H56Aオイル交換(上抜き編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
大晦日に年内最後のオイル交換をしてみました。
今回は前回のように下抜きではなく実験も兼ねて敢えて上抜きでの作業を企んでみました。
用意したのは
極貧オイル交換2点セット
大昔に買った電動式オイルチェンジャー
オイルチェンジャー駆動用のバッテリー充電器
廃油受け用の空のオイル缶
ボックスレンチ&オイルフィルターレンチ(カップ経68㎜)
幌布屋さんから端切れを貰った・養生&寝板代わりのテント生地素材のビニールシート
オイルドレンプラグリムーバー(念の為)
ブレーキクリーナー
小汚いウエス少々
以上です。
下抜きと比べて用意する道具が多いです…。
2
まず最初にオイルチェンジャーのセッティングから始めます。
これが結構面倒でした。
オイルチェンジャーは車両のバッテリーに繋いでも動きますが…
折角ガレージにAC電源を引いたので充電器からDC電源を取りチェンジャーを駆動させます。
この時の京都市内は冷たい北風が吹き付けかなり寒かったです…。
やっとセッティング完了した時に携帯が鳴り急遽仕事になってしまいましたーッ!
慌てて器具を撤収しオイル交換は年越し確定~。
3
皆様…あけましておめでとうございます。
元旦を迎えました。
1日の京都市内は強風だった前日より寒くチラホラ雪が舞ってました…。
震えながら昨日と同じセッティングを施し
いざ吸い上げ開始!
このオイルチェンジャーなる機械は…駆動音が《結構やかましい》です。
静寂漂う元旦の京の街にカタカタと響く安っぽいポンプのクランク音!
ご近所様‥ごめんなさ~い。
4
上抜きはオイルのレベルゲージからオイルパンまで樹脂製ホースをぶっ差して溜まってるオイルを吸い上げます。
車種によってはオイルパン内部のバッフルが邪魔をしてオイル下層まで到達出来ずあまり吸い上げれない事があるので注意です。
(RB26に至っては一滴も吸い上げられないらしい‥Byオートメカニック)
パジェロミニでは問題なく吸い上げられましたが
事前に暖気してたのにも係わらず外気温が低かった為に吸い上げ時にはオイルが冷えてしまっており固いオイルを飲まされ続けるポンプが苦しそうな悲鳴をあげておりました(笑)
画像では確認しずらいのですが
樹脂ホースに可動式のゴムリングが付いてます。
これはホースがオイルパンに到達したと思われる位置まで差し込んだらレベルゲージの先端までこのゴムを移動させホース位置を保持するゴムなのですが‥コイツは使わない方が良いでしょう。
やはり吸い上げ始めるとオイルパンの中の油面位置は変わるしオイルパンのリブに溜まったオイルを吸い上げるには手探りが一番確実です。
誰でも安定した量が抜く事が出来る下抜きとは違い上抜きはホースの扱い方一つで抜き取れるオイル量が変わるので慣れが必要ですね。
病院で行われる痰の吸引や胃カメラの要領で吸い上げるのがベスト!
5
吸い上げもそろそろ最終段階。
オイルチェンジャー君も最後の追い込みに向かって必死に頑張っております!
小刻みに振動しながらカタカタ♪テケテケ♪コトコト♪と‥もうヤケクソ風に訳わからぬ音を奏でながら頑張ってるオイルチェンジャーを見てると何故か笑いが込み上げてきます。
ビジュアルも何か古風&偉そうな面構えで…昔のガッチャマンか何かで登場してた秘密基地のコンピューター風やな~。
君のボディの中心からは昔のコンピューター?ならお決まりの点字風レシートみたいなのビロビロ吐き出しそうな…
昔からあれには何て書いてあるのか知りたいと思ってたのは自分だけではない筈…。
6
オイルが抜けきったと思われたら並行してエレメントの脱着準備に入ります。
今回用意した激安オイルエレメントは箱に書いてある対応車種があまりにも多いのでパジェロミニの純正サイズである68㎜フィルターレンチが使えるか心配でしたが同じサイズだったので安心しました。
が・しかーし!エレメントは問題ないけど困ったのはオイルの方!
ピットペンなる激安SMオイルは従来のオイル缶ではなく樹脂容器。
別に容器は樹脂製で大いに結構なのですが‥キャップを開けると紙で封印されてるだけでノズルが付いてない!
おまけに紙で封印されてるコイツは開封する為の凸が付いてない為に指で突いたら勢い余って中のオイルが顔面にまで飛び散り新年早々ヌルヌルじゃー!(怒)
まぁ‥それは己の失敗なので仕方ないがノズルが無いのは致命的。
実際、パジェロミニへオイルを入れようとしてもオイルキャップからは一滴も入らず口から流れ出たオイルは容器を伝い‥底面辺りであらぬ方向へ流れ落ちるばかり‥。
新年早々飼い主もオイルまみれならばパジェロミニ(ボロ)もオイルまみれ‥泣!
こりゃアカン!
何か良い物は無いものか?…そうだ!
家庭用柔軟剤の口なんか良さそうだ!
キャップ径も同じ位やし!
フッ…こんな時はやっぱり応用だ!
そんな余裕もつかの間‥
と‥取れん…
柔軟剤って予め本体容器と外れないように中で殺してあるのかキャップを水道レンチで回そうとしてもガチガチで無理ぽい‥。
恐るべしフローラルハミング!
仕方がないので廃油受けにしてた空のオイル缶からストレーナーを外し‥樹脂缶と合体させて使う羽目に‥
7
やっとオイルをパジェロミニに注ぐ事が出来ました。
普段は500㎜のペットボトルの首を切り、じょうご代わりに利用するのですが‥(ホンダ・日産車はペットボトルの口と注入口が申し合わせたようにフィットするのでグラグラせず下手なじょうごより使いやすい)
三菱はオイル注入口が狭くペットボトルの口をコンロであぶり少し絞らないと入らず面倒なので今回は直接投入~。
画像では上手く入ってますが…この撮影後によそ見したら辺りにぶちまけました…。
挙げ句の果てには入れるのに集中し過ぎてオイルを入れすぎた~!
仕方ないのでまたオイルチェンジャーで適性量まで加減しながら吸い出す工程が追加・・
8
ま、予想してましたがエレメントを交換すると車体下はご覧の通りの有り様です。
上抜き故にアンダーガードを外して無いのでエレメント下のメンバーから伝ったアンダーガードもオイルまみれ‥。
本当はドレンボルトも開けて上抜きではどの程度オイル残留があるか確認したかったけど‥もうそんな元気はありませんでした…。
今回のオイル交換で分かった事は《パジェロミニは上抜きオイル交換はな~んのメリットもなし!》デス。
オイル缶のトラブルやエレメント脱着後の清掃作業・器具の後片付けを含めると下抜きの5倍の時間を費やした結果がこれかい!
バカ飼い主もパジェロミニ(ボロ)もオイルまみれで明けた新年でした。
補足・京都~広島間・860㎞を走りましたがピットペンの安物オイルは良かったです。
キャップの問題さえクリアすればイチオシなんですがね~。
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