八甲田山雪中行軍遭難資料館
明治35年1月起きた日本陸軍悲劇の雪中行軍資料館に行ってきました。資料館は、青森市から車で30分ほどの八甲田山の麓にあり、きれいな庭園のたたずまいの中にあります。
朝一番に行ったのですが、観光バスが多く人だかりで賑わっており、雪中行軍の悲劇を見入ってしまいました。
この資料館に行くきっかけは、添付写真にあるように「指揮官の決断(山本康博氏)中経出版」を読んだのが始まりでした。私も青森に住んでいますが、あまり雪中行軍には興味はなく、その史料も整理されたものに接する機会もなかったのですが、とても読みやすく、中身の濃いこの本には脱帽です。
本を紐解くと、実はこの雪中行軍は、同年同月に弘前隊と今回悲劇の青森隊の二隊による演習でありました。弘前隊は「弘前→十和田湖→南部→八甲田→青森→弘前」を制覇したのですが、青森隊は「青森→八甲田の手前」で、このように遭難したのです。
この悲劇の要因は何なのか、弘前隊の成果を封印する陸軍、弘前隊長と青森隊長にみる指揮官の違い、弘前隊は八甲田山行軍中に青森隊の遭難を知ってしまった・・・等々、歴史の真実は興味を抱かざる負えません。
こちらに来る機会がありましたら、是非立ち寄って見てはいかがでしょうか。
ちなみに資料館は、大人260円、子供130円、70歳以上と中学生以下は無料と、とても良心的な入館料ですよ。
住所: 青森県青森市幸畑字阿部野163-4 青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館
電話 : 017-728-7063
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