
かなり久々の更新で、
悲しいお話を書くとは思いませんでした。
写真は、2004年 HONDAショールームにて
ホンダ、F1からの撤退を正式発表
以下、リリースの内容です。
**********************************************************************
「私どもホンダは、このたび2008年をもってF1レース活動から撤退することを決定いたしました。サブプライム問題に端を発した金融危機と、それらに伴う信用危機、各国に広がった実体経済の急速な後退により、ホンダを取り巻くビジネス環境は急速に悪化しています。当面の世界経済は不透明さを増すばかりであり、回復にはしばらく時間がかかることが予想されます。
ホンダはこの急激かつ大幅な市場環境の悪化に対し、迅速かつフレキシブルに対応してきましたが、将来への投資も含め、さらに経営資源の効率的な再配分が必要な必要との認識から、F1活動からの撤退を決定いたしました。今後のホンダレーシングF1チーム、英国でエンジンの供給を行ってきたホンダレーシングデベロップメントについては、チーム売却の可能性を含め従業員と協議に入ります。
ホンダは第3期のF1活動として、2000年よりB.A.Rとの共同開発という新しい形での参戦をいたしました。その後のF1を取り巻く環境変化により2006年よりホンダが100%出資するチームとしての運営に移行しました。最高峰のレースへの挑戦は、思いのほか厳しい道のりでしたが、多くの応援を頂き、2006年に貴重な1勝を挙げることができました。頂いたご声援に十分お応えすることなく撤退の決定をすることは大変困難をともなう決断でした。
今後は、この激動の時代を生き抜き、レースで培われたチャレンジング・スピリットをもって、様々な新たな課題に引き続き挑戦してまいります。
これまで、ご声援をくださった多くのファンの皆様、そして活動を支えてくださったF1界の皆様に対し、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました」
**********************************************************************
せめて、エンジンの供給だけでも続けていただきたかった。
ロス・ブラウン、ニック・フライを迎えて、始まったばかりのチーム建て直し。
見てみたかった。来期は、大幅にマシンが変化する年。その中でどう進化して
いくのか?ドライバーラインナップも気になるところでした。
会社が残る限り、次回の参戦を期待せずにはいられません。
帰ってきてくれる事を祈っております。そしてお疲れ様でした。
Powered By HONDA
追記
ホンダF1の売却先はエンジンとともに検討へ
2008年12月05日
今回のF1撤退に関して、これまでホンダレーシングF1チームとして活動してきたチームは新たな売却先を求めていくことになるが、大島裕志本田技研工業広報・モータースポーツ担当執行役員は「チームは新たなエンジンを探しながら活動していくことになる」と語っている。
ホンダのF1撤退に伴い、これまでF1界で活躍してきたホンダV8エンジンはF1から姿を消すことになるが、イギリスにあるチームは売却先を求めて活動することになる。つまり、2009年に向けたシャシーはすでに完成に近づいているものの、肝心のエンジンが無いということだ。
これについて大島役員は「現在具体的な名前があるわけではないが、1年間戦えるエンジンを探している。あるいはエンジンは半年で変えるかもしれない。いろいろな方向を含めて検討している」とのこと。
また、売却先については、「イギリスの従業員が今までに近い形で存続できるようなものが望ましいが、まったく決まっていない」とのことだった。
大島役員「成績不振が撤退の理由ではない」
2008年12月05日
今回の撤退の決定に関して、大島裕志本田技研工業広報・モータースポーツ担当執行役員は、「2008年の成績と今回の決定は関係ない」とし、昨年低迷した成績が撤退の原因ではないと語った。
また、撤退に対するイギリスの首脳陣の反応については、「ロス・ブラウン、ニック・フライは非常に残念がっていたが、昨今の経済状況をくみ理解してくれた。今後については我々がリーダーシップをとってやっていくと語ってくれた」とその反応を語った。「ジェンソン・バトンについては、まだその反応は聞いていない」とのこと。
Posted at 2008/12/05 18:21:27 | |
トラックバック(0) |
F1 | 趣味