
ヘンリー・サーティスの事故について
色々と調べてみましたが 少しわかったことがありますので
ご報告しておきます。
・F2のマシンを設計・製作しているのはウィリアムズ
・2005年のF1安全基準に基づいて車体が製作されている
・よって現在のF1規格と同じホイールテザーが規定されている
(具体的には900Jのエネルギーに耐えれるザイロンロープ2本だと思います)
なので 規定上はこれ以上ない状況であったようです。
しかしながら、規格・規定とは完璧ではないので、想定以上のエネルギーが加われば安全機構も許容範囲を超えてしまい 壊れてしまう。 ということのようです。
記憶に新しい機会では、2007年カナダGPのクビサの大クラッシュ。 やはりタイヤは外れてしまいました。 このように 想定以上のエネルギーには耐えられません。
今回の事故のきっかけとなったクラッシュも 速度が低いようですが どうやらそのように予想されます。
さすがにF2クラスですので、安全性への認識がしっかりしていると思いますから、そのチームがメンテ不足で規定の安全装置を使用していなかった・・・なんてことは考えにくいですよね?
結局は フォーミュラ特有の危険性なのでしょう。 残念ですがそのように感じました。 サイドプロテクターが大きくなったり、HANSが義務化になったり、 かなり安全面では向上しているのでしょうが、 やはり完璧ではないですよね。。。 もっと画期的な安全策ってないですかね。。。
※ホイールテザー
先日 ブログで書いた「ザイロンロープ」のことで
モノコックとホイール(実際にはアップライトかハブかブレーキ?)を
ワイヤー(ザイロンロープ)でつなぐシステムのこと
タイヤが外れてしまうアクシデント(またそれによる2次災害)を避けることが目的
わかりやすい例として 2005年 ヨーロッパGPでの ミカ・ハッキネンのクラッシュ
ホイールテザーにより タイヤがくっついてきています
Posted at 2009/07/22 22:24:40 | |
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