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2013年06月30日 イイね!

シャーマン道 その6

シャーマン道 その6不定期連載って事でwww

T-34ネタでミッション関連を書いてみたので、シャーマンのミッションも書いてみる事にしてみたwww


T-34のミッションは良くも悪くも、当時のオーソドックスな形式。
スライドスプライン式で、噛み合わせるギアを直接シャフト上で移動させて動かすタイプ。

一方、シャーマンはどうなんか?って気になる。
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当時、大馬力(大トルク)に対してミッションの強度が不足というか、寿命が短かったらしい。 年がら年中、大トルクでジョリジョリさせればギアも壊れるワケで、交換を迅速にするために工夫しとったんですな。

車体の前側がポコッととれる。


ココには最終減速器とデファレンシャルとミッション、ブレーキがついてたんだね。


肝心のミッションは室内側に出っぱっています。
見た目には(ミッションとして)普通な感じだね。


ケースが切り欠いてある写真を見つけた。


資料によると5速シンクロタイプで、バック付き。
今の車と変わらんな。

ギア比は
1st 7.56
2nd 3.11
3rd 1.78
4th 1.11
5th 0.73
と乗用車って感じでなく、トラックに近いのかなあ。 ローがスゲー低い。
エマージェンシーって感じか、スーパーローって感じか。

リバースが5.65だから、全体的にローレシオなのかもな。
非力な分、ギア比でカバーするって事かいなww

デフのギア比は5.65ですが、
その先にドライブスプロケット部分にも減速が入ってるのがクルマとは違うね。
2.81のギア比が余計にかかるww




リングギア、でっかいな。




調べていたら、この部分はビューイックが製作してたみたいなんだな。
写真がなんとなくだが、カッコイイ。














白黒で工作機械を写すと、カッコイイ気がする。。。。

アメリカの工業って1940年代とか凄いなあ。
これが1970年代まで続いて、世界を引っ張ったんだねえ。


ちなみに引用元のリンクも貼っておこう。
興味ある方だけどおぞ♪ 
写真がかっこいいぞw メカフェチにはたまらんわ。
http://buickcity.blogspot.jp/2012/03/m-4-sherman-tank-drive.html

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シンクロ付き5速ってところがキモで、マニュアル車(当時は普通な車)の運転ができれば戦車の変速もできるわけで、ここいらがロシアと違うんだよね。

シフトミスしたら、やられちゃうかもしれないんだから。。。。
まあ、レースも同じかw
操作しやすくして、ミスをなくすって思想がアメリカっぽいっな。
Posted at 2013/06/30 18:23:16 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2013年06月30日 イイね!

ブリザードと地吹雪の国から1941

不定期連載の戦車シリーズですww

今回は傑作戦車と名高いT-34について。


ロシアとかソビエト連邦って聞くと、ちょっと遅れてる感があったり技術的に未熟感がありますけど、広い(しかも凍ってる)国土を防衛するには戦車が不可欠だったんだわな
(当時の話)

世の中、天才ってのは存在するようで、他国を圧倒するような物を作っちゃうからすげえな。 そうすると他の国もマネしはじめたりするワケでww

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T-34が開発される前のロシア(ソ連)はBT-3とかBT-7とか快速戦車が活躍しとったみたい。

軽い車体に航空機用の大馬力エンジンを組み合わせ、良く動くサスペンションを搭載して活躍したらしい。
ちなみにエンジンはBMWのコピーであったし、サスペンションもアメリカ人が発明したクリスティー式と他国のいいところ取りの構成だったワケだがな。


ところで、ロシアの戦車のデモンストレーションはジャンプする写真があるww
プロパガンダの撮影も命がけである。


しかし、軽い分、装甲が薄かったので、やられちゃった数も多かったらしく、
大砲が進化してきて脅威が増したので、よりブ厚い装甲を求められたんだそうだ。
一方、エンジンはBMWの航空機エンジンのコピーだったんだが、ガソリンエンジン車の問題として、
良く燃える。。。 火炎ビンとか投げられると丸コゲになっちゃたとか。。。

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新型(当時の話)戦車を開発するにあたって、エンジンをなんとかしなきゃならんってワケでV-2型エンジンが開発された。

反省からか、引火して燃えやすいガソリンエンジンじゃなくてディーゼルエンジンを採用した。
よっぽど燃えたんだろうねえww (アメリカのM4も何かと良く燃えたらしいけどw)

V-2エンジンのスペックとか書いてみよう。
Kharkiv model V-2ってのが名前っぽい。

V型12気等 水冷 38.8L
ボア150mm
ストローク 180mm
出力 500馬力@1800rpm
トルク 220kgfm@1100rpm





500馬力級だけど、のちにスパーチャージャと組み合わせて862馬力くらいまで出した仕様もあるらしい。
 
どうやら、またもやBMWを参考にしたフシがあるが、敵国なんで関係ないんだろうなww

設計図で見ると割と近代的な感じがする。
元々(BMW?)が飛行機用だたから無駄にDOHCだww 回転数たいしたこと無いのに。。

↑やっぱり、この頃はコンロッドをオフセットさせないで、Vバンクをずらさないのがお約束。
親コンロッドにもう一本生えてるw

ディーゼル燃料の噴射系も近代的。


潤滑系もドライサンプで、オイルクーラーとかもコンパクトにまとまっていて、


ついでに冷却用のラジエタも近くに配置されてる。


エンジンの後部にファンが付いていて、それで一気に全部冷やす。
本当に冷えたのがどうか不思議だが、ロシアじゃオーバークールの方が心配かw
(後のベトナム戦争でも使ってたから、熱的にも問題なかったのかも。)

その後ろにはちらっと黒い物体が見えるが、これはトランスミッションだ。
そう、T-34は後輪駆動なんだ。(アメリカとか、ドイツは前ね)

メカ部分を後ろにまとめて、大砲やら乗員を前に置くレイアウトなんですな。
車体の4面図で見ると砲塔が前寄りなのがわかる。






脱線するが、近代の戦車とか装甲車両ではパワーパックって概念があって、冷却系から駆動系とかを一つにまとめて、故障したら、全部まとめて交換。って考え方が主流。 ロシアの設計は賢いな。

M1エイブラムスの例。


イギリスの装甲車のパック。


でも、当然、デメリットも存在する。。
ミッションの操作系とかが遠い。
RRのクルマを運転した方ならわかると思うが、機械式のリンクを遠くまで持っていくとフィールがよろしくない。

T-34の場合、ミッションがノンシンクロでスライドスプライン式だったりするから、ギアチェンジできる気がしないwww

図は車体後部。






操縦がチカラ仕事だったりするから、予備の運転手を用意したとか。。。
そりゃ、遠くのギアをチカラまかせに、とりゃーと動かすんだから重労働だ。
エンジンと比べるとギアの大きさが異常だし。
それを右、左と動かすんだからww しかもタイミング合わせてな。

運転にもコツが必要だったから、運転手の確保も大変だったろうに。
外側には兵隊がいっぱいいるけどww



余談;
やっぱ、頑丈なところはロシアっぽい。
戦後60年たって沼から引き上げたT34は原型をとどめてたからスゲエなあ。


当時、ドイツに奪われた車両なんだな。


Posted at 2013/06/30 14:58:16 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   08/17 23:45
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