
さて。事前に紹介されていたストーリーとしては
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国民的人気アーティストのマリア(シルビア・グラブ)は自分の人気を維持するため、
マネージャーのウォルター(金剛地武志)に新しいアイディアを求めていた。
ウォルターは、次のコンサートツアーのバックダンサーオーディションを開催、
そこで6人の男性ダンサー(平間、植原、橋本、加藤、山下、横尾)と衝撃的な出会いを果たす。
彼らを用いて新たな演出を試み、その試みは大成功する。
コンサートで、マリアが衣裳チェンジのため舞台袖にさがっている間も、
6人のパフォーマンスによりステージはいっそう盛り上がりをみせる。
そこに突然現れた巨大な蝙蝠のシルエット。
その中から現れたのは謎の青年ブラド(松下優也)だった。
マリアのコンサートにも関わらず、6人のダンスとブラドの歌声により、
客席は大歓声の渦となり、マリアは主役の座を奪われてしまう。
ブラドを含めた7人は「アルカード」と名乗り、
そのセンセーショナルな登場とパフォーマンスで瞬く間に人気を博した。
また、一切の宣伝活動を行わなかったため、
彼らの情報に渇望した人々は更に熱狂していくのだった。
しかし、「アルカード」の周りでは次々と不穏な出来事が起こっていた―
ファンの女性が次々と行方をくらます、
メンバーがいつも口にしている謎の液体・・・。
アルカードの正体は・・・?彼らの目的は何なのか。
熱狂的なファンとなり、職を転々としながら
ストーカーのように彼らを追う主婦のサラ(光浦靖子)、
マネージャーのウォルター、スターの座を追われたマリアも
「アルカード」によって人生を翻弄されていく―。
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です。
続きのストーリーとしては、ファンと歌う場所を奪われたマリアが
街中を飾るブラドのポスターを切り刻んでるところにブラドが現れ
「だったら僕を殺せばいい・・・」
とマリアが持ったカッターの刃を自分の首筋まで持って行くのだけど
マリアにはブラド曰く「何か」が足りず、殺すことができなかった。
ウォルターは6人により血を飲まされることで秘密を共有させられ
6人の「食事」の用意、後片付けにいいように使われるようになる。
「世界中の悲しみをその瞳に落とし込んだ」様な悲しい目をしたブラドに
欲情・・・・ゲフンゴフン!すっかり惚れ込んでしまったサラは
「どうしてもブラド様に聞きたいことがある」と言ってとうとうブラドの屋敷まで入り込んでしまう。
昼間なのに真っ暗なブラドの屋敷・・・
そこには6人の食べ残し(
ウォルター曰く「最後まで血を吸いきっていれば死体になるのに、6人が味に肥えたのか途中で打ち捨てるのでアンデッドになって人間の血を求めるようになってしまったゾンビモドキの女の子達」)がウヨウヨいてサラを追いかけ回す。
そこに十字架を持ったウォルターが現れ、アンデッド達を退けてくれるのだけど
どうしてもブラドに会って聞きたいことがあるというサラに
「俺すらも必要とされないのに、お前の様な××な女にブラドが会うものか!(
会わせるものか!だったかな。「××な」は「泥くさい」だったか・・・忘れた)」
と、鈍器でサラを滅多打ちにし、最後のとどめ!というところで
戻ってきたマリアの銃に撃たれる。
ウォルターは死に、ブラド登場。
マリアに「君に足りなかったものがやっとわかったようだね」と。
そう、マリアに足りなかったものは殺意とも呼べるほどのブラドを憎む心。
ここだったかな?
鈍器で殴られ血みどろのサラがまだ生きててブラドに
「どうしてそんなに悲しい瞳をしているの・・・?」
と瀕死の状態で尋ねる。
それに
「頂点で居るっていうのはね・・・サラ・・・
とても退屈なんだ・・・」←「寂しいんだ」だったかもしれない
と答えてやるブラド。
ここのブラドがすっごくサラに優しくて好きだ。
頭から血みどろの女に「血が酷く出ている・・・あまりしゃべらない方がいい」とどこかズレた発言をするブラドですが、
「もうおやすみ・・・・」とサラの頭を撫でてやってサラが息を引き取ったとこで
最初の出会いでサラに奪われていた自分のサングラスを取り返すっていうw
優しいけど、人間のこと虫かペットくらいにしか見てない様子が
益々ブラドの謎を深めて行く。
今度こそブラドを殺す気で来たマリアだったけど
銃声で眠っていた6人が目覚めてしまい、マリアを襲い出す。
優雅に座ってそれを眺めるブラド。
舞台がブラドを隠して行き、マリアと6人のアクションが最高潮を迎え・・・
マリアが隠し持っていた教会の十字架(だったかな?)を溶かして作った銀の杭で
カーミラを殺害(退治っていうとなんか笑っちゃうからw)。
次にオルロックを殺害。
あれ?あと一人銀の杭使ったっけか???
残りは遮光カーテンを引きちぎることで日光で焼いて6人全員消滅。
そこに清々しくブラド登場。
日光に当たっても消滅しないブラドに「一体何者なの!?」と驚愕するマリア。
マリアに「既に言ったはずだよ・・・」と言い
「無償の(アルカドニアの)愛を捧げられることには飽き飽きしてたんだ・・・」
「一度憎悪されてみたかったけど、相手を心から憎むという行為は相手の事だけしか考えない、それもまた愛の形だよね・・・」←ゴメンこの辺曖昧で、ニュアンス表示になってる。
マリアを背後から抱き締めて捕らえ
「『君たち』は僕を楽しませてくれた・・・」
「ご褒美をあげよう・・・・」
とマリアの首筋に顔を埋めるブラド・・・←多分噛んだ
そうそう。
この舞台は男性一人・女性二人による回想シーンから始まるのだけど
最後にまたこの三人が出てきて「回想終わり」っぽくなるのだけど
実はこの三人がウォルター、マリア、サラで
老けて見せてたけど、実はカツラだったりで
「アレから」数十年経ってるのに三人とも当時の若さのまま!
