ムーンバギー

先日注文した本が届いた。

パラパラとめくってみるとなかなか面白い。



今まで知らなかった部分がわかってきた。

電気自動車だってことは知っていたが（空気無いからね～）
４輪とも駆動して、さらにはインホイールモータの構造だったとは驚いた。
０．２５馬力（１９０W)のモータを１０，０００回転で回し、８０：１の減速比を一段のギアで落としている。　これには
ハーモニックドライブを採用してるし。


空気が無いところで走るので、タイヤも普通とは違う。
通常のゴムタイヤじゃ真空ではパンパンに膨れ上がるし、いかんせん重い。。
なので、ワイヤーを編んで、パターン部はチタンプレートをつけ、タイヤにした


さらには、月着陸船の下側（月に残る方）に搭載するために折りたたみができる。
車体は真ん中を残して前後が折れ曲がり、タイヤも内側に畳める。


組み立ても簡単で、着陸船の壁についているヒモを引くと倒れてきて、着陸船が支えをかねてます。タイヤ部分を起こしてロックして車体を起こしてロック。前後とも終了したら、着陸船から降ろす。なかなか合理的。
月面でジャッキアップなんてしてらんないもんなあｗ


これを可能にしているサスペンションも面白い。
いわゆるダブルウィッシュボーンなんだけど、ダブルトーションバーってのが面白いレイアウトだ。



１９６０年代の技術って凄いね。

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時は流れ、現代。

この月面車（ムーンバギーの愛称だ）が高校生、大学生を対象にレースが開催されている（アメリカの話だけどｗ）

ＮＡＳＡのページ


レギュレーション

結構、細かいんだ。　しかも折りたたみが前提だったりする。
パラボラアンテナ（ダミー）つけたり面白いなあ。



こんな楽しみ（教育）を学生のレベルで行っているアメリカは凄いねえ。
しかし、日本のエンジニアはどうやって育つんだか。。。