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スコールのブログ一覧

2012年02月26日 イイね!

直4ターボ搭載の5シリーズ 523i

A6の直接競合する523iにも乗りました。

BMWというブランドで、且つEセグメントの直4ターボということで経済性との融合に非常に興味がありました。

同時にホントに直4で不足ないのかというのも気になっていました。
さて、どうか!



『17インチホイール・・・』

A6のところでも書きましたが、18インチホイールであってもタイヤそのものの径が大きいため大径ホイールに見えなかったのですが、523iでもその印象がありました。しかもより強く・・・。

523iは標準装備が17インチホイールになっており、しかしタイヤ外径はA6とほぼ一緒かと思います。そのせいで非常に肉厚のタイヤに見えてしまっているのです。

タイヤにはリムガードもないのでその印象が余計に強く、ハイエースバンのような感じでした。
少なくとも5シリーズのイメージには合わない気がします。仮に「ホイールはまぁいいや!」と妥協してしまうと後から変えたくなってしまうでしょう。



『物足りないパワーシート』

523iは素の状態ではファブリックシートになりますが、実はその機能も「素」らしい一面があります。
リクライニングはパワーですが、スライドは手動。

3シリーズ以下のモデルで素グレードの場合そういうのは確かにありましたが、正直まさか5シリーズでもそういうのがあるのかと驚きました。
試乗したのはハイラインで革シートが付いていたので調整は全てパワーでしたが。



『静かなエンジン音。でも・・・』

エンジンをかけた瞬間、セルモーター、エンジン始動音共に非常に遠いところで聞こえるのが分かりました。静粛性能はしっかり感じられました。

走り出してもその印象は変わらず、快適な空間が保たれます。

しかし、エンジン回転が上がるとその印象は微妙になりました。
4000回転くらいからエンジン音が聞こえてくるようになります。その音は非常に整っており直4にしてはとても良い音でした。

ただ、4気筒でした。遠くで整った音であっても、聞こえる音色は間違いなく直4のそれであり、5シリーズの雰囲気に合うかと聞かれるとものすごく複雑です。
6気筒じゃないかなぁという気が終始拭えず、モヤモヤしたものが残りました。



『184psの2.0Lで1740kgを動かすということ』

低中速域で不満は何も感じません。重量のあるクルマを動かしているなあと感じる一方でしっかりクルマは動いてくれます。

しかしまたもやエンジン回転数が上がると印象が変わりました。

予想に反してパワー感がありません・・・。4000回転を越えても直4ターボらしいグーッとくるトルク感がほとんどなく、じわーっとスピードが上がっていく感じです。

厳しいのが6気筒エンジンと違ってエンジン音(4発サウンド)もフラットトルク(盛り上がりがない)も「仕事」でありドラマチックさが感じられないこと。
良い印象全てに「直4にしては」という5シリーズらしかぬ前置きが必要です。なんか残念です。



『直進性!』

これは素晴らしいです。上から目線な書き方恐縮ですが(笑)
走り出してすぐ感じます。328iの時もこの感じに感動してニヤついていました。

328iの時は「A3と同じ感覚」という書き方だったと思いますが、前言撤回。これはBMWならではのもので、523iに乗ってそれを確信しました。

その感覚に訴えてくるものがすごい。表現が非常に難しいのですが、お椀で後ろからクルマごと推して行っている感じ(笑)
(ちなみにA3ではフロント両輪あたりに紐を付けて引っ張っていってもらう感じです。)

この感覚だけでもBMWは外せないなと思いました。
320iが楽しみです!(5シリーズのところで書くのもなんですが・・・)



『オーディオは前席と後席で・・・』

オーディオは標準のHi-Fi12スピーカーでしたが、前席で聞いているととても良い印象でした。A6のBOSEほど感動はありませんでしたが、スピーカーの存在を感じさせず前から聞こえてくるので臨場感がありました。
音質も非常にクリアでさすがだなと思いました。

