仕事に追われ、気付けば3月ももう半ば・・・。
天気予報を確認すると、次の週からはぐんと気温が上がるとの事。
この週末を逃すと、来シーズンまで一面の雪景色は見れないかもしれない。
丁度、いつもの旅行したい病が発病して毎日ウズウズしていたところです。
春が来てしまう前に、まだ残っている冬を探しに出かけることにしました(^^
3/12(金)
仕事をいつもより早めに切り上げて、家に帰って準備をします。
今年初めての遠征なのでパッキングに時間がかかってしまい、結局夜9時の出発。
うーん、前もって準備しておけば良かった・・・。
東名高速を西に向かってひた走ります。
西に向かうのは昨年の20周年MTG以来です。
名古屋からは名神高速、東海北陸自動車道の順に乗り継ぎ、
今度は北へ。

岐阜に入る頃にはさすがに眠くなり、道中のひるがの高原SAで仮眠することにします。
トランクから寝袋と毛布を取り出して、深夜2時、就寝。
3/13(土)
・・・・・・。
朝5時。
足元に冷たさを感じて起床。
外は雨が降っている様子です。
なんで足がつめたいんだろう・・・。
おもむろに手でフロア部分を触ってみると。
なんと、
足元に水たまりが!!
驚いて目線を上げると、助手席の三角窓上部から水がポタポタ落ちています!
どうやらAピラーのウエザーストリップが劣化して、水をうまく通してくれていないようです。
これを見て完全に目が覚めました(TT)
寝袋を仕舞い、お掃除タオルをフロアに敷き詰めます。
雨勢が弱まって、雨漏りは収まりましたが、
なんともほろ苦い雨漏りデビューになりました。
帰ったらすぐ対策しないと・・・。

傷心のまま、北上を再開。
あたりはスッカリ雪景色に変わっています。

30分ほど走らせて、富山県の五箇山ICで下道へ。
春が来る前にどうしても見ておきたかった景色のある場所へ
ロードスターを走らせます。
最初の目的地へは高速を降りて、2~3分程で到着。

世界遺産、飛騨・高山の合掌造り集落です(^^*
最初に訪れたのは、富山県五箇山にある、菅沼地区。

もちろん集落内は車乗り入れ禁止なので、徒歩で見学します。
まだ早朝のため、集落内は静寂に包まれています。
(うろついているのは私だけです)
この集落は白川郷ほど観光地化はしておらず、今も住民の方たちが日々の生活を営んでいます。

細かい部分までしげしげと見つめてしまいますね。
豪雪に耐える合理的な設計です。
(そして雪景色に映える、映える(^^ )
初めての雪景色の合掌集落に大満足です(^^*
さて、お次は白川郷を目指しますよー。
国道156号線、飛騨合掌ラインを南へ。

やはり豪雪地帯らしくスノーシェッドやトンネルが続きます。
と、この道をしばらく南下したところで思い出しました。
先程の五箇山地区にもう一つの集落、相倉地区があった事を(汗)
(完全にスル―しちゃいました)
そちらは次回の宿題という事で・・・(- -;
気を取り直して、車を走らせる事しばらく、
きました(^^*
白川郷の合掌集落!
まず向かったのは、ガイドブックなどでお馴染みの合掌集落が一望出来る
城山展望台。

良く写真で見る景色が広がって・・・、いるはずだったんですが、
見ての通り、ガスっています。
(朝早くだから仕方ないですね)
30分ほど車中で待ちましたが、一向に晴れないので
あきらめて散策することにします。

上の写真の一番手前のお宅です。
庄屋さんのお宅だったんだとか。
(今は一般開放されてます)

厚みのある茅葺き屋根。
30~40年毎に住民総出で張替えるそうです。
相変わらず雨が降っているので、雨宿りついでに中を拝見。

合掌造りは一階が住居で2~3階は養蚕のためのスペース。
長い年月をかけて燻された柱が良い色になっています。

糸巻き車。
小学校の国語の教科書で見た気がします。
(なんていう話だったっけ)

いかにもデジイチっぽい写真を撮ってみる。

五箇山と違って、こちらは完全に観光地です。
通りにはお土産屋さんと食べ物屋さんが並びます。

合掌造りの一番の敵は”火”という事で、至る所にある消火栓。
古いデザインで、集落に違和感無く溶け込んでいます。

しかし、雨が止みません(- -;
(駐車場に残してきた、ほたか号が気がかりです。)

ホンダ 初代ライフでしょうか?
思い出があって手放せないのかな。
(というか、これは放置か?)

