MLED2.0　Bi-LEDプロジェクター

またもや外見何の変化もない地味な加工を行いました。

今回はMLED2.0というBi-LEDプロジェクタです。ほぼ無加工で取り付け可能。パフォーマンスは超一流です。DOT FMVSS108　合格　ECE 112R Class 2合格!! ピーク輝度74,500cd　　配光は広角と遠達を両立するオールラウンダーです。

と、自慢するのも、このプロジェクタ、拙者が設計したでござる

語調が狂いました!!

汎用プロジェクタとしてデザインしてあるので、スペースさえあれば取り付け加工は容易であると思います。

マウントプレートに、車両に合わせて固定ネジが通る穴をあけます。

ランプ側は、、点線の部分を少々トリムするのみ。後は組み上げるのみです。

ドライバーはハウジングの底の部分に固定。ケーブルは適当な位置に通して作業は完了。

但し!!!　　この車両はDRLが標準でありまして、DRL時には片方のハイビーム入力の＋とーが入れ替わり、都合が悪いので、DRLはOFFにして置きましょう。

現在、LHD（左通行）用の仕様も制作していますので、興味のある方は、ぜひお試しあれです。
LHD仕様は、ECE 112R　Class2です。

こちら、配光特性。右通行のカットですが、左通行のモデルも基本は同様の仕様です。道路標識を認識するのに十分な、0度以上の照射も規制通りにカバーしています。

技術的な詳細に興味のある方は、DMでも、コメントでも、マニアックなサブジェクト大歓迎です。

放熱は底に配置のファンによる空冷です。
フィン間の風速、風圧、熱交換の効率を最適化、使用環境温度は65C程度。

全文英語なのですが、配光特性の重要性をこちらで説明してあります。

https://betterautomotivelighting.com/2020/01/23/high-quality-low-beam-distribution/

ピークがどれだけ明るいかは、遠くが見やすいかとは関係なく、照射距離と照度の適切な減衰が非常に重要です。また、広範囲を、自然に明るいと感じる配光バランスの理想曲線は、Lux=Cd/m² Cd=m² x luxに基づいてた指数関数的なカーブを持っており、このあたりの設計は、シミュレーションソフト無しでは不可能でした。



配光の蘊蓄に興味のある方、情報交換しましょう。