
本日、弁護士先生より
昨年の9/13追突(された)事故の第3回口頭弁論について、結果および経過報告の書類が郵送で届きました。概要は下記のとおりです。
a.裁判官から(当方車両の)傷の付き方からして、当方が左にハンドルを切って後退しながら、相手が右にハンドルを切って前進しながら、いわば斜めに平行になった状態で接触した可能性は残るし(?)、相手方の調査報告書(今回初めて証拠として提出されたもの)によると、警察の聴き取り結果として、当方車両も微速で交代(??)していたとの記録がある旨記載されていることから、現時点では7:3程度の過失割合を考えている(???)
b.次回はわたしが出廷し、裁判官の前で質問に応じることになるため、出廷をお願いしたい。もっとも期日後、相手方代理人と話をした限りでは、相手方保険会社としても和解については裁判官の心証にかかわらずある程度譲歩することは可能(????)とのことであり、代理人からガラスコーティングの半分を損害に含め、前回の和解条件の8:2から9:1の割合とする内容で保険会社を説得する用意がある(?????)話しがありましたので、和解に関し改めて考えを聞かせてほしい
以上、日本語は理解できるのですが、なんとも不可解な内容が多く、弁護士先生へ電話し事情を聞きました。
まず、a.については弁護士先生が「裁判官が言っていることがおかしい」と言うほど困った様子で、裁判官は相変わらずわたしが主張している事故状況では今回のような傷は付かないと言い張っているそうで、こちらで準備した
追加資料は何も採用されなかったそうです。
また、なぜか相手の調査資料の警察官への聴き取りが採用され、結果過失割合は7:3だそうです。これも弁護士先生は保険会社の事故調査はそういうものであって、片方のいうことのみを信用することに異議を申し立てたそうですが、結果的には認められていません。
ただ、このような状況にも関わらず、相手の代理人は前回より良い条件の和解案をこちらに持ちかけているそうで不可解なのですが、その理由は相手の本人が完全に本件を投出してしまっているそうで、保険会社・代理人ともに少々困っている様子とのことです。弁護士先生曰く、こういうケースは良くあるそうで、和解するのも手だという話がありました。ただ、裁判内で建設的な話は何一つなく、外野でような工作を図るというのは個人的にはスッキリしません。
今回わたしが何よりショックだったのは、新たな相手の証拠として提出された調査会社の警官への聴き取り結果のレポートでした。以下一部原文を転記します。
「本件事故の事故類型は一応『追突』で採っていますが、駐車場前方に停止中であった当方車両も微速で後退しています。後続の相手車両の一方的追突ではなく、一方の逆突も含む事故形態として記録にもそのように記載しています。」
これは事実と全く異なります。正直とてもショックですし、このようにして冤罪が生まれるのかと強く思いました。当時の警官とのやり取りを振返りますが、警官からの事情聴取の際、わたしの車両は停止していたことを主張しました。しかし、警官の記載メモにはわたしが後退しているという意の長い矢印が引かれていましたので、わたしは「後退していないから矢印は消してほしい」と伝えると短く書き直し、「それではわたしが、まだ後退していることになるのではないか?」と再度尋ねると、警察は「これはメモだから、後で正式書類へ転機するときに消しておきます」と言ってその場を納めました。その後、
事故証明は『追突』として出てきたのですが、それについて今回の調査で警官は「一応そう採っていますが・・・」とコメントしていて、これは一体どういう意味なのか(激怒)!その警官は若僧だったのですが、今時の若者のように「一応・・・」とか言っている対応の酷さに呆れて言葉もでません。だいたい警察は民事不介入じゃないのか(激々怒)!!
この警官の聴き取り結果については、こちら側も調査会社を使って確認することになったのですが、おそらく先にこのような証言をして、後でその警官が「間違ってました。すいません。」と素直に発言を撤回することも考え辛く、わたしは落胆しています。今回の訴訟においても大変マイナスな点だと思います。わたしの保険会社が初動でしっかり聴き取りしてくれていれば、こんな事にはなっていなかったかもしれません。
次回期日は少々先で5月中旬、実はその時に裁判官も変わるそうです。それにしても当事者も揃わず、裁判官もコロコロ変わって、こんな茶番劇に長い時間を掛けるのも少々馬鹿らしいと今回思ってしまいました。相手が提示した和解案で実質ほぼ損害額は補填できそうなので、そうすることも一つの手かもしれませんが、正義を貫くか?妥協するか?悩ましい限りです。
Posted at 2009/03/28 01:35:38 | |
トラックバック(0) |
訴訟事故 | 日記