動画サイトに「もしも地球に土星の輪があったら」というシミュレーションをしたCG映像がありました。日本語版はBGMがKOKIAさんのbridgeになってます。
とてもきれいで想像力をかき立てられる映像です。
日本語版
もしも地球に土星の輪があったら
オリジナル
THE RINGS OF THE EARTH
綺麗で楽しいんですが、私の疑問には何も答えてくれてません・・・
以下、何の役にもたたない考察というか、ものすごくどうでも良い妄想です。
(輪は数ミクロンから数メートルの氷のかけらの集まりで、厚さ数十メートルという前提)
<消失>
赤道上ぴったりの場所で見上げると太さのない光の線になると思いますが、昼間は日陰側を見ることになるので暗くなり、太陽方向は自らの影で消えてしまうんでしょうか?
春分・秋分には輪の真横から光が当たることになる為暗くなり、消えてしまうんでしょうか?
(太陽側の縁は光って見えるんでしょうか?)
<夜>
太陽が沈んでも輪に照らされ地上は満月の時以上の明るさになると思われます。
空も暗くならず、夜でも空は青く、星も見えないんでしょうか?
照り返しのため気温もあまり下がらないかもしれません。
流星の発生頻度は比べ物にならないほど高なり、毎日が流星群状態なんでしょうか?
(空が明るいからあまり見えないか?)
深夜には輪に地球の影が落ちてとんがった形に見えるはず。かなり不思議な光景でしょう!
影が伸びていない季節には内側が丸く欠けて見えるはず。
<冬>
太陽越しに見る反対側は輪の明るい部分と暗い部分が逆転してネガのように見えるらしい。
(おそらくだいぶ暗い)・・・ネガって死語ですか?
太陽は輪に隠され昼間でもかなり暗いはず。(星は見えるか?)
輪の境に太陽が位置したらコロナとかも見えますか?
太陽熱の恩恵に預かれない地表はかなり冷え込と(厳冬!)予想されますが、沖縄・・・いやハワイあたりでも氷点下になるでしょうか。
影が伸びる(縮む)途中では南北で気候の逆転が起きますか?
<観測>
小型望遠鏡でも輪が無数の光の点にとして観察できるでしょうか?
光の点が流れていく様はさぞかしきれいな光景でしょうね!
「最終上映」は「三途の川のパレード」の曲名でリリースされたかもしれません(?)
<文化・宗教>
輪の下で生きていくなら今の我われとは全く違った価値観をもつ事になるでしょう。
・・・想像できないです。
<科学>
天文学をはじめ科学の発達は今の我われとは全く違うでしょう。
地球が丸い事にはもっと早く気が付いたかもしれません。
「この地球が丸いお蔭で」はもっと早く誕生していたかもしれませんね(?)
ですが遠い宇宙の観測は遅れ、宇宙論が完成するには時間がかかるかもしれないです。
天空の橋の様に見える輪に登りたいという志向は強いと思いますが、
実際の宇宙開発は難易度が高いでしょう。(スペースデブリ問題どころではない)
ただし、輪は資源(水!)として有効でしょうから、宇宙に進出し始めたらその先の開発スピードは速いかもしれません。
<生命>
そもそも輪が存在したら生命の誕生・進化のプロセスもだいぶ違ったかもしれません。
しかし地球型惑星で、しかも巨大な月を持つ地球に輪が長期間安定して存在するのは難しいでしょうからあまり考えなくても良いのかもしれません。
いや、地球の重力で小天体が捕捉・粉砕されて輪が形成されるとしたら短時間で気候の大変化をもたらすでしょうから、種の大絶滅の可能性もあるかもしれません。
恐竜の絶滅は小天体の衝突による気候変化が原因と言われていますが、衝突しなくても大絶滅もありえるかも知れません。(衝突で吹き飛ばされた物質が輪を作ることも可能か?)
この地球に輪がなくてよかった・・・つまんない結論になってしまった。
Posted at 2010/06/04 01:21:01 | |
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