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日産は、AD/ADエキスパートに4WD車を追加し、12月3日から発売開始した。





今回追加する4WD車は、HR16DEエンジンを搭載するとともに、リヤサスペンションにトレーリングアーム式マルチリンクを採用して操縦安定性の向上と快適な乗り心地の両立を目指した。

2005年基準排出ガス75％低減レベル（SU-LEV）認定を取得するとともに、寒冷地仕様車（車両重量1270kg以上）は、2010年度燃費基準＋25％を達成してグリーン税制の適用が受けられる。

価格はADのVE、4WDが164万8500円となっている。
今回の追加にともない、2WD車も一部で仕様変更を行った。

北米日産は4日、NV2500コンセプトを初公開した。









北米のLCV（ライト・コマーシャル・ビークル）市場向けに開発したモデルで2010年前半に市販される。

実は日産はNV2500コンセプトを2009年1月のデトロイトモーターショーに出品する予定だった。

しかし、デトロイトショーへの参加を見合わせたため、1か月早いこのタイミングでの公開となった。

NV2500コンセプトは日産のLCVの中で最大級の大きさが特徴。

ボディサイズは全長4987×全幅2023×全高2442mm、ホイールベースは3950mmとなっている。

北米専用ピックアップトラック、「タイタン」を思わせる力強いフロントマスクを採用している。

タイタンとの関連性はまだある。

プラットホームはタイタンと同じ「Fアルファ」シャシーがベース。

生産もタイタンと同じ日産のSUV＆ピックアップトラックの生産拠点、ミシシッピ州キャントン工場で行われる。

商用車としての機能性は徹底追求された。

助手席後方のドアはヒンジ式で90度開く。
ドアの内側には工具類がセットできる収納を設けた。

また、サイドパネルは上下2分割で開き、バックドアも6対4の観音開きとして、作業の効率を高めている。

大型ボディを生かした室内空間は広々。

室内高は1524mm、荷室長は3204mmを確保している。さらにルーフにはソーラーパネルを装備し、車内電源をまかなうなど環境に配慮したアイデアも導入した。

巨大なボンネットの中には、パワフルなV8エンジンを搭載し、5速ATと組み合わされる。

サスペンション形式は前がダブルウイッシュボーン、後ろがリーフとなっている。

日産は「燃費効率に優れたエンジン」と説明していることから、市販時にはディーゼルが用意される可能性もある。

日産は「LCVの総重量8トン未満クラスに3モデルを順次投入する」と説明しており、このNV2500コンセプトが最大サイズの1台となる。

2010年前半に登場する市販仕様にはパネルバンだけでなく、さまざまなバリエーションが設定されるだろう。

日産は、スカイラインシリーズに一部改良を施し、12月2日に販売を開始した。






今回の改良では、セダンの3.5ℓV6エンジンを刷新し、スカイラインクーペや新型フェアレディZと同じVQ37VHRエンジンを新たに搭載した。

このVQ37VHRエンジンは、吸気バルブの作動角とリフト量を連続可変制御するVVELを搭載し、高出力化と低燃費化を図ったのが特徴だ。

スペックは、最高出力330馬力、最大トルク36.8kg-mとなっている。

排気量アップによりパワーとトルクが15ps、0.3kg-mアップしているにもかかわらず、10.15モード燃費は9.2km/Lから9.7km/Lへとアップ。

環境にもやさしい進化を遂げた。
もちろん、ネーミングも350GTから370GTへとグレードアップした。

またオートマチックトランスミッションも、従来の5速ATから7速ATに変更したのも見逃せないポイントだ。

因みに2.5ℓV6エンジンについては、従来と同じ5速のままとなっている。

なお、スカイラインクーペも一部改良を施れる。

従来もVQ37VHRエンジンを搭載していたが、こちらも従来の5速ATから7速ATに進化した。

さらにフォーブ内装には、従来ではブラックだったウォークインレバーが同色系の茶系に変更された。

また、セダン・クーペ全車に装着率の高かったインテリジェントエアコンシステムが標準装備とされ、セダンのサイドミラーもクーペと同デザインの長方形基調に変更される。

これにより、サイドミラーの面積が大きくなり、サイドブラインドビューモニターだけでは確認出来ない死角も確認出来るようになった。

また、セダン・クーペ全車にボディのすり傷やひっかき傷を時間とともに修復する“スクラッチシールド”を標準装備とした。

今回の一部改良ではインテリアにも手が加えられ、質感や風合いが不評だった和紙調本アルミフィニッシャーは採用を取り止め、洗練された無地本アルミフィニッシャーを採用し、ドアパネルには手触りが心地良いソフトレザーなどを効果的に採用する事で質感向上を図った。

また、セダンではSRSカーテンエアバッグシステムや運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステムなどの安全装備や後席中央上下調整式ヘッドレスト、アクティブAFSなどの快適装備も全車標準化された。

日産自動車は1日、新型フェアレディZを発表した。







先代にあったオープンモデル“ロードスター”については、「鋭意開発中」で「来年中には登場させる」と新型フェアレディZ開発担当の同社商品企画本部商品企画室チーフ・プロダクト・スペシャリストの湯川伸次郎氏。

「海外で販売されるZの3分の1がロードスターだが、日本は15％に留まっている。本当はもう少し売れてほしいなという感じ。40～50代のユーザーには恥ずかしさもあるようで、まだ馴染んでくれていないのかもしれない。乗るとこんなに楽しいクルマはないのだが」

来年に出てくるロードスターは、日本での先代のオープンモデルの割合を超えることを目標に開発が進められているという。

日産自動車の志賀俊之COOは1日発表した新型フェアレディZの当面の国内販売について月1000台を上回るペースを想定、2009年3月までの年度内には「年間計画台数の6000台くらいにはいきたい」とった。




新型車はモデルサイクル平均で国内は月500台の販売を計画している。

「新型車を待っていただいている方もいる」ことから、年度末までの4か月で年間の販売計画分を狙っていく。

フォアレディZは、2002年に前モデルを復活させ、6年間で世界では24万5000台を販売。

うち国内販売台数は3万7000台だった。

海外では09年1月に主力販売先である北米投入を皮ぎりに、その後に地域を広げ世界120か国・地域での販売を計画している。

フェアレディZを生産する栃木工場は、北米向け高級車などが主体のため減産を強いられており、新モデルの売れ行きは同工場の今後の稼働率にも影響するという。