
様々な福祉制度やサービスがありますが、説明書きで「等」や「その他、必要と認められるもの」という表記をご覧になったことはないでしょうか。もちろん、すべてがそういうわけではありませんが、よく目にすることがあります。
日本の制度は、あくまで申請主義のため、聞けば答えてくれますが、聞かなければ教えてくれません。一部申請主義をタテにして情報公開をしなかったということで、苦情申し立てもなされていますが、現実は聞かれないことには答える義務はないという風潮は根強いです。
そして、その教えてくれる人は人間であり、感情があります。もし、担当者を恫喝するようなことがあれば、警察を呼ばれることにもなりかねないですし恫喝しないまでも、ごねるようなことがあれば、ますます積極的な情報提供はしてくれなくなります。
中には、ごり押しして、得したという人もいるかもしれませんが、その人にはそれ以降、その他のお得な情報は提供されなくなります。一時的には得をしても、トータルすればプラスマイナスゼロです。
私は支援の際は、積極的に情報の提供をします。しかし、情報が多すぎて選べない相談者が多いのも事実です。
では、その人にふさわしいと思う情報だけを提供したり、様々な選択肢を説明し、あなたにはこれが合うと思いますという情報提供をすると、それがうまくいなかった場合、つらく当たられることもあります。
となってくると、相談援助者は、今後その方には通り一遍の情報提供しかしなくなります。
結果的に、ごねごくはない、ということです。
写真は17日に参加してきた、兵庫県加古川市の長楽寺の水害復旧ボランティアの様子が神戸新聞に掲載されたので、ご紹介します。
(参考)
加古川市ボランティアセンター
http://d.hatena.ne.jp/kakogawavc/
神戸新聞WEBニュース
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0004692293.shtml
Posted at 2011/12/20 14:13:19 | |
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