
神戸新聞の記事より。
この記事を見ると、「仕事を選ぶからダメ。お金がないなら何でもいいから働け」という声が聞こえてきそうです。
20代後半~30代後半の比較的若い人や、製造業、建設業、IT関連で勤めていた人の失業が非常に多く、そのほとんどが非正規雇用です。雇用保険もかけてもらってないので失業給付も出ない始末。特に若い世代は、正規雇用の道が元々なく、製造業や建設業は、常用雇用自体が少ない現状です。これは、個人の問題だけではありません。
「働かないやつが悪い。自業自得」こんな声もあるでしょう。しかし、この方たちがもし生活保護になった場合や失業者向け資金を借りた場合、その財源は皆さんの税金であるので、失業問題は決して他人事ではありません。
仕事って収入だけじゃなく、そこのやりがいや働きやすさという環境も大切です。たとえ収入が少なくても働きやすければ相殺されるし、過酷な労働でも高収入があれば納得する人もいるでしょう。結局のところバランスです。でも、必ず担保されないといけないのは、安定した収入です。この安定とは、収入額ではなく、定期的なという意味です。
Posted at 2012/08/25 11:04:11 | |
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