
1975年に公開された香港映画、「中国超人インフラマン」です。手当たり次第特撮のDVDを買い漁ってた頃に購入した作品です(汗)。1970年代、当時の香港でも日本の「ウルトラマン」や「仮面ライダー」などの特撮作品が人気を博し、香港の映画会社「ショウ・ブラザース・スタジオ」でもこの「~インフラマン」が制作されました。
昨今の北京オリンピックや上海万博でも話題になっている中国の「パクリの文化」が、このイギリス統治時代の香港映画でも全開です(笑)。インフラマンや悪役の怪人の造形こそ日本のエキスプロが担当している事もあって、日本の作品と比べても見劣りしないレベルです!…が、普段は等身大のインフラマンが巨大化(!?)する時の効果音に、ウルトラマン登場時に使用される「アノ」効果音がそのまま使われていたり、その他にも所々聞いた事のある様なBGMが…。あと彼は、「超人ビーム」なる光線技を繰り出すのですが、その発射ポーズはどう見てもウルトラマンの「ソレ」と寸分変わらないトコなど、随所に「中国文化」を見せつけています(笑)。
とは言いつつ、この「~インフラマン」かなり真面目に作ってる作品だと思いますよ!なんと言っても、主人公のインフラマンのデザインはオリジナリティがあって、一概に「パクリ」とは言い難い独自性があります(笑)。全身真っ赤過ぎて、我々から見たら「闘う共産主義」って感じですが、元々が「中国超人」なんだから「中華思想万歳!」でも可笑しくないか…(汗)。まぁ…強いて言えば顔が少しだけ円谷プロのファイヤーマンに似てる感じが…する様なしない様な…?それと、アクションシーンはさすが香港映画だけあってか、カンフー主体の動きで演出されています♪インフラマンもインフラマンの味方も敵も、皆「中国武術の心得あり!」って感じですよ(笑)。日本の特撮ヒーローと香港のカンフー映画の要素が上手くマッチした(?)、なかなかの傑作と言っても良いのではないでしょうかねぇ~?
Posted at 2010/06/28 19:35:20 | |
トラックバック(0) |
特撮関係 | 音楽/映画/テレビ