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2015年02月25日 イイね!

大自然とファイトする、精悍4WD。

大自然とファイトする、精悍4WD。今回はトヨタ・ランドクルーザー(60・70系)を紹介します。

世界のあらゆる過酷なステージが認めたその走行性能と信頼性の高さを持ち前に、世界中で活躍しているランクル。



今回取り上げるカタログは、1984年にフルモデルチェンジを受け、70系が登場した時のものになります。

昨年より、国内でも豪州仕様をベースとした70系が限定復活販売されているのは周知の通りですが、もう31年もモデルチェンジすることなく生産されているのは基本性能の高さを感じますね。

70系発売当初は先代の40系を引き継ぎ、ショートボディのみの設定でした。

しかし3種類のルーフタイプを用意。

FRPトップ(BJ73V)




バンタイプ(BJ70V)




幌タイプ(BJ70)




中でも幌タイプはひときわスパルタンな仕様で、可倒式のフロントガラスや脱着式のドアフレームを備えた本格派。
グレードもスタンダードのみの設定で、トヨタ版ジープと呼べるようなものでした。

コクピットはシンプルかつ機能的にまとめられ、前時代的だった40系から比べると隔世の感がありますね。




しかし超ロングなシフトレバーにトヨタ車お馴染みの丸いベンチレーター、空調操作パネルなど、随所に70年代の雰囲気も感じられます。

快適性もかなり向上したのもポイント。
前席には、スプリングとショックアブソーバーを組み合わせたサスペンションシートが採用されているのは悪路走行を得意としたランクルならでは。




エンジンはランクル伝統のF型ガソリンを筆頭に3種類。




6気筒4リッターガソリンの3F型に、同ディーゼルの2H型、そして4気筒3.4リッターディーゼルの3B型。

70系には3B型のみ、60系には全種類のエンジンが搭載されました。

4WDシステムはコンベンショナルなパートタイム式をベースに、ワンタッチ2-4セレクターやフリーホイールハブを採用。

サスペンションは複雑なコイルサスではなく、シンプルで走破性や信頼性にも優れたリーフ式リジッドサスを前後に装備していました。


こちらはフルサイズのロングボディをもつ60系。




コンセプトは「トヨタの最高級4WDワゴン」とありますが、まだまだ高級化に向けての黎明期であったこの頃、「4WD=ジープ」というイメージの中では上質感あるモデルがこの60でした。

1980年デビューの60は、70系に比べさらに前時代的なインパネですが、独立式のメーターパネルは70よりかっこいいですね。



時流に合わせて4速ATや電動ムーンルーフといった快適装備も60系にはこの後どんどん追加されていき、クロカンの王者としての風格はより確固たるものになってきいきました。


70系のフルラインナップ。



上級版のLXと機能に徹したSTDの2グレードの設定。
STDは40系から引き継いだ、グレー塗装のリング式ホイール&チューブタイプのバイアスタイヤが標準でした。

60系のフルラインナップ&装備の数々。




こちらはハイルーフも設定される上級版GXと廉価版STDの2グレード。

バックドアがGXは上下開き、STDは業務使用を考慮して観音開きの設定でした。

ランクルは伯母が60に乗っていましたので、自分にとって思い出深い1台でもあります。

6発ディーゼルならではのゴロゴロとしたあのサウンドに、どこにでも行けそうなトルクフルで力強い、ランクルらしい走り。

現在販売中のランクル70を見ても、ハードは変われどそのスピリッツは確かに受け継がれているのを感じますね。

世界のフィールドで鍛えられてきたランクルのたくましさを、いつまでも残してもらいたいものです。
2015年02月10日 イイね!

WORLD SUPER SPECIALTIES

WORLD SUPER SPECIALTIES今回はトヨタのスペシャリティクーペ、セリカ(A60型)を取り上げます。








1981年に3代目へとモデルチェンジしたセリカは、先代までの丸みを帯びたスタイルから一転。




80年代らしいウェッジシェイプのスタイリッシュなフォルムに。



クーペとリフトバック(LB)という2つのボディを持つのは従来通り。
今回は触れませんが、LBには6気筒エンジンを搭載する上級モデル、XX(ダブルエックス)も設定されました。

因みに今回紹介するカタログは、1982年に年次改良が行われ、83年に後期型にマイナーチェンジするまでの前期型標準モデル。

さらに出元が定番のカローラ店ではなく、ランクルやダイナなどをメインに扱っていた「トヨタディーゼル店」というレアなものです。



XXや後期型「ブラックマスク」人気の陰に隠れ、セリカの中では比較的マイナーな存在ですが、興味深いポイントもたくさんあるモデルです。

リヤウインドウを立て、ルーフをスパッと切り落としたデザインが特徴的なクーペ。





スラントしたノーズには個性的な格納式のライズアップライトが備わり、後期のブラックマスクに対し、前期はその見た目から「ヒラメセリカ」の愛称で呼ばれることも多いですね。




LBの赤黒ツートンはXXのイメージが強いですが、今見ると標準モデルもなかなかかっこいいです。




82年には長年使われてきた2リッターDOHCの18R-GEUに代わり、日本初の1.8リッターツインカムターボ・3T-GTEU型を搭載するGT-Tが新たに登場しました。




