“奴らは、十年ごとにやってくる！”
三谷幸喜、幻のホラーコメディ。
全国を旅して暮らす、陽気な五人の男たち。
みんな揃って歌好きで、何故だか全員、夜行性。
趣味は襲撃、献血力ー。
苦手なものは、十字架で、大好きなのはーーーチュウチュウチュウ！？
作：三谷幸喜
演出：池田成志
キャスト：堺雅人、佐々木蔵之介、橋本潤、
河原雅彦、伊藤俊人／
手塚とおる／松尾れい子
【商品仕様】
2001年6月 パルコ劇場にて収録
本編142min
特典映像10min
★メイキング（スチール撮影、稽古風景、舞台裏風景）
★キャスト・スタッフ紹介
英語字幕・韓国語字幕付き
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「THE ALUCARD SHOW」を観る前に絶対に見ておこうと思ってた作品Σｂ( ｀・ω・´)ｸﾞｯ
アルカードショウ←→ヴァンプショウ
タイトルが似てるからってんじゃなくて
「Vamp show」に演者として出てる河原雅彦さんが
「THE ALUCARD SHOW」の 【構成 ･演出】をされてるのです。
「Vamp show」、堺雅人さんが出てるんで買ってたのですが
初めて「演劇って面白いんだな！」って思った作品。
（ちなみに演劇演出って凄いな！と思ったのは蜷川幸雄さんの「身毒丸」）
作・初演：三谷幸喜さん。
演出・初演：池田成志さん。
どうしてこんなに面白い作品書けるのかな！
♂吸血鬼５人のお話。
大学の落研メンバー（堺さんだけが年下設定）。
部長の佐々木蔵之介さんがルーマニア旅行中に吸血蝙蝠に血を吸われ吸血鬼に。
→佐々木さんが我慢できず、副部長の河原雅彦さんの血を吸い
→河原さんが橋本潤（じゅん）さんの血を吸い
→橋本さんが伊藤俊人さんの血を吸い
→伊藤さんが堺さんの血を吸い・・・
以来、これ以上は吸血鬼を増やさないため
全国を献血カーを襲って旅してる先で一人の女性と出会う。
女性も旅に出るところなのかボストンバッグを持っている。
この女性に５人は吸血鬼とバレ、
殺すか仲間にするかでもめてるところ
「仲間にする」ことで話はまとまる。
ジャンケンでリーダーの佐々木蔵之介さんが彼女の血を吸うことになったのだけど
いろいろ邪魔が入っている間に、堺さんが
「僕一番若いから我慢できませんでした！」
と彼女の血を吸ってしまい・・・・
６人の珍道中が始まると思いきや・・・・
実は堺さんは女性の血を吸ってなくて逃がそうとしてくれてて・・・
何故なら「自分は吸血鬼じゃないから」と・・・
友達が居なく先輩たちのことが大好きで一緒にいたくて、
でも吸血鬼の先輩たちは誰かがもう堺さんの血を吸ったのだろうと
お互い思い込み、誰も堺さんの血を吸って無かった・・・
そこで堺さんは吸血鬼になったと偽って（周りが勝手にそう思い込んで）
人間なのに先輩に合わせて強奪してきた献血の血まで飲んでみせてた・・・
（後に先輩にバレないところで全部吐いてた）
こんな苦労を味あわせたくなくて逃がそうとしてくれるんだけど
その会話を伊藤さんに聞かれてしまう・・・
堺さんは伊藤さんに黙っててくださいとお願いするのだけど
潔癖症の伊藤さんは「部長に報告する！」ときいてくれなくて・・・
もめてる間に、舞台上にあった「神水の流れ込む池（聖水の効果がある）」に伊藤さんが落ちてしまい・・・
融けてなくなってしまう・・・・
堺さんと女性はそれを隠し、
「昼間襲った献血カーの運転手の仕業」
ってことにして、みんなで運転手を探しはじめるのだけど・・・
隙をみて堺さんは女性に公衆電話で電話をさせ
彼氏に迎えにきてもらえるよう手配をする。
（舞台には堺さんと女性と橋本さんだけ）
いつも橋本さんだけ血を飲みすぎるって怒られるのだけど
何でかって話になって
「実は部長と副部長はお互いの血を飲んで凌いでいる」
ってのがわかって、
「だったら俺も彼女の血を吸う！」
と橋本さんが言い出して・・・
女性の首筋まで牙をむいたところで
「アレ・・・・？」
そう、最初に堺さんが吸ったと見せかけるためにペンで牙の痕を
「チョン チョン」
と書いてたのが水性ペンだったもんで取れてきてて・・・
人間ならなおさらと、是が非でも血を吸おうとする橋本さんともめて
また人間２人組みは橋本さんを神水の池の中へ・・・
そこへ部長の佐々木さんとと副部長の河原さんが帰ってくるのだけど
