
前回からの続きです…。
車を積載してくれたサミュエル青年とボンネットの中を覗き込み、スターターを回してみたりしましたが、お互いの結論はエンジン内部のトラブル…
フィエスタ号、フランスの超~田舎でほぼ完璧に逝ってしまいました…
その後永遠とも思える数分でしたが、過去3年間、文句も言わずに走り続けてくれたフィエスタ号君とはここでお別れと、うちの奥さんと決断しました。
修理するのにも時間とお金が幾ら掛かるか分からない…
母の希望であったモンサンミッシェルまで連れて行って(走って)くれたことに感謝しながら、フランスを別れの場所に選んだ愛車と涙の別れでした。
さあ、そこからはサミュエル君とGoogleの翻訳ツールを駆使しながら、パリ行きの電車が出る最寄の駅探しです。
すると、何とその小さな町にパリ行きの特急が停まる駅があるとのこと!!
出発時間を調べると、あと30分で列車は出発。その次の電車は3時間後!!!
30分後の電車に乗るっきゃないと思ったところで、サミュエル君が「駅まで送ってあげるよ」と神様発言!恩に着ます!
その30分後
我々一向はパリ行きの特急列車に乗っていました。(安堵感…)
とりあえずここで、お金も取らずに何度も電話の先で助けてくれた英語が達者なフランスのロードサービス会社の方に感謝の電話。
パリに着いたのは午後7時ぐらいで、そのまま(Gare du Nord)北駅へタクシー移動。
優しく穏やかな表情をした初老のタクシードライバーはジャン・アレジ並のアグレッシブな走りで(笑)パリの街を駆け抜けてくれまして
車内からエッフェル塔、オペラ座などの高速パリ見物をしていますと
あっという間に北駅に到着。
イギリスはロンドン行きのユーロスター(新幹線のようなもの)のデスクに行くと
今日中にイギリスに帰る事が出来る便では私にとっては目が飛び出るような金額のファーストクラスしか空きはなし…
しかし、一向全員でパリのホテルに泊まるとなるとそれもまた…
結局、そのファーストクラスでセレブな旅を満喫しよう(大袈裟~!笑)と、シャンパン(無料。食事付き)を飲みながら家路に着きました。
ホント、危機対応能力と度量を試される1日でした~。
何はともあれ
母がモンサンミッシェルを見れたのでOK!
と
奥さんと励ましあいましたとさ…。
Posted at 2009/12/09 02:28:14 | |
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