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2015年07月26日 イイね!

ワゴン・ヨーロッパ

ワゴン・ヨーロッパ今回は日産・アベニール(W10型)のカタログです。



スカイラインとブルーバードのワゴン&バンを統合し、新たなミドルクラスワゴンとして1990年に登場したアベニール。



同時期にデビューした初代プリメーラとともに、ヨーロピアンテイストあふれるステーションワゴンでした。



スタイルは各所にプリメーラの雰囲気を残しつつ、ワゴンならではの機能美を感じるデザイン。



4ナンバーのカーゴも基本的には同じフォルムで、商用モデルにしてはスタイリッシュな外観が特徴でした。





インテリアは専用のインパネが与えられ、プリメーラよりも落ち着き感のあるテイストでまとめられています。







カーゴルームの広さもアベニールの美点。
リヤゲートを立てたデザインの恩恵でゆとりの積載量を誇りました。



搭載されたエンジンは3種類。
プリメーラやブルーバードと同じ2LのSR20DE型と、1.8のSR18DE型。
そして2LディーゼルターボのCD20T型も設定されました。



カーゴは一回り小さい1.6Lのキャブ仕様、GA16DSと、NAディーゼルのCD20型を搭載。



SR18DEは当初シングルポイントインジェクションのSR18Diでしたが、どれもプリメーラ譲りの快活な走りを楽しめるユニットでした。

2L車のみに設定された4WDはもちろん自慢のアテーサ。
カーゴにはシフトノブ上のボタンでワンタッチで切替可能なパートタイム4WDを組み合わせ。



現代と遜色ない装備の数々。
センターコンソールに設けられたパワーウィンドウスイッチもプリメーラ譲りでした。



アベニールの魅力をアップさせるオプション。



性格上オプション装着率は高いクルマでしたが、ウッディサイドパネルやリヤブラインドを装着しているアベニールは見たことが無かったですね。



「TWIN CAM 16VALVE」のステッカーは素敵だと思います。

ワゴン(初期型)のラインナップ。




グレード名がアルファベットの発音記号になっているのが特徴で、下からei(エイ)、bi:(ビー)、si:(シー)という遊び心あふれるもの。

実際街で見かけるのはほとんどがsi:で、ビジネスワゴン的存在のeiやbi:はまず走っていませんでした。

ワゴン(中期型)のラインナップ。


最廉価のeiはラインナップから外れ、代わりに本革シートを備えた最上級グレードのef(エフ)が登場します。

さらに特別仕様車としてスポーティな内装や充実装備が与えられたSalut!(サリュー)やsi:リミテッドも追加されました。

また、グリルガードや丸型フォグランプ、専用撥水シートなどを装備するオーテック仕様の「リゾートエクスプレス」も忘れてはいけない存在です。


カーゴ(後期型)のラインナップ。


最上級のVXはパーソナルユースにも応える、ワゴンbi:と同等の装備を持つ豪華版。

街中ではLX-Gが多かった気がしますが、最廉価のLは官公庁の公用車というイメージが強いですね。

その後アベニールは95年にビッグマイナーチェンジ。
アウターパネルを大整形し、新たに「アベニールサリュー」として98年まで販売。






スタイルはライバルであるレガシィと似たものに変更、専用だったインパネもP10プリメーラと共用になってしまって個性が薄れてしまいましたが、待望のツインカムターボ、SR20DET(210ps/28.0kgm)が追加されたのは唯一のトピックでした。

様々なライバル達がしのぎを削っていた90年代の2Lクラスワゴンの中でも、ひときわ日本車離れした雰囲気が魅力だったアベニール。

今やなくなってしまったと言っても過言ではない国内のステーションワゴン市場において、まだまだ光輝くモデルだと思います。
2015年07月20日 イイね!

