
私の地域は中学校給食完全実施です。しかし、市内のほとんどは未実施で、今完全実施が求められています。
先日このチラシがポスティングされていました。これだけみると「議会が中学校給食反対」と見えますが、実はそうではなく「自校方式による中学校給食」に反対というものです。よーく見ないといけません。
中学校給食は実施をした方がよいということは行政も議員も理解し、実現に向けて前向きな検討がなされていますが、問題は方式です。
自校方式とは、中学校それぞれの調理室で調理をするという形で、温かいまま提供できることはもちろん、アレルギーなどの細かい対応もできることがメリットだと言われています。
一方で学校の設備を整える経費や人件費等、財政面に大きな課題があります。特に今耐震化を進めている最中なので余計です。
私の地域はセンター方式で、ある給食センターで調理され、配送される仕組みです。これはある程度集中して調理できるので、自校方式より経費を抑えられますし、温かいまま届き、アレルギーにも対応できます。デメリットと言えば、新たにセンターを建てる経費がかかるということですが、自校方式よりは安くできると言われています。
現実的に早く実施するためには、センター方式であるため、今回の「自校方式」が否決されたわけです。お金が貯まるまで待てるなら「自校方式」であるべきだとは思いますが、早く実施することを目指すなら、自校方式は現実的ではないということですね。
おそらく「行政の無駄遣いを減らせば自校方式で実施できる」という考えもあるのだと思いますが、できる・できないの堂々巡りをするより、センター方式でもいいから早く進めるべきだと思いますね。
私がセンター方式で育った人間なので、余計に思います。さて、世間の評判はいかに?
Posted at 2013/01/17 20:35:33 | |
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