
22日夜の部。
妹と母(ヨーコさん)と3人で鑑賞。
黒執事全然知らないヨーコさんに朝食後、
昨日購入していたパンフレット開いてレクチャー。
時代背景・登場人物紹介(グレイ伯爵とドルイット子爵が似てるので要注意!)
人物関係・この際だからネタバレ(マダム・レッドの地味~な執事「グレル・サトクリフ」が一瞬で真っ赤な髪の死神「グレル・サトクリフ」になるなど←別人と思われてはいけないので)も。
あと、最初から最後まである舞台上にあるチェスの大きなポーン(駒)が意味するところ(馬=騎士=シエル坊ちゃんにとっての悪魔=執事)と、
舞台はポーンを使って「通り」や「部屋」をイメージさせるので
その辺の助言。
そしてヨーコさんからも質問。
「このちっちゃい子はずっと眼帯しとーと?」
はいはい。スミマセン。
ちっちゃい子は自分の復讐のために悪魔と契約したわけですがその際に
「契約書」を交わしておりまして、その契約書は所謂「書面」ではなく
お互いの体に紋章を刻むことによって(そして人目に触れる場所ほど)
効力があります。
ちっちゃい子⇒右目の瞳/眼帯の下(悪魔を使役する)
悪魔の執事⇒左手の甲/手袋の下(魂を引き取るまで逃がさない)
人に見られたら魔女裁判行きなので隠してます。
「このちっちゃい子、可愛いね。女の子みたい」
はいはい。男の子ですよー。
劇中でドレス着ます。期待しててねv
「このちっちゃい子、いくつ?」
ちっちゃい子の質問ばかりだな!オイ!
12歳、中学1年生だよ!
(後日、原作者さまのひとことより追加知識↓)
歴代「シエル役(ちっちゃい子)」は顔合わせから千秋楽までに
5cm身長が伸びるんだけど
今回の子は成長期がまだ来てないからちっちゃいままなんだよ!
背が伸びないの気にしてるとか原作通りだな!つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
さて。
お席は昨日は中央やや後ろでしたが、今日は私は右前。
なんとか舞台上一番前まで役者さんが来たら顔の表情が見えるよーな位置。
ヨーコさんと妹はほぼ中央。
これ、右側から観て思ったけど昨日の中央席からを観ててよかったよ。
ダンスとかしゃべってるときの人の配置とかやっぱ
「中央から観て貰う」の前提で作ってあるから、
中央からずれると「良さ」が10分の3くらいまで落ちるw
正直男性陣の滑舌がしゃべってるときも歌ってるときもあんまよくなくて
観に行く前に読んだ既に観た方のレビューに
「原作のセリフを読み込んでいくこと!」
とあったけど、アレって「こんなに原作に忠実にやってますw」って意味じゃなくて
「滑舌悪いから原作のセリフ頭に叩き込んで補完しろ!」ってことだったんだねw
黒執事知らないヨーコさんには6割方、何て言ってるかわかんなかったんじゃないかな?
歌やダンスは◎
死神の正体曝したグレル・サトクリフと女性の死神ダンサーのダンスが
キレッキレで印象的でした。
あとは2公演観たからわかったことなんだけど、
「ネタ」が日替わりなんですねv
覚えてるだけで
・刑事2人のコント(数種類/日)
・セバスチャンが奥の部屋で葬儀屋を笑わせるネタ
→21日昼:葬儀屋(声だけ)「頭取れた――――――――――ッ!(´゚ω゚)・*;'.、ブッ」
→22日夜:葬儀屋(声だけ)「ナニその前髪!めっちゃ動く――ッ!(´゚ω゚)・*;'.、ブッ」
この後、松下セバスチャンが出てきて、首の調子がおかしい振りをしたり
前髪がドジョウのように動くのを押さえる振りをしたりw
・劉が葬儀屋を笑わせるネタ
→21日昼:「左手が北海道♪右手が九州♪み~ぎを向いたら日本列島~♪」←これ劉役の方が顎がしゃくれてるっていう自虐ネタでマジバカウケしたw
→22日夜:「聖徳太子の本音」
→葬儀屋から無茶ぶりされた2回目:もしもし~?もしもし~?→「ザク」
・マダム・レッドがセバスチャンのお尻を撫で上げたあとの感想
アドリブって凄いなと思ったのが
・葬儀屋を笑わせるために奥の部屋に入って行くセバスチャンが垂らされたカーテンを捲って入って行くんだけど、
→21日昼:入ってはサッ!と出てきて「くれぐれも覗かないでください!」と言う
→22日夜:1回目入って出てきたときに、カーテンがセバスチャンの顔にかかってしまう。
→うっとおしそうにカーテンが外れるまでグルグル回って、回った時間分、「覗かないでください!」の部分をカットする
・女装したシエル坊ちゃんとセバスチャンのダンスの後、坊ちゃんのロングのツインテールがヘッドドレスのバラに複雑に絡みついてしまう。
→ダンスしながらセバスチャンが取ろうとするも絡みすぎて取れない。
→でも、取らなくちゃお化けに見えるくらい髪が乱れてて、このまま次のシーンには行けない。
→ダンス後、止まって「もう!こんなに乱して!だらしのない!ε=(`・ω・´)」
と言いながらセバスチャンが綺麗に取り外してやる
やぁ!最初はDVD買う気は無かったとか言ってたけどゴメン!
ミュージカル黒執事、クソ面白いわ!
原作やアニメファンにとって最重要な「見た目」は100%再現してるし
まるでよしもとを観に来てるような刑事コンビの漫才はどれも爆笑だし
マダム・レッドは泣けるし、顔ちっちゃいし、8頭身だし、
ウエスト細いし、豪快なところもマダム・レッドだし!つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
HUNTER×HUNTERが好きな妹がHUNTER×HUNTERのミュージカルと比較して
「黒執事ファン、羨ましすぎるわ・・・(歌もダンスも上手くて・面白くて)」
と言っておりましたから、漫画原作をミュージカル化したものの中でも
良い部類に入るのでしょう。
DVD化は大阪千秋楽分だそうです。
DVDを楽しみにするために、ライブビューイングのチケットは取りませんでした。
DVDは来年2月15日発売!
劇場では観れなかった、アップの表情が楽しめるといいな!o(`・ω・´)O