傷を埋めてペーパーでならしておいて下さい。
10 WRブルーマイカで塗装開始。
バンパーと色が合うまで何度でも塗る!!(笑)
2回くらい塗った所で、塗装のシボを消すためにも、サンドペーパー(1000~2000)
で水研ぎする。
更に仕上げで塗る。
11 いい感じになったら、ボカシ剤を吹いて色を安定させる。
12 完全に乾いたら、クリアを吹き付ける。 ここで失敗すると全てが水の泡です。
くれぐれも缶を近づけ過ぎて、気泡を入れないように…
そして、しっかり乾かす。
その間に、文字入れの準備。
13 STIの文字を入れます。
面倒くさい場合は、1枚2100円のステッカーを貼ればいいと思う。
より完成度を上げたい、または、ケチりたいという人は、文字も塗装しちゃいましょう(笑)
粘着フィルムにSTIの文字を書き写し、デザインカッターで慎重に切る。
それを2枚作ります。
14 しっかり乾燥した塗装済みの板に、フィルムを慎重に貼り付ける。
文字周りは特に、フィルムに隙間が出来ないように注意して下さい。
…当然だけど、左右対称になるように、位置はしっかり確認すること。
15 フィルムから露出しているのは、文字塗装部分だけと言う状態にマスキングしてから、
タミヤカラーを吹き付ける。
下地のWRブルーが見えなくなるまで、3,4回。
一度に厚塗りするとフィルムの隙間から流れ込んでしまうので、薄塗りが鉄則。
ここにクリアを吹き付けると、タミヤカラーが変色するので、クリアは無し。
16 乾いたらフィルムを剥がす。 何度やっても感動の瞬間がここにある(笑)
17 もし、はみ出たりしてたら、タッチペンとコンパウンドで修正しておきましょう。
18 フォグ部分に両面テープで貼り付ける。
その前に、ステンレス部分に余計な塗料が付いていたら、落としておく。
ついでにテープ部分はサンドペーパー(60番くらい)で傷を入れておくと
テープが密着していい感じ。
書き出すと長くなるけど、やってる事は、『切って、塗って、貼る』ただそれだけなので
一つ一つの作業を丁寧にこなせば、簡単なものです。
作業は塗装の乾燥時間も必要なので、2,3日くらい掛かりますが…
実は整備手帳に手順を載せようかと、途中まで写真を撮ってたんだけど
途中で写真撮るのを忘れたため、UPを断念しました(笑)
なので、主に文章での説明となり、小難しくてスミマセン;
このアクリル板や塩ビ板の加工技術を応用すれば、アイラインやテールランプカバーなど
色んなパーツが自作できるので、結構便利です(´∀`)
あと、このフォグカバーの場合は、装着したままフォグを点灯しないで下さいね。
塩ビ板は耐熱温度が60度くらいなので、フォグの熱には弱いと思います。
アクリル板を使えば耐熱温度100度くらいなので大丈夫かも知れないけど、
その分、加工が難しくなります。
【注意】 ここに書いた方法は、全て私ステぞうの我流の方法なので、正しいかどうか分かりません。
この方法でパーツを作り、事故や破損に繋がった場合にも、私は一切責任を負いません。
参考にされる方は、あくまでも自己責任でお願いします。