
GWを利用して、行ってまいりました。
軍艦島。
天気が良く、波も穏やかで、上陸できてラッキーでした。
正式名称は「端島(はしま)」ですが、タイトル画像の通り、戦艦(土佐)にシルエットが似ている事から、「軍艦島」と呼ばれています。
遠くから見るだけでも判別できますが、戦艦を形作っているのが、無数の建築物だという事がわかります。
この島そのものが炭鉱で・・・歴史は江戸時代からですが、石炭を獲る、という目的だけで、小さな島に何でも詰め込み、しかもそこで生活する、という、戦後の復興と高度成長期のパワーには驚愕しました。
480m×160mの島に、最大時は、人口約5,300人!!
こんなところが日本にあるなんて・・・存在を知ったのは、数年前に、市で管理して観光にアピールをし始めてからでした。
最近では、007の舞台としても有名です。
昭和47年に閉山しており、今は廃墟となっていますが、歴史的な建造物が沢山あり、歴史を観る事ができます。
限られた場所しかいけませんが、ここで働いていた方を含む地元ガイドさんの説明で、当時の様子が良くわかりました。
坑口桟橋跡。

この階段を上って桟橋に行き、最大1,000m地下へ石炭を掘りに行っていたという・・・
上方の構造物は、水道タンクです。ここから各家庭に配水していました。元の水は、対岸の島からパイプラインで送水していたという・・・
日本最古の鉄筋ビル。大正5年築です。

最古なのに未だ残っていられるのは、こういった場所にあるからでしょう。
厳しい環境の中、崩壊していないのは、当時の設計と施工技術の高さ、材料の良さの証明でしょうか。
廃墟の中の赤レンガが、鮮やかでした。

灰色一色ですが、ここだけ赤。
現在は、鳥が植物の種を持ってきて、当時は無かった緑も加わっています。
そして、島最大の集合住宅。

コの字型になっていて、中は広場になっているそうです。
おそらくは、その広場が007の撮影の舞台だと思われます・・・
車ネタではありませんが、久々感心したので、アップしてみました。
Posted at 2013/05/06 16:11:05 | |
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