ナキウサギ…氷河期からの生き残りの小動物が、ここ北海道の一部の山中にいると云う…
その事は以前から知ってはいたが、実は全く興味がなくこれまで華麗にスルーしていた(爆
興味を持ち始めたのは昨年黒岳から大雪山に足を踏み入れた時、その鳴き声を初めて聴いた時だ。カメラを持ち歩いているなら一度くらいは撮ってみようと思い始めたが、その時は姿すら見ることもできなかった。
そんな事をすっかり忘れた今年の7月、とある山にてその鳴き声を再び耳にした時
「そういえばまだ撮ってなかったなぁ。まぁ、また今度でいいや♪」
軽く考えていた(爆
そして、8月いよいよ本格的に
捕って撮ってやろうと山へと向かう。
場所は大雪山の一部トムラウシ…最高の舞台である。
もちろん用意周到に予備知識は軽く入れておく、出没しやすい場所、行動パターン等。
だが一つ気になることがあった、撮影した人は偶然とかたまたま撮れた等運良く写せたか、本格的にそれを撮影しに行った人か…その二通りがほとんどなのである。
私は思っていた。
「俺は晴れ男だ。つまりここぞという時は運が良い。つまり撮れる。」
根拠は全くないがなぜか自信だけはあった。
世代的には
「屁の突っ張りはいらんですよ!! 」
である(爆
登山開始後、数時間経ち出没地域に入り込んだ時、あちこちから鳴き声が聞こえた。
その時は目的地に辿り着くのを優先していたため、カメラは構えていなかったがとある固体がほんの2メートル程前でひなたぼっこをしているのを見つけた。
…まったく動かない…楽勝じゃね?
カメラを取り出す…構える…ピントがあった!
…瞬間逃げられた(爆
その動きまるでNTの如し…
その後カメラを構えた私の近くには全く寄ってこず、普通に歩いている人の側にはけっこう近寄っている。
かろうじて撮影したのがこれである。
№31 「かくれんぼ」

EOS 5D Mark II
EF100mm F/2.8L Macro IS USM
Tv 1/640
Av 5.6
ISO200
WB オート
だが、この画像本来なら没であるなぜなら元画像は

これである。
トリミングしすぎ。
もっと望遠持って出直して来い!のレベルである(爆
9月、私は70-200ミリを持って登山に行った。レンズだけで重さ1.5kg言わずもがな(範馬刃…)ナキウサギ対策である。おかげでテン泊なのにマット不携帯である(汗
初日からちょこちょこ動き回るのを見るがあまり数は多くない。だが、200ミリならいける範囲だ!
「だったらイケるぜ!」(柴千春談)
翌日いよいよ決戦の日が来た!
70-200を装着し自信満々にスポットへと向かう、すれ違った人がその姿を見て
「良く出てますよ!私はバッテリー切れちゃって撮れなかったけど…」
仇を討って差し上げることを心に近い、カメラを構える。
…見つけた!一気にズームで寄る!!ピントが合う!!!…逃げる!!!!
の、繰り返しである。
私はあきらめ帰り道の遊び用に100ミリのレンズに交換した。その時、頭上から鳴き声が!
№32 「たてがみ」

EOS 5D Mark II
EF100mm F/2.8L Macro IS USM
Tv 1/320
Av 5.6
ISO200
WB オート
C-PLフィルター使用
光の中髭が百獣の王のように見えた…
その後この固体は10分以上も微動せず
カメラを持たない人々を楽しませていた…
完全になめられていた、自然界で生き残っていたものには興味本位で撮影する者などヒマつぶしの相手なのだろう…
この小動物にからかわれた昼下がり、私はその腹いせに
とある方をからかったのである(核爆
Posted at 2012/10/02 16:16:59 | |
トラックバック(0) |
カメラ | 趣味