160ps/21.0kgmというスペックは、当時としてはかなり刺激的。
1000ccも大きなエンジンを積むXX2800GTの5M-GEUでさえ170psしかなかったのですから、そのインパクトたるや相当なものでしたね。




一方、1.6リッターは初代から伝統の2T-GEUを継続採用。
但しこの前期型限りで2T-G搭載車は姿を消し、後期型ではAE86等でもお馴染みの4A-GEUにスイッチされます。

その他にも、従来型から継続された1.8LOHVの3T-EU型がSXに、同OHCの新開発1S-U型がST・SVに搭載されました。

インテリアも一気に近代化。





80年代前半トヨタ車の定番であるバーグラフ式エレクトロニック・ディスプレイメーターやサテライトスイッチ、8WAYアジャスタブルスポーツシートなど、スペシャリティカーのセリカらしいムードはたっぷり。


装備もエレクトロニクス化が進み、上級モデルと変わらないほどのものが奢られました。






クーペ/LBそれぞれのフルラインナップ。





2000GTの廃止で1600のみの設定となったGT-RALLYは、GTの装備を削減しリヤブレーキもドラムブレーキとすることで、コンペティションユースも視野に入れた硬派なセリカ。

唯一4速マニュアルの設定となる最廉価のSVは、現役当時でも出会うことはまずありませんでしたね。

この他にもクーペにはSVと同じ意匠に簡略化されながら、ツインカムターボエンジンをレギュレーション適合のためにボアアップした4T-GTEUを搭載する200台限定のホモロゲーションモデル、GT-TSがありました。

セリカといえば、やっぱりラリーのイメージがいつの時代もありますね。

今やセリカのポジションを86が担っていると言っても過言ではないですが、新生セリカの登場もぜひ期待したいものです。


2015年02月02日 イイね!

本当の豊かさを知っている人の、新しいRVのカタチ。

本当の豊かさを知っている人の、新しいRVのカタチ。今回はトヨタの4WDステーションワゴン、スプリンターカリブ(2代目・AE95G型)をクローズアップします。

1982年に登場したカリブはAL25型ターセル/コルサ/カローラⅡのシャシーを流用し、全車4WDという当時としては異色のラインナップでデビューした小型ステーションワゴン。




今回紹介する2代目カリブは1988年に登場、ベース車もターセル系からカローラ系にアップグレードされ、名実ともにスプリンターのワゴン版として、カローラワゴンとはまた違った個性を発揮していました。




スタイリングは先代のイメージを踏襲しながら車高は低くなり、よりスタイリッシュに。




今では当たり前になりましたが、縦長のテールランプは当時としてはとても珍しく、カリブならではの個性でしたね。








室内はカローラ兄弟のそれに倣ったもの。
インパネは当初90系カローラと共通でしたが、後期型ではレビン&トレノと同じ3連メーターも採用され、よりスポーティな雰囲気に。




エンジンは100馬力を発生する1600ccのハイメカツインカム、4A-FE型。
4WDによる重量増にも充分な動力性能と扱いやすさを持っていましたが、90年のマイナーチェンジではモアパワーを求め、高レスポンスを実現するLジェトロのエアフロを採用したEFI-Sの4A-FHE(110ps)に換装されました。


カリブ一番の売りと言えば、やっぱり4WD。




先代のパートタイム4WDからフルタイム4WDへと進化したシステムは、MTはデフロック機構付のセンターデフ方式、ATは油圧多板クラッチ付のハイマチック方式という
凝ったもの。

さらにトップグレードのAV-Ⅱツーリングスペシャルには、オフロード走破性を飛躍的に高めた油圧式ハイトコントロールを備えたハイドロマチックサスを採用。

インパネのスイッチを操作することで車高が30mmアップし、乗用車ベースのモデルながら悪路走破性は目を見張るものがありました。





ワイドさを増したラゲッジルームは想像以上に広く、使い勝手も良好。
レジャーグッズをいっぱいに積み込んで、楽しいアウトドアライフを満喫できそうですね。



用意されるグレードは、ルーフスポイラーやハイトコントロール、淡黄色ヘッドランプなどの標準装備したAV-Ⅱツーリングスペシャルを筆頭に4種類。





バブル期に登場したモデルだけにトップグレードもたくさん売れましたが、街中では普及版のRVスペシャルもよく見かけました。

逆に最廉価のAV-Ⅰはあまり出会うことはなく、4WDが必要な山間部の官公庁や企業で商用として使われることが多かったようですね。

その後2代目カリブは1995年まで7年にわたり生産が続けられ、コンスタントに人気を博したモデルになりました。

実際にスキー場やキャンプ場など、80年代後半から90年代前半のアウトドアシーンでカリブはまさに風景に溶け込む存在でしたね。




クロカンやミニバンがブームになる頃にはマイナーな存在になってしまいましたが、最近流行の「クロスオーバー」の始祖的モデルとして、カリブは是非とも記憶にとどめておきたい1台です。




プロフィール

「現行アルファードの後ろで信号待ちしてふと思い出す…
テールランプのデザインって絶対に∑ハードトップの二番煎じだよなぁwww」
何シテル?   09/07 10:57
ステップワゴンに乗っているみみ助です。 まだまだ子育て世代のお父さんですが、希少車や旧車が好きなせいでよく年齢詐称だと言われます。 それでもありきたりの...

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