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2019年06月13日 イイね!

公平と平等

ベッテルのハミルトンへの妨害があったと見なされて、ペナルティを受けて
1位から2位へと結果が変更になった件。

YouTubeで海外サイトの映像を見ました。
その前に、本日、今宮氏のこの件についての記事を読みました。
表題が本音か、記事内容はできるだけ客観的に書かれている印象です。

この件について、私の結論は、そりゃベッテルがミスをしなければ
こういうことにはならなかった、です。

まずこのことがベースとしてあります。

F1がつまらないと言ったり、FIA、スチュアートの裁定に云々というのは
まず自分の立ち位置を明確にしてから述べるものでしょう。
と、思いますよ(笑)

件の場面は、映像で見ていただくか、
今宮氏の記事を読んでいただくかしていただければ十分です。

ベッテルのミスに対して、ハミルトンがどのように対応して
ミスをリカバリーするベッテルがどのように車をコントロールしたのか。

この件の本質は、スチュアートの裁定の基準だったと考えます。
彼らは、平等に扱った。
F1のトップドライバー(文字通り)2人の技量によって、
事無きを得た事案に対して
彼ら以外の人間が行うことと同じように裁定をした。
中団以下のドライバー同士がこれをやりあったら、
レース後にペナルティを加えたかというと、特に順位も変わらんし
衝撃的なクラッシュ映像が撮れない限りは、
国際映像にも映っていないから放置していたでしょう。
コーナーの立ち上がりの場面、ハミルトンが右側にコース壁、
左側にグリップを失って回復しつつあるスライドしているベッテルの
右後輪が自分の左前輪に迫ってくるなか、触れるか触れないかで
お互いをやり過ごします。あの時の速度がどれほどか。
普通のF1ドライバー(!)ならば
どちら側でも車体にダメージを負う結果になっていたでしょう。
そしてクラッシュ映像が国際映像に流れれば、それに見合った裁定をする。
そんなところでしょうか。

これは、何年か前のペレスとベッテルの同じ箇所でスピンをした結果の違いを
観察すれば理解ができることです。
ホームストレート手前でスピンをして、左側のピットウォールに向かっていく、
同じような場面において、ペレスは壁にヒットして損傷、現場でリタイア。
ベッテルはスピンをして斜め後ろにスライドする車体の後輪が
タイヤのゴムが壁に当たってクッションになるタイミングをミラーで確認しつつ
スピンから回復してレースに復帰。そのあと結局リタイアだったかな?失念。

これが普通の(中の上?中?)F1ドライバーと、年間優勝経験者の差異です。
日本人F1ドライバー?過去から抹消してください(毒)

平等な裁定では、ベッテルにペナルティというのが規約上のことでしょう。
それに最初に私の宣言した立場通りに
ベッテルがミスをしなければ、ことは起こっていません。
ただ、このアクシデントに対してスチュアートの裁定が
公平であったかと問われれば、否だと私は考えます。
2台ともお互いの卓越した操縦技術によって難を回避しているのだからお咎めなし、
とするくらいが
平等ではなくとも公平な裁定の仕方であったと思います(表現上断言はしません)

昨今のF1がつまらない、とは思いませんが、面白くなくしている原因には
F1に新自由主義経済の思想と、それに融和的な綺麗好きな思想が(遠巻き)
入り込んでしまっていることが根本的な原因なのでしょう。
しかし、F1が興行である以上、資本主義社会をベースに活動しているのですから
その資本主義経済の一つの思想である、新自由主義経済に浴していることは
現状致し方がないことでもあります。
新自由主義経済にしても、もう四半世紀も続けているのですから
いい加減、古臭くなっているはずですが、四半世紀前にこれが新しいのだと
導入を図った人たちの中では、
まだ自分たちの教科書は最新で社会的に普遍的な思想なのだと
思い込んでいるのでしょうか。

綺麗な夕焼け空を見て、明日の天気は晴れというのは科学的根拠がない迷信だ。
と、人々を説得する論理だけはメディアを通じて流すことは得意でも
では自分たちの予報の精度がどれだけ正しかったのかを歴史的に観察する能力においては、やや劣る点があるのは残念なことです。
Posted at 2019/06/13 23:50:26 | トラックバック(0) | F1 | 日記

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