
高齢化率が21%を超えると超高齢社会と言われ、現在日本は超高齢社会になったと言われています。
いわゆる地方都市の高齢化率が高く、大都市の高齢化率は低いです。
2010年の国勢調査によりますと、高齢化率が一番高いのは秋田県で29.6%です。
でも、秋田県の総人口は、108万5997人なので、高齢者人口約32万人と推計されます。
一方東京都は高齢化率は20.7%ですが、高齢者数は約262万人にのぼります。
これは、京都府の総人口に相当します。京都府がまるまる高齢者ということになります。
ちなみに、調査時期に若干の違いがあり、誤差はありますが、兵庫県は22.6%で
人口は、558万8,133人ですので、高齢者人口は約126万人と推計されます。
兵庫県は日本の縮図と言われている地域であるので、例としてあげてみますと
高齢化率が高いのは
1香美町 34.0%
2養父市 33.2%
3佐用町 33.1%
逆に低いのは
1三田市 15.8%
2西宮市 19.0%
3太子町 19.7% です。
兵庫県最大の都市、神戸市の高齢化率は真ん中よりやや低い29位で22.3%です。
人口は154万4849人なので、高齢者人口は約34万人。
34万人と言えば中核市を目指している明石市よりも多く、加古川市と高砂市の人口を合わせた人数です。
高齢化率が高いことばかりに目が行きがちですが、もっと注目すべきは高齢者数です。
高齢化が進む地域の多くは雇用がなく、やむを得ず都市部に出てきていると考えられます。
一方で、農村部や山間部に雇用を生むべく、いま環境ビジネスが注目され、
ビジネススタイルが確立されると都市部にはない大産業が農村部や山間部で生まれます。
しかし、大都市はこれから若い世代が年齢を重ね、いずれ高齢者になり、高齢化率を高くします。
また、若い世代向けに進んできた都市計画や社会保障も、高齢者向けにシフトすることを余儀なくされます。しかも、圧倒的に多い高齢者に対応しなければなりません。
農村部や山間部の方は、過疎化に苦しみながらも、様々な努力をされようとしていますが、
都市部の人は過疎地域の現状を他人事ととらえているのではないでしょうか。
いつか、都市部にはもっと大きな問題としてとらえなければならない時期が来ます。
その時に備えて、そのモデルというと誤解がありますが、今の農村部や山間部での課題解決に協力をすべきだと思います。
物事を、都市の中央のみで考えてはいけません。
まずは、高齢化率上昇は対岸の火事ではない事を意識することからはじめませんか?
写真は、うちの愛猫はなです。あいきょう抜群です。
うちにやってきてもうすぐ10年。もっともっと長生きしてほしいです。
Posted at 2011/12/13 19:34:41 | |
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