クラッシックカーの宿命・・・・・

納車後、クラッチダンパーの破損？によりしっかり踏めないポルシェ・・・
大人しく走っていれば急に何かが起きる事はないよ！と言われ、帰路につきました。
シフトショックを除けば普通に走ります。
聞けば、僕のターボ、他のターボより少ないクランキングでエンジンが掛かります。
充分熱の入った状態でも、セルを回せば直ぐにエンジン始動！







後日、修理の日程と内容の確認の為、軽~く横浜までドライブ！
高速も空いていたので、ブースト計が動くのか？確認をすると・・・・

途中で変速が出来ない(汗）
クラッチが切れない・・・・(涙）

覚悟を決め、残りの惰性で安全な場所まで・・・・
その間、何度もクラッチを踏み返し、3速に力ずくで、グイグイっ！
あっ、入った！
その後はなんとか変速も出来る様になり大人しく走行しました。
当日は午後から雨予報でしたが、午前中から降り出し、クルマはすっかりずぶ濡れ。
雨が上がるのを待ち帰路へ。

修理予定は、先ずクラッチの交換（エンジン降ろし）
今はゴムダンパーではなく、対策品のスプリングダンパーのモノになるそうです。
合わせて各部オイル漏れの修理と点検もお願いしました。
漏れてるホースの交換、タペットカバーからも漏れているので、その調整も！

帰宅後、ボディを綺麗に拭き上げて、エンジンを掛けようとしたら、掛からない(汗）
時間を置いて何度か試してもダメです。
セルでクランクするも点火してない様子・・・・・
（燃料ポンプやトランジスターの音？はしてるみたいです）

主治医に電話して聞くと、CDI(トランジスター)かリレー(黄色いヤツ）がダメかも？

この２点は、出先での突然のエンジン不動に備え、予備品を用意するように言われていたので、手配はしてましたが、まだ手元には・・・・・
急遽、緊急手配をし、翌日引き取りの段取りまでしました。

で、翌朝、ダメ元でエンジンを掛けると・・・
普通に始動・・・・・(汗）
あれ？じゃあ何が原因？？

前日、何時もと違ったのは・・・・・雨？

デスビ内が湿気で？と勝手に解釈・・・


急遽手配し引き取ってきた部品。
デスビは点検してからと言う事に。

CDIについては、前オーナーさんの記載だとリビルト品に交換済み！と有りましたがよくよく調べると・・・・１５年前(汗）
年式から考えると終わる時期じゃん・・・・
ACコンプも交換済みと成っているので確認すると１０年以上前（笑）


そう、このクルマを下見した時に「あれっ？」と引っかかったのがタイヤでした。

選択しているメーカーは？(決して〇国製を非難はしていません）
稀代のスーパーカーに選択するのか？（汗）
しかも山が残っているから？と１０年以上も前のタイヤ（笑）
購入後の未来を予測させていたのだと思います(汗）

以前、C63を下取りに出した時に言われました。
「タイヤを見るとオーナーの思い入れ(どの様に扱って来たか）が解ります！」と。

このポルシェも、確かに大事に扱われてきた個体ですが、不具合を最小限に触ってきた程度なんでしょう？
これは、まぁ仕方が無い事・・・・・・

で、指定された日に工場へ自走(これ大事！）で入庫しました。

一番の懸案事項は


ゴムはブロック欠けをし、ディスクとは完全に剥離していました。
（これ、前オーナーは知っていたと思う・・・・・）

エンジンを降ろしての整備は、
当然クラッチ交換・・・
クランクシール(取付不良だった）の交換
シフトのユニバーサル廻りの交換(ネジが不良）
各オイルホースやラインの漏れているモノ、このタイミングでしか交換出来ないモノを交換。
（オイルタンク廻り、タービン向けオイルラインなど）
インマニしたのオイルラインも漏れていたので、インマニを外し、各インシュレーターの交換。
タペット調整とカバーパッキン交換(ここ漏れていた）
ヘッドのスタットボルトの点検。(折れやゆるに無し＆増し締め）
デスビの点検と整備(本体は問題なし）
CDIやリレーの交換（予防整備）
タービンとマフラーの取り付け直し。(スタッドボルト交換）
etc.

エンジンルームインシュレーター取付、各フードダンパー交換、ヘッドライト不具合の点検（未解決）など。



エンジン載せ時は立ち合いが出来、その作業時間は２時間も掛かりませんでした。

ヒューエルラインにエア噛みなどもあり、エンジン始動には少し時間が掛かりましたが、無事始動！


すると、燃料フィールター付近からガソリン漏れが・・・・・・(涙）


ということで、まだ納車には至っておりません(涙）


で、乗り出し(追加）はいくら掛かるのか・・・・・・

古い高級車(スーパーカー)とはそう言うクルマです・・・・・・。