
ブルーオスカーが逝ってしまいました。
先週末から餌を食べなくなり、ついに給水口のところでずっと横向けになったままの状態に…。
かろうじて呼吸はしているものの、目の焦点が合わず、ただ遠くをぼんやり見つめているような感じ。
観パラDと塩浴の併用を行ってきましたが、回復の兆しは一向になく、このまま何の手も尽くさずに最期を看取るのは虚しいので、昨日の晩に最後の頼みの綱として残しておいた「ココア浴」を行いました。
ろ過フィルターを停止し、以前ココア玉に使ったバンホーテンの純ココアを少なめ(5g)に投入。
酸欠防止のため、エアーストーンを1個追加してエアレーションを強めにしました。
今朝起きてみると、ここ数日ずっと動かなかったブルーオスカーが水槽の中で動いている。
ココアが効いて回復傾向に向かっているのでは?と、思いました。
そして、前回の換水から約1週間が経つので、昼から換水を行いました。
すると、換水中にブルーオスカーの容体が急変…。
呼吸が停止…。
急いで人工呼吸ならぬ、人工エラ呼吸を施しました。
(魚釣りをしておられる方ならご存知かと。瀕死魚をリリースする際に行う救命法です)
どうにか息を吹き返してくれたところで、観パラD規定量に塩、そしてココア6gを投入。
それから2時間後、再度、呼吸停止…。
直接エラにホースを当てて呼吸を促すも、既に体力の限界…。
15時30分過ぎ、kiyoに看取られて息を引き取りました。
魚は死ぬ間際に一泳ぎ(ひとおよぎ)するといわれますが、これは本当ですね。
魚の死に目はこれが二度目ですが、ブルーオスカーもまた、最後は泳いで果てました。
水槽内を2、3周泳いで回ると、一度水面に顔を出して空気を吸い、沈むように息絶えた。空気を吸ったというよりも、その動作はまるで最後に何かを言っているように見えました。
死ぬ間際のこういった現象は、恐らく脳内に何らかの成分が分泌されて起こる本能ではないかと予想しますが、人の心拍数もそのようであると聞いたことがあります。生物の根本的なメカニズムは全て同じなんだということを教わったような気がします。
結果論になりますが、
瀕死状態でのココア浴。そして今日このタイミングで換水を行ったことが、そもそもの失敗だったと思われる方もいるかも知れません。
ですが、kiyoはそれが間違っていたとは思いません。最後の最後まで手を尽くしてやることが、熱帯魚飼育における愛情だと思うからです。
※写真は、先週のブルーオスカーの姿。これが最後の写真となってしまった。90cm水槽から60cm水槽へ隔離した日から、毎日じーっと隣の90cm水槽を見続けているブルーオスカーの表情が深く印象に残っている
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Tropical Fish | ペット
Posted at
2010/05/19 14:09:36