
冷戦終結の前に作られたって船でしょ?嘘か本当か知らねえが、宇宙まで行ってたとか・・・
遊園地に展示されているソ連版スペースシャトルを見に行きました。
まあ、展示というよりさらされている感じですが。
エレボンやエアロブレーキを兼ねたラダーなど米版と同じだとか思いながら舐めるように観ました。
風雪による傷みもあり、所帯じみた改造がされている所がちょっと切ない。
しかし誰もいないなここ。猫しかいない・・・
ブランの周りに限らず、遊園地自体営業してるの?という雰囲気でした。
機体後部のタラップを昇ってみるとノズルの間に取って作ったようなドアがありました。
ドアを開けたら中にはお姉さんが居てびっくり。ここに住んでるのかと思った^^;
どうやら2時から営業するらしい(多分そんな感じ)
ならばと、公園をぶらつき時間をつぶす。
そういえば、だんだん人が増えてきて、アトラクションも動き出した様子。
ここは午後から来る所かも知れない。
2時過ぎにまた戻ってくると、今度は少し人が居ました。でも数人程度。
何だかよく分からないまま料金を払い、メインのタラップから機体内部に入ると、
機首側は内装や機器は何も無いドンガラ状態。
そっちじゃないよとお姉さんに促され、ペイロードベイに入ると、
横向きに椅子とスクリーンが設置されている。
そういえば4Dアトラクションとか何とか言ってた様な・・・
3Dメガネを渡されシートに座ると(他に誰も居ない)
灯りが消えアトラクションが始まりました。
動くシートと3Dムービーでエイリアンと戦う5分くらいのバーチャル物でした。
そうじゃなくて内部を見学したいんだけどなぁと思いつつも、
お姉さんに追い立てられるように退出しました。
=ソ連版スペースシャトル・ブランとは=
米版と大きさ形はそっくりですが、メインエンジンは無く、
超大型ロケット、エネルギアに搭載され、一回だけ無人飛行を行いました。
アポロのサターンⅤに匹敵する能力を持つエネルギアロケットは単独でも打ち上げらました。
この巨大プロジェクトを極秘裏に行った事は驚愕に価します。
ブラン、エネルギア、そしてソ連版SDIの莫大な費用がソ連崩壊を早めたと言われています。
そもそもブランもエネルギアもSDIのために開発されたような気がします。
最大乗員10人、打ち上げ能力30トンと米版を上回る性能のブラン。
エネルギアは単独打ち上げ能力100トン、計画されていた増強型ではなんと200トン!
いったいソ連は何をしようとしていたんでしょうか?
このゴーリキー公園に展示されている機体は地上実験機らしいと聞いていましたが、
着陸脚とか内部の構造などからするとデータ取りの為の試作機かなと思いました。
内部が改造されレストランだったというのは昔の話?
ドイツの博物館に行ったのは大気圏飛行用の実験機で、
宇宙に行った機体は今もバイコヌール基地にあるんでしょうかね?
そもそもブランとは初号機の機体名を言うのか、プロジェクトを指すのかいまいち分りません。
Posted at 2010/10/13 00:29:41 | |
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宇宙 | 日記