TW225 E/Gから打音がするんだおん（ヲィ

地上の皆様こんにちは。
どうも、なぎ助です。
∪･ω･∪ どーも

今回は、兄が乗るTW225の調子が悪いとの事で、原因の究明＆修理をしてみましたっ！

と言うブログです。



今をさかのぼる昨年秋頃、

ポッケの部品調達にラ○コランドへ向かい
買い物を済ませて帰ろうとしたところ、
やけにエンジン音がうるさいバイクがご来店。

まるでメタルを打つ様な凄まじい音がするのに
走って来るってどんなヤツだよと思いチラ見したところ、
まさかの身内だったと言う（笑


自分で色々調べたり調整をしたものの、原因がよく分からないとの事なので、
日を改めて兄の秘密基地へ道具を持って伺ったのが年末のお話。

その時既に覚悟を決めていたのか
ヤ◯オクで入手した中古エンジンも用意されており、
いざとなったら乗せ換える気で居たのですが…

そもそも異音が何処から出ているのかよく分からない。
ロッカーを打つ音の様だけどソレらしいガタつきが有る様に思えず。

その日は不完全燃焼のまま撤収し、今度はウチの物置で徹底的にやろう！

という前置き後の本日です（長げーよ


現状の確認ー↓

がちゃがちゃがちゃがちゃ…

最初、オートデコンプのワイヤーが張りすぎて
ロッカーに当たってるのかと思った程。

当然、バルブクリアランスは問題なし。
深まる謎の答え合わせをするべく分解していきます。


今回はヘッドを剝ぐので邪魔な外装などなどサクサクバラし
いよいよエンジンへ着手。


ヘッドのカムカバーを外したところでいきなり違和感…

年末に分解した時、新しいオイルを入れたはず

垂れて来たオイルが濁りすぎ！

兄の秘密基地からウチまでたった数キロを走っただけのオイルとは思えない…


コレは何が出るか分からないなー

と、分解しはじめたら直ぐに出ました。


カムの摺動面から黒い物体が…


見事にカムのホルダーが削れています↓

こりゃダメだ。



奥側も激しく削られています。


んで、外したカム殿


両サイド共にグズグズ…


吸気、排気とそれぞれのバルブスプリングに押され
斜めに力が掛かっていたのが分かります↓

摺動痕が右上がりに付いていました。


カムの奥側はブッシュが無く、ヘッドが直接受けるタイプなので
このカム＆ヘッドは再起不能…
　

そんな訳で、

以前購入してあったエンジンから部品を拝借して直していく事に。


でもさ、

そもそも乗せ換えれば早いんじゃね？

と思うでしょ、


ところがコイツはよくある

「今は動かないけど、降ろすまで調子良かったです」的な代物。

一応「不動です」と前置きしてくれているだけ親切かもしれない
と言う程度のエンジンなので、様子を見るべく一先ず分解。


んで、

ヘッドを開けた図がコチラ↓



ん？




あ！



ほらね（笑

まぁ、なんとなく分かってたけど。


ピストンに当たって見事に曲がったバルブさん（左

これ、キックすれば圧縮無いのが分かると思うけど…


見るとカムを押さえるボルトのロックワッシャーが新しく、
折り直した痕が付いてたので、何かしら挑戦しようとしたんだろうな…

などなど、

先人の無念を垣間見つつ、必要部品の確認、確認。


カムやロッカーは問題なく使えそうで助かった…




バルブは今までのヘッドから外したものを組み替え。

当たりも良いので軽くさらって組み付けていきます。



今回、全分解していないので内部にどの程度汚れが残っているか分からない為、
暫くはマメにオイル交換をした方が良さそう。


とりあえず、汚れの酷いエレメントは交換しておきました。


そしてー


無事、整備が完了しましたとさ。
∪･ω･∪ おしまい