分かれ(別れ)…

やがて分かれ(別れ)の時がやって来た…
私はあえて『別れ』という文字は使うのは止めた…
別れ＝二度と会えないような意味に感じたからだ……
フロントガラスは西日で視界が若干見にくい…
そんな時一本の電話が入った『帰り道少し買い物に付き合って欲しい…』マーズさんからの電話だった…
私は再びマーズ号のテールランプを追った…夕暮れの為伝統の赤丸四灯のランプが輝いていた…ＬＥＤになった為現代的、いや機能的になった感じだった…路地裏に入ってしばらくするとマーズさんは降りて来た。『子供さん好き嫌いは無い？アレルギーは？』彼らしい気遣いの言葉だった…私は『全然大丈夫です！鉄意外なら何でも食べますよ！』…
答えた。
しばらく待った周辺は都会の商店街って感じと同時に懐かしい風景にも思えた…。
踏み切の傍だったので警音機が頻繁に鳴り響いた…
その光はまるでスカイラインのテールランプにも似ていた…
そしてマーズさんはやって来た。
『ここのお菓子は美味いと思う！帰って奥さんと子供さんにどうぞ！愛好家さんは無しね～(笑)』
そう！この言葉はまーくさんからも頂いた言葉だった…
まーくさんからも以前私から渡したお土産のお返しに頂いていた…そして私は沢山のお土産の車に詰め込んで『マーズさん又会いましょう！今度は暖かい日に！(笑)』と挨拶をした……つづく…