会社のブログに書き綴った「論理的思考」。
うまくまとまったので抜粋してみたいと思います(笑)
--〈以下引用〉--
日本人である僕が日本人を批判するのはなんともアレなんですが・・・
どうして日本人という特性は「性能」を重視しすぎるのでしょう?
もちろん性能は大切です。
けれども、なんだかどれもやり過ぎな「過度」なんですよね。
車で言えば欧州車に比べるとオプションは豊富だし、ボタンも多い。
某日本メーカーの最上級車種のボタン数は100以上あるらしい。
使うのか?使いこなせるのか?っていう(笑)
住宅で言えば断熱材やら耐震性やら暖冷房の性能やらですか。
僕にとってそれらの性能は正直「二の次」なんです。
必ずと言っていいほどコンタクトを取ってきてくださったお客様には性能について聞かれますが、返答のしようがないのが本音。
別に何も考えてないわけではないですよ(笑)
ただですね、僕にとって日本の建築はそんなに柔ではないと言う事を伝えたいのです。
もちろん必要最低限?の性能は持ち合わせています。
それを補うのに必要なのが「設計」なのではないかと。
実際うちの住まい手さんから暑さ寒さで文句言われた事はない(笑)
それぞれに工夫して住まわれているし、それだけ理解のある住まい手さんに選ばれている証拠でもあるのかも知れない。
結局僕はこの事業を通して「建築の可能性を伝えたい」のです。
過度に性能を重視するよりも、暑いけど、寒いけど、でも気持ちよければいいじゃないかと。
暑い寒いをご自身の工夫で和らげられればそれは優越感へと変わるかも知れない(笑)
理解をいただけるのかいただけないのかは別としても、僕はこの思想を曲げる気はない。
求められればそれなりに対応はさせていただくかも知れませんが、それでもやはり設計の可能性で補ってあげたいと思う。
おそらくそこがお互い(住まい手さんと僕)良きパートナーになりうるかどうかの境目なのかも知れない。
昨日の夜、ちょうどそんな話題があがったのですが・・・。
結局日本人は「和」ですから、あくまで「足し算思考」なんです。
和風=足し算で言う「+」ですよね。
そんな語源からも理解できるように、あくまで足し算思考。
諸外国からいろんな技術や文化を吸収し、それを日本流にアレンジするのが得意な人種。
もちろん僕も例外では決してないですし、絶対的に全否定はしませんし、出来ません。
この現在の日本を築いてくださったのはご先祖様なのですから、むしろ感謝しなくちゃですからね。
ただ、あくまで過度はどうなのかという話。
工夫も得意な日本人、そのご自身の可能性を「性能」に抱き合わせてみてはいかがでしょう・・・(笑)
--〈以上〉--
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なんとなく理解していただけた方は「イイね!」をぽちっと(笑)
Posted at 2011/06/16 12:05:43 | |
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