HARDTOP INNOVATION

HARDTOP INNOVATION今回はホンダ・アスコットイノーバのカタログです。





アコードと並ぶミドルクラスセダンのアスコットに、新たなラインナップとして4ドアハードトップのイノーバが加わったのは1992年。



欧州仕様のアコードをベースに、本家アスコットより若干上級な派生モデルとして新たに登場しました。



スタイルはアスコットと同じく6ライトウィンドウを採用、一見すると5ドアセダンにも見えるようなセミファストバック調のスタイリングが特徴。



とはいえアスコットとの近似性は低く、どちらかと言えばフロントはインテグラ、リヤはシビックの兄貴分といった雰囲気。



インテリアはドアからインパネにかけ、包まれ感のある「ソフトサラウンドスペース」。



シート生地とコーディネートされたファブリック素材がダッシュボードにも。




後席もこのクラスの4ドアハードトップにしてはなかなか広々としていましたね。



エンジンは165ps/21.5kgmを発生する2.3L DOHCのH23A型を筆頭に、2L DOHC&SOHCのF20A型の3種類。



モデルライフを通して自慢のVTECエンジン搭載車は設定されませんでしたが、どれもホンダらしい、気持ち良い走りが体感できるエンジンでした。

足回りも定番の4輪ダブルウィッシュボーン。



2.3L車はビスカスLSD・トラクションコントロール・ABS・4WSを組み合わせた「TCV」というシステムを搭載。
運転席エアバッグも用意するなど、来る90年代後半へ向けて安全装備にも力が入れられていましたね。

アスコットイノーバのラインナップ。





シリーズ唯一の2.3Lエンジンを持つSi-Zは、アルミホイールやコンビレザーシートなどを装備した最上級版。

2Lのトップグレード、Siはシリーズきっての売れ筋モデルでした。

イノーバはこの時代としては珍しく、基本的にATのみの設定でしたが、最廉価の2.0i-Cは5MTのみの設定。

登場直後にモデルチェンジを果たしたアコードの影に隠れてしまったせいもあり、決して人気のあるモデルではありませんでしたが、プリモ店の最上級車種として落ち着いた雰囲気のあったイノーバ。

今ではまず出逢う機会もなくなってしまったのは残念ですが、90年代のホンダらしい柔らかさを兼ね備えたスタイリッシュなセダンだと思います。


2015年07月14日 イイね!

こいつとなら、ライディング・エクスタシー。

こいつとなら、ライディング・エクスタシー。軽スポーツ特集最終回は、スバル・ヴィヴィオスーパーチャージャーのカタログです。




今まで20年あまり生産されてきたレックスから、92年に新たなモデルとして登場したヴィヴィオ。

その中でもひときわ走りのイメージを高めたスーパーチャージャー搭載モデルは、モータースポーツでも活躍した運動性能の高さが自慢のモデルでした。



スタイルはレックスのイメージを引き継ぎながら、より丸みのあるスタイルに。
フロントマスクは大型のフォグランプを装着した、インプレッサWRXにも共通するイメージ。



DOHCエンジンを搭載するトップグレードのRX-Rは、5MTのみの設定のホットモデル。



SOHCエンジン搭載のGX-R&GXには無段変速のECVTが組み合わされました。



室内はレッド&ブラックの2トーンでまとめられ、スポーツバケットシートも標準装備。
より走りのムードが高まります。



GXはハイサポートシートのカジュアルな内装。

エンジンはレックスから引き継いだ4気筒のEN07型「クローバー4」。
RX-RのDOHC16バルブスーパーチャージャー、EN07X型は64ps/9.0kgmのパワーを発揮。



低回転から極めてトルクフルで、レブリミットの9500rpmまで一気に吹け上がる鋭さは、まるで1.5LクラスのハイチューンNAに乗っているような感覚でした。
また、4発エンジンならではのシブいサウンドも迫力でしたね。



