
儂は以前、あるご縁がきっかけで知り合ったお人から、四万温泉の奥にあるダム周囲に整地できればジムニーが遊べる場所がある、と聞いていた。
是非、一度そんな美味しいスポットを見に行ってみようではないか!ということでジムニーを伴って行ってみた。
ひっそりと山の奥にある四万温泉街。川を挟んで旅館が並んでいる。昔ながらの風景。
さらに奥に進み、ダム湖の方へ足を伸ばす。…人っ気が殆どない。道は限られていたため程なく例のポイントに到着!どこからともなくアブがやってきてジムニーに体当たりを食らわすので、降りることが出来なかった。

舗装された道路に沿って広い原っぱが広がっている。雑草が生い茂るだけで、他には何も見当たらない。

資材って、何もないではないか!と突っ込めるが・・・、きゅ、吸血ヒルとは・・・。
一通りその周辺をジムニーで走り回ってみたが、工事車両はおろか一般車両もまったく来ない。大きな丘になってしまっている原っぱが何となく勿体無く思えた。

ダム湖の公園まで戻ってみた。温泉街からは離れており、なかなか歩いては来られない。ウォーキング大好きさんか、MTB、車に限られるだろう。
勿体無い勿体無い・・・。勿体無いお化けのように呟きながら、儂は温泉街に降りた。一汗流そうと、川原沿いの無料混浴温泉を覗いて見る・・・、先客あり。
仕方ないので、ちょっと熱めだが寸志の共同浴場の方に入った。さすが温泉。軟らかい肌触りとほのかな香り。体の芯まで染み渡る。要らないものが汗と共に流れ出していくようだ。
温泉でヘロヘロになったが、まだ林道探索への気力と体力が残っている儂は、万沢林道へと入っていった。

フラットダートが暫く続く。難易度はそんなに高くなさそうだ。

結構見かけたゲート封鎖。長い林道、やはり支線はタップリありそうだが、封鎖ばかりで残念…(T_T)。
林道も半分以上走っただろうか。地図で言えば六合村に差し掛かったぐらいだろう。作業中のトラックやショベルカーとすれ違った。何の雑音もしない林道。ちっちゃなボディで妙な鼻息を伴うちっこい車におじさん達は何時から気づいていただろうか?
狭い道をトラックが譲ってくれた。挨拶を交わし、儂は先へ進んだ。
ちょっとした広い空間に出たので、休憩がてら停車しジムニーの勇姿を撮影。すると後ろから車の音が聞こえる…。先ほどの皆さんだった。どうやら本日の作業は終了らしい。突然、トラックが止まった。中から1人のおじさんが出てくる。・・・?何か悪いことでもしただろうか?
するとおじさん「おぅっ!写真撮ってやるよ~。カメラ貸してみぃ!」

突然の申し出に、こちらも素直に従ってしまった。しっかりとジムニーの前に立ってちゃっかり記念撮影。
「じゃっ、気をつけてな!」颯爽とトラックに乗り、おじさん達は先に行ってしまった。意外で唐突な親切に心から感謝し、儂も先へ進むことにした。
急に道が開けて、広いフラットダートに出る。おそらくダンプ等が通るのだろう。ちょっと遊び心をだしてスラローム&ドリフトごっこ!ジムニーもそれなりに出来るではないか、いい奴だ。
広いフラットダートが終わり、坂を上がると舗装された国道にでた。

距離もあり、なかなか楽しい林道であった。
儂は次なる野望として万沢~四万温泉~秋鹿大影林道通過を狙うのであった。
Posted at 2008/09/14 21:15:02 | |
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林道 | 日記