さすがに２体目ということもあり、融け具合が遅くて
半分解けた橋本さんが池の中から出てくる・・・
驚く人間２人。
けれど、顔がほとんど融けてるので声が出せなくて、
橋本さんは佐々木さんと河原さんに
「あの２人にやられた！」
「あの２人は人間だ！」
というのを伝えられなくて・・・・
そうこうしているうちに、舞台の場面である駅の駅長が帰って来たので
とりあえず橋本さん（半融け）を木箱の中へ・・・
女性が駅員さんからの頼まれごとで舞台から消えると
駅員さんがなんとはなしに、悪気も無い感じで
「彼女は事件があったばかりで・・・・」
って会話を始めるのだけど、途中で邪魔が入って
駅員さんと堺さんは舞台から消える・・・
（舞台には女性と佐々木さんと河原さんの３人）
実は河原さん、「女性が吸血鬼になってないのでは」と怪しみ始めていた。
・吸血鬼おめでとう乾杯～♪のとき、一口も飲まなかった。
・十字に打たれた杭を見た反応がわざとらしかった
・神水の池から拾いあげた、神水のついた仲間の服を平気で触っていた
河原さん、佐々木さんを連れて奥へ相談しに消えていく・・・
（舞台には女性のみ・・・）
女性は木箱に入ったまだ生きている橋本さんをナイフでめった刺しにし、とどめをさす。
（部長と副部長が帰ってくる）
女性に「吸血鬼、お茶は飲めるから」と実は神水の入ったやかんでお茶を差し出す。
女性、平気で飲んでしまう・・・
人間だとバレる・・・・
そこへ、駅員と消えていた堺さんがノド乾いた～！と帰ってき、
やかんのお茶を飲んでしまう・・・・・
堺さんも人間だと知ってしまう佐々木さんと河原さん・・・
「今まで辛かったろう・・・」と堺さんに言う佐々木さん。
だけど、伊藤さんと橋本さんをあんな目に合わせたのも堺さんだと知り
河原さんは許せなくて・・・・
堺さんと取っ組み合いになるんだけど、佐々木さんが
「堺にヤラレルなら本望じゃないか！」
と、河原さんを説得するのだけど・・・
「じゃあ、俺は橋本と行く！」
と木箱を開けたら・・・・
橋本さんが死んでて・・・・
（首が身体から切り離されてて）
怒り狂った河原さんがまた堺さんに殴りかかったので
佐々木さんが河原さんを壁に縫いつけ、「俺ごと杭で刺せ！」というのだけど・・・
堺さんが刺すのだけど・・・・
力が足りなくて佐々木さんしか死ななくて・・・
河原さんは「覚えてろ！」と言って逃げていく・・・・
取っ組み合いで怪我した堺さんに救急箱をと女性が駅の中に入っていき
駅員さんが帰ってくる。
堺さんが駅員さんに（河原さんが帰って来る前に）「何も聞かずに女性を連れて逃げて！」
と言うのだけどひとつだけ！
「さっきの女性の事件って！！？？」
と、きくと駅員さんから
「彼女の部屋で彼氏と彼氏の元カノが死体で見つかって・・・
彼氏の方は首が無かったんだよ・・・」
と教えられ・・・
「だって、彼氏が迎えに来るって・・・・」と困惑の堺さん・・・
「迎えにくるわけない！」「しかもあの公衆電話、貯金箱だし！」と駅員さん・・・
駅員が逃げ、頭の中が混乱している堺さん・・・
「エ・・・・・・じゃあ・・・・・・彼女が最初から大事そうに持ってたボストンバッグの中身って・・・・」
と、バッグの中を確かめようとしたところで女性が戻って来て・・・←駅員さん、一人で逃げた
そこに駅員さんも戻ってき・・・・
たと思ったら、駅員じゃなくて駅員の格好をした河原さんで！
一方的に河原さんにやられる堺さんを助けるために女性が杭で河原さんを背中から刺す！
「みんな死んだ・・・・みんな！」←駅員の格好をしていたということは逃げた駅員は河原さんに殺された
と、叫ぶ堺さんを他所に、
「おっかしーなーｖ彼氏まだこない。もっかい電話してくるね♪」
と、貯金箱電話で電話し、
「早く来てよ～ｖ」
と一人で話す女性に恐怖を覚え・・・
ボストンバッグの中身を取り出したら、布に包まれた男性の生首で・・・・
生首を放り出す堺さん・・・
電話を切って、生首を大切そうに抱えあげる女性・・・・
女性が堺さんの方を「キッ！」と睨んだところで 終わり！！！！！！
ぅっわ！何度見てもやっぱ面白いわ！「Vamp show」！
どんなにシリアスでも笑いを忘れないし、曲のかかり方も面白い！
これを演じた河原さんがどんな「THE ALUCARD SHOW」を見せてくれるのか！
今週末が楽しみです！(≧ω≦)
“奴らは、十年ごとにやってくる！”