GX系にはRX-Rと同じ64psながらSOHC8バルブのEN07Z型を搭載。
スバル自慢のスーパーオートマチック、ECVT専用にチューニングされたこのエンジンは、扱いやすさと軽快さが上手くバランスされたユニットでした。



サスペンションは4輪ストラットの贅沢な造り。
ユーティリティよりも走行性能にこだわったところはスバルならでは。



軽自動車では採用例の少ない油圧式のパワステやミシュランタイヤ、革巻シフトノブなど、「ちょっとリッチなミニ」がコンセプトのヴィヴィオらしく、上質な装備が満載でした。

ヴィヴィオスーパーチャージャーのラインナップ。




GXにはシリーズ唯一の5ドアも用意されていましたね。

さらにレガシィRSやインプレッサWRXと同じく、快適装備を省略して軽量化、機械式LSDやクロスミッションを与えられた競技用ベースモデル、RX-RAが設定されていたのも、ラリーシーンで活躍した上級モデルと同じコンセプトであったのを感じます。



(写真はC型)

その後もヴィヴィオはレトロルックのビストロスポーツやDOHCにスポーツシフトCVTを組み合わせたRX-SSなどを追加して、98年まで販売が続けられました。

斯く云う自分も10数年前に4WDのRX-Rに乗っていましたが、もう軽自動車とは思えないほど痛快なクルマでしたね。


余裕の走りで長距離でも快適。
今でもスーパーチャージャー独特のサウンドも耳に残っています。

ターボを搭載する他のモデルとは違った、あらゆる部分にスバルスピリットあふれる名車でした。



ーーーーーーーーーーーーーーーー



3回にわたり、90年代前半の軽スポーツを特集してきましたが、いかがだったでしょうか?
それぞれに個性が光り、魅力あふれるモデルばかりでしたね。

アルトターボRSが登場して再び復活の兆しも感じさせる今日この頃、手軽に高性能を楽しめる新たなスポーツミニの登場が楽しみ。
また機会があれば、更に別のモデルも紹介したいと思います。

第1回(ダイハツ・ミラTR-XX)はこちら

第2回(スズキ・アルトワークス)はこちら
2015年07月12日 イイね!

めいっぱい、スポーツ。

めいっぱい、スポーツ。軽スポーツ特集第2回は、スズキ・アルトワークス(CN21S型)のカタログです。




アルトの高性能バージョンとして、先代からラインナップに加わったワークスの2代目は1988年に登場。



個性的な丸型2灯ヘッドランプに派手なエアロをまとったスタイルは、全身から走りのオーラを感じさせるもの。



1990年には軽自動車の新規格化に伴い、エンジンを660ccへと変更。
同時期に登場したミラターボTR-XXとともに、軽スポーツの人気を二分したのは前回も触れた通りです。



搭載されるエンジンはお馴染みの3気筒12バルブツインカムターボ、F6A型。
64ps/8.7kgmというハイパワーに700kg台の軽量ボディで、軽自動車のレベルを超えた刺激的な走りを楽しむことができました。

サスペンションは形式こそ標準モデルと同じでしたが、ワークス専用にチューニングされたハードタイプ。
ショックもレッドに塗装されてやる気満々。



RS/Rにはビスカスカップリング式フルタイム4WDも装備され、オールラウンドな走行性能を持っていました。

室内はあくまで走りに徹したストイックな空間。



豪華装備が満載のミラとは対称的に、パワーウィンドウやパワステすらないワークスのスパルタンさが目立ちます。



独特のショルダーサポートを持つ2ウェイバケットシートも存在感がありましたね。



元々実用車のアルトらしく、使い勝手の良いアイテムもたくさん用意されていました。

アルトワークスのラインナップ。



FFのRS/Xと4WDのRS/Rという2つのグレード展開でしたが、後年になってSOHCターボを搭載したワークスi.e.や競技用ベースモデルのワークスRなども追加されました。

このモデルも生産終了から21年が経ちますが、ワークスと言えばこの形を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

カミソリのように鋭い動力性能と、まるでゴーカートのようなハンドリング。
まさにリトルモンスターと呼ぶに相応しいクルマでした。
2015年07月10日 イイね!

