表立って話題になるほど存在感は強くなかったものの・・・一部のマニアからは熱い視線を浴びる車が2001年10月に発表された。アルピナ社のチューニングにより・・・BMWのZ8に5段オートマチックトランスミッショッン(マニュアルモード付)を組み合わせた「アルピナロードスターⅤ8スイッチトロニック」である。もちろんエンジンにも手が加えられ、あえて排気量を104cc落した4.8Lに載せかえ、最高出力は389psとZ8に僅かに劣るものの、最大トルクでは53mkgで僅かに上回るという面白い関係にある。日本ではニコルオートモビルズを通じ2002年末から販売が開始された。アルピナ社側は、当初333台の限定生産にするつもりだったが・・・予想を上回る反響を得たため555台まで生産枠を広げた。そのうち450台を北米へ出荷。日本への割り当て台数は19台であった。