ちょっと休憩。
通りには”甘酒”や”ぜんざい”の文字があふれてますが、
いつもの習慣でコーヒーを出している喫茶店に入っちゃいました(笑)

その後も集落内をうろつきます。
相変わらず雨が降っていますが、天気が悪くても、
それはそれでひとつの”味”になっています(^^
晴れるとまた違った印象になるのかな。
さて、お昼の時間になったので、昼ごはんが食べれそうなところを探します。
この天気にも関わらず、入り易そうなご飯屋さんはどこも満員状態。
んー、どこかゆっくり出来そうなところは・・・・。

探していると、丁度空いていそうなお店を見つけたので入店。
喫茶 落人さん
中は囲炉裏を囲む10席ほどの落ち着いた喫茶店です。
他の店の混雑とは別世界のよう。
(入ってよかった)

天井は、屋根裏が見えるように透明になっています。

ここではランチセット(1000円)を頂きました。
カレーの他に、飲み物とデザートの”ぜんざい”が付いてきます。
飲み物は、店内に無数にあるカップから好きなものを選べて、
ぜんざいは囲炉裏にかかっている鍋から好きなだけ取るセルフ方式(^^
店内は居心地が良くて何時間でも過ごせそうだし、観光地でこの値段なら納得レベルです。
(次回来るときもここでお昼かな)

歩き回って展望台に戻ると、ガスはすっかり消えていました。

そうそう、コレコレ(^^
この風景が見たくて来たんですよ♪
念願の景色が見れて大満足です。
さて、今日のお宿は高山市内に決めてあるので、
ぼちぼち出発します。
国道156号をさらに南へ。

名前が気に入ったので記念撮影(笑)

雪景色が続きますが、この日は気温が5℃以上あり、
路面凍結の心配は無さそうです。
同じルートを高速が走っているので、下道はガラガラ。
快適に雪景色を楽しみます(^^

雪国なのでパトカーも四駆です。

雨が上がったようなので、早速オープンに。

御母衣湖の周辺は幅の狭いトンネルやスノーシェッドの連続です。
普通のドライバーには険しい道でしかないと思いますが、
オープンだと楽しい(^^ ♪

やっぱりあったご当地ドリンク。
お茶の香りがして、飲み応えある味でした。

荘川を過ぎた後、高山市に向けて北上します。

この区間は朝通ってきた高速道路と併走しています。
このトンネルの先は、

この右手の山です。
この中を高速が走っているなんて、今の土木技術ってスゴイですね。

高速道路では到達出来ない、小さな峠。
気温はこの時点で6℃です。
(ひざ掛け、手袋が無かったら寒かったかも)

峠を越えると雪は次第に少なくなりました。
もう夕暮れが迫っているので、高山市内へ。
お世話になる、高山パークシティホテルに向かいます。

部屋はこじんまりした、

三人部屋でした(笑)
荷物を置いて、市内散策に出かけます。

高山市には大正から昭和初期にかけての古い町並みが残っています。

ほとんどのお店が五時過ぎには閉まるらしく、
骨董品店を数店覗いたあとは静かな通りになりました。

それでも散歩している観光客の方は多かったです。
(夕飯前ですしね)

この日は通りから少しはずれたトンカツ屋さんで食事しました。
(ガソリンスタンドの定員さんがお勧めだと言っていたので)
地元のお客さんが多くて、味も美味しかったです。
政かつ
味噌ヒレカツ定食 1150円
外に出るとすっかり夜になっていました。

コンビニで飲み物を買って、この日は早めに就寝。
明日は安房峠を通って、長野に抜けます。
後編につづく