そう!ブラドは自分を楽しませてくれた「ご褒美」として三人に「永遠の命」を与えたのでした。
で、観客を「アルカドニア」に見立ててストーリーが進んで行くので
最後に三人から「アルカードに飢え求めよ!そうすればどこか(高みから)で観ているブラド様に届き、アルカードがまた復活するであろう!」と高々に宣言されて終わり・・・
なんだけど、さすが千秋楽。
もちろん期待してたけど、幕が下りても鳴り止まない拍手の中
「2013 NEW SONG」の文字が!
(あ、アルカードは劇中でも新曲を出したり公式サイトで情報を発信したりします
2014 NEW SONGは以前も紹介したこちら↓↓↓)
2013だからアンコールだと思ってくれたらいいw
しかも!
上がったカーテンの奥にはダンサー6人しかいない!
さっきから方々に散らばってたスタッフがどこかへ移動してると思ったら!
ブラド様が観客席上手中央に登場!
ぎゃぁぁぁぁぁあああああああああああああ!
ブラド様ぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!
あたし、下手ぇぇぇぇぇええええええええええ!!!!←左から4番目
まぁ、ほとんど見えませんでしたがな、
ブラド様が舞台に上がるまで(TーT)180cmヲマヂカデミアゲタカッタ
横の子なんか客席にブラド様が登場したことすら気付きませんでしたがなw
(スタンディングオベーションで向こう側が見えなかった)
そして「本当にコンサートを観に来たように」舞台上で
芝居無しの全開でダンスと歌とラップを披露するアルカード達!
わぁ!
普段が歌うことと両立するため、ダンサーほどキレを出して歌
えない松下さんが
カーミラのラップ時や歌の無いときにめちゃくちゃ回りと揃って踊ってる!
あまりにカッコ良すぎて見とれすぎて
最後に観客も揃って「指をコウモリの形にして上げるとこ」上げ損ねたわ!(爆)
ゴメン・・・あたし、アルカドニアとして、そこ、失格だったわ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
全公演そうだったのだけど、ここは千秋楽も例外ではなく
通常は演目の後に演者全員出てきて
「今日はありがとうございました!」
的なものやるけど、アルカードショーはそれが一切無し!
無いもんだから余韻が「最高のコンサートを観た後!」のままなもんで
幕が閉じた後は女の子達が
「ヤバカッターーーーーーーー!!!!。゚(゚´ω`゚)゚。ピー」
「泣いたーーーーーーーーーー!!!!。゚(゚´ω`゚)゚。ピー」
と興奮冷めやらぬ状態。
ゴメ・・・あたし、どんなに嬉しくてもそこ、表に出し切らない性格だからさ。
キリちゃんとの握手会の後も、キャイキャイしきらんやったからさ。
だけどほんとカッコよかった!
しかも、演者が「アルカード」になりきってるから
『リアル』のブログやツイッターをどんなに探しても「練習風景」とか「今日は仲間でご飯にw」とかいう記事が銀ちゃんか瑠尉くんくらいしか書いてくれなくてさ!
あ!真央たんたくさん書いてくれてたか!
肝心の松下さんが「
アルカード初日!」ブログから千秋楽終わっても中々更新してくれなくてさ・・・
もうほんとアルカドニアは劇中の様に、アルカードの情報に飢えて餓えて
「与えられるのを待つしかない」状態で、終わった今の方が益々アルカドニアってるわw
で。問題のブラドは「何」だったのか・・・
「神」っぽくもあったけど、最後マリアを吸血したので(でもブラドは劇中、血を飲まない設定なんだよな。三人が永遠の命を与えられたのだって「口付けを受けた」と表現されてるから、もしかして吸血してないのかもしれない)神というよりは「元吸血鬼」。
そうすると思い浮かぶのは映画『アンダーワールド』シリーズの「始祖・コルヴィナスの生き血」。
確か主人公のヴァンパイアが「コルヴィナスの生き血」を飲んで、日光OK・最強のヴァンパイアになったべ?
もしくは映画『ドラキュラZERO』が、そうであったように
「吸血鬼を作ったのは悪魔」の悪魔・・・・
う~ん・・・。
でも松下さんが「悪魔(黒執事セバスチャン)の後は吸血鬼役です」っておっしゃってたよーな・・・
あ、じゃあ吸血鬼でいいのかw
最後に「神」説。
劇中でブラドが「人間は何かに依存(言葉は違うかも)しなくては生きていけない」「その依存は時には戦争をも生み出す」と悲しそうに話すのだけど
アルカードに依存するアルカドニアに「僕達を愛でくるんで」と言う割には
「親愛なる・・・そして「最悪」なるアルカドニア達・・・」
って言うんですよね。
それってやっぱりアルカードに依存してしまってるアルカドニアのことを好ましくも思いつつ、そんな状態を憎んでもいる。
その思考が「神」っぽくもあるんだけど・・・・
「楽しませてくれた」発言とかが・・・・
ゴメ・・・もう、なんか私の中でブラド様
モ ン ス タ ー エ ン ジ ン の
「 暇 を 持 て 余 し た 神 々 の 遊 び 」にしか見えないw
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「 暇 を 持 て 余 し た ブ ラ ド 様 の 遊 び w 」
最後の最後に
「SEE YOU AGAIN?」
と出たので、来年も神々の遊びに戯れられるよう
アルカドニアは期待して餓えてるであります!( `・ω・´)ゞ