
とある「スズキ自販関東」さんを訪れ、店頭に並んでいる中古のジムニーを見せてもらった時の事。よくよく見て、結局購入には至らなかったものの、ちょっと参考にしたい箇所は頭の中にインプット♪
店員さんと色々とお話をし、いざ帰ろうと言う時に沢山のお土産をもらってしまった(^_^;)。
そんな品物の中に1冊のカタログ。『エスクード20年の歴史』
…何故ジムニーを見ていたのにエスクード?と思いつつ、中身をパラパラと拝見。
その中にジムニーの姿を見つけた。

そのページには4WDに関するスズキの姿勢が綴られていた。
スズキには、世界に冠たるマイクロミニ4WDジムニーがある。ジムニーは、ジープミニの造語であるが、これほどその車両の性格を表現した車もない。(中略)
ジムニーLJ10が1970年に登場したとき、最初に購入したユーザーの中に多くの医師たちがいた。それは、都会でない山村の診療所にいる医師たちなのである。当時山村では舗装されていない山道も多く、雪や雨が降ると、普通乗用車ではスタックしたり坂が登れなかったりして、患者のいる家までたどり着けず、また、急患を運ぶこともできないというような事情があった。
都会では考えられないが、4WDシステムが人の命を救う鍵を握るという経験を、スズキは初代ジムニーの発売とほぼ同時に知ることになる。このことは、スズキがジムニーの市場調査で作った資料に記載され残っている。
スズキはこのジムニーで、4WDシステムの価値とは何かと言うことを学んだのである。そしてこのことは、その後の4WDに愚直に踏襲されていく。(以下、エスクードと4WDについての記載、割愛させていただく)
約40年の歴史の中に、そんなエピソードを持っていたとは…。素晴らしい!ジムニー♪
今は民家のある所の大半は舗装され、普段の往診よほどの事がない限りは問題ないかと。急患、災害現場ともなれば大抵は救急車あるいはヘリ等の消防関係がまずは呼ばれるでしょう。
現代の医療現場事情はともかくとして、ジムニーが何故今も愛され続けるのか、廃盤とならず長く受け継がれてきたのかその一片を知りえたように思える。
スズキさんにも4WDの価値を、その精神をいつまでも大切にしてジムニーを造り続けてもらいたいです!!

ジムニー、凄いぞ、偉いぞっ!
Posted at 2008/12/29 22:58:31 | |
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One Scene | 日記