性能は、飾りじゃない。

性能は、飾りじゃない。今回から3回にわたり、90年代前半を駆け抜けた軽自動車を特集していきます。
まず第1回はダイハツ・ミラTR-XX(L200系)のカタログです。



1990年に登場した3代目ミラは、先代より全長を100mm拡大、新規格の660ccエンジンを引っ提げてデビューしました。

従来型よりミラのイメージリーダーでもあった高性能モデル、TR-XXもより精悍さを増し進化。



先代のイメージを継承しつつ、上質かつシックな雰囲気にまとめられています。





インテリアもかつてないほど質感が高められ、フルバケット4シーターやオレンジ照明のメーターが走りのムードをさらにアップ。



搭載されたエンジンは新開発SOHC12バルブEFIターボのEF-JL型で、自主規制値いっぱいの64ps/9.4kgmを発生するハイパワー。



数値だけなら現代の軽ターボと比べても平凡に見えますが、現行車より200kg近くも軽量なボディを引っ張るその走りは、まさにリトルダイナマイトと呼ぶにふさわしいもの。

因みにバンタイプには61ps/8.6kgmのキャブ仕様、EF-XLエンジンが設定されていました。

サスペンションは前ストラット・後セミトレーリングアームという、ライバルの一歩先を行く4輪独立懸架。



セダンのリミテッドには軽自動車初のビスカスLSDやアンチスピンブレーキも装備、時代に合わせて高級化が進んだのもこの代のミラの特徴。

さらに極めつけは、普通車を中心に採用が広がっていた4WSを軽自動車であるミラにも搭載したこと。





高速レーンチェンジ等での優れた操縦安定性と、軽トラ並みの驚異的な小回り性能を実現していました。

ハイテク装備満載のミラは、オーディオにもこだわりが。



「ミラスーパーサウンドシステム」は、ハイパワーアンプに大型のバスレフスピーカー、ルーフトリムを波形にデザインし音の反響を防ぐウェイブラインルーフなどを採用。
圧倒的な臨場感は軽のクオリティとは思えないもの。



オプションでも高級車顔負けの多彩な品々が並び、軽の新たな時代の幕開けを感じさせました。

ミラターボのフルラインナップ。



先代までミラのセダンタイプとして用意されていた「クオーレ」は姿を消し、新たに「ミラ・セダン」として販売がスタート。

セダンTR-XX系には60偏平の13インチタイヤを装備、前述の通りEFIエンジンと組み合わされます。
唯一4WSを搭載するTR-4は標準車と同じ外観でシンプルな雰囲気。

バンのTR-XXリミテッドには盛り上がった形状が特徴的なムーンルーフも装備されていました。




L200系ミラも登場から25年、さすがに見かける機会もグッと少なくなりました。
ボーイズレーサー的なライバル、アルトワークスに対し、どこかクールで女性的なイメージのミラターボ。
実際に街で出会うミラには、所謂「ヤンママ」が乗っていることも多かったですね(^^;

ダイハツからセダン系軽スポーツが消えて久しいですが、軽ワゴンの「カスタム」系がマンネリ化しつつある昨今、コペンのエンジンを組み合わせた刺激的な「ミライースTR-XX」なんて有ったなら、ちょっと心惹かれてしまいますね。

プロフィール

「現行アルファードの後ろで信号待ちしてふと思い出す…
テールランプのデザインって絶対に∑ハードトップの二番煎じだよなぁwww」
何シテル?   09/07 10:57
ステップワゴンに乗っているみみ助です。 まだまだ子育て世代のお父さんですが、希少車や旧車が好きなせいでよく年齢詐称だと言われます。 それでもありきたりの...

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2015/08/28 23:00:09
 

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