フィットハイブリッドが搭載する7速のi-DCD。
効率的に優れているのですが、ウィークポイントがあります。。。
・エンジン始動とクルマの発進のため、EVでの発進が1速。
普通の人が見てもエッ???
という内容でこれだけではどこが欠点かわかりませんね^^;
1速は減速比がとても大きくなっているため、モーターでの最初の発進がとても力強く感じられます。
が、当然加速とともに回転数も上昇し、20km/hに達する頃には2速+エンジンが始動してバトンタッチします。
普通の発進ならこれでよいのですが、街なかなどですぐ先の信号が赤で止まる場合、数十メートルならエンジンを動かさずにモーターだけで切り抜けたほうが燃費が良いのです。
ですが上記の1速問題のせいで、EVだけでの加速(20km/h以上)が難しい・・・・・
難しいだけで、不可能ではありません。
15km/h以上になったら慌てず騒がず、スッとアクセルを抜くと3速へシフトアップしてEV走行が続行できます。
なぜこういう状態なのかを簡単に説明しましょう♪
i-DCDのモーターは図のように奇数段とつながっており、モーター単独で走行できるのは1・3・5・7速のみです。
EV走行で加速する場合奇数段側だけで変速する都合上、シフトアップする際にNになってしまう時間が発生します。
それを避けるため極力エンジンを始動して、ギアが繋がっている2速・偶数側へ変速しやすいセッティングになっています。
コレと同様の現象がEV移行時にも発生してしまうのです。
5速からEVへ移行する場合・・・・
(大体42~54km/hで走行していると5速です)
多くの人が体感しているであろうEV移行時の失速感。
これもプログラムではどうにもならない仕様になります(笑)
5速エンジン+5速モーター回生で走行していたものを一度クラッチを切り、3速へ変速してクラッチを繋ぎ、EV走行へ移ります。
このクラッチが一度離れて慣性走行になる瞬間を失速するような感覚になるんでしょうね。
5速のままEVならそういうことは発生しないと思うのですが、モータートルクが足りなかったんでしょう^^;
当然ながら、4速・6速でエンジン走行からのEV移行では瞬時にギアを変えることができるので失速はしませんw
さて、話を戻します。
EVシフトアップ走法?は最初は難しいのですが慣れればいつでも繰り出せます。
オーディオを止めて、アクセルをゆるめた瞬間にカシャッと、前の方から音が聞こえればシフトアップ成功です。
市街地での発進停止が多い場合は、SOCが溜まりやすくなってしまうため、このような走り方を駆使して少しでもEV率を上げると燃費向上につながります♪
内容は大したこと無いのですが、アクセル操作の難しさから40km/lを目指すカテゴリに描かせていただきましたm(_ _)m
つづく。
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FIT3 Hybrid 燃費向上術 | 日記
Posted at
2014/05/26 20:12:24