ただ、後席でも体験しようと後ろに座ってびっくりしました。
スピーカーがドアに付いておらず、背もたれ後ろのボードにだけあるので音が頭の後ろからしか聞こえません。

はっきりいって前席の良い印象とは雲泥の差で、臨場感も全く感じられませんでした。A6との差は歴然です。



●総合の感想

振り返ってみると、思って以上に残念な印象が多かったです。
A6と同じスタンダードグレードですが、その内容は同じ610万円とは思えないほどに差がありました。エンジンの印象然り、装備品然り。

ディーラーさん曰く、BMWジャパンが日本に予め仕入れてきている在庫車は9割が本革シートかMスポーツが装備されてるそうです。
オプション分の30万円ほど追加した状態で少しA6と近づけるかもしれません。

とはいえBMWの直進性は捨てがたいものを感じるので、320iは候補に残したいという結論になりました。


Posted at 2012/02/26 23:49:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2012年02月26日 イイね!

費用対効果バッチリ A6 2.8FSI

金額的には相当な高値の花ですが、それでも候補の一台として向き合うと印象が違うかなと思い、乗ってみました。A6 2.8です。

いつも通り自分の印象に基づいて羅列していきます(笑)



『運転席における全てのゆとり』

大きいクルマとはいえ、やはりこういうゆとり感には感動せずにいられません。
大振りなシート、助手席との距離、絶対的空間の広さ、広さゆえにできるゆったりしたインパネデザイン。写真では分からなかった魅力を生で感じることができます。

助手席との広さには自分と隣に座った人が同時にセンターアームレストを使っても尚腕が触れ合わないスペースに驚きました。高い静粛性と合わせてグリーン車に乗っているようでした。

ミニバンやSUVの広さとは感覚的に違うんです。
セダンの空間という制約の中であって尚実現しているからより広いと感じるのかもしれません。



『通常加速時の変速マナー』

流れについて行く程度では一切2000回転を超えずにシフトアップしていきます。
マイA3 1.8T 7Sトロニックでは同じシーンでも2000回転を上回ることがよくあり、2000回転以下好きにとっては(笑)嬉しいコトです。

Eセグメントという高級サルーンのジャンルであっても、そのミッションはデュアルクラッチなので変速スピードはサッサッと気持ちがいいです。



『低速でもロードノイズが・・・』

30km/h程度でもかなり小さい音量ながらロードノイズは聞こえます。

全くうるさいなどというものではありませんが、GSの時のような調律されたというかオブラートで包んだような音質とは違いました。
GSが「高級車に乗っている」という印象を与えるのに対してA6は「クルマはしっかり走っている」ということをアピールしてくる印象でした。



『20インチホイール』

しっかり履きこなしています。低扁平タイヤらしく路面の状況によっては振動を伝えてきますが高級車にふさわしい乗り味に収まっており、外観重視で選んでも問題ないなと思いました。
まあ、個人的には不必要ですが・・・。

ただ、展示車にあった18インチですと、元々タイヤそのものの径が大きいために随分小さく見えます。
う~ん悩ましい(笑)



『BOSEサラウンドサウンドシステム』

すごくいい音です。
良いオーディオらしく、やはりスピーカーの存在を感じさせず前から音が迫ってくる感覚がたまりません。クルーズコントロールを70~80㎞/hに設定してサラウンド効果をかけてのんびり走ると何とも言えない時間を過ごすことができます。



『中回転域のV6エンジンサウンド!』

4000~5000回転くらいでしょうか。クォーンと非常にスポーティな音が聞こえます。
GSではそれが調律・演出されて聞こえていましたが(良い意味です)、こちらは生の音といったところです。
しかし5000回転を過ぎるとその印象は変わってきます。音色は高くなりますがクォーンという感じが薄れていきます。



『滑らかにパワフル』

音と同調してパワーもしっかり出てきます。その滑らかなこと!
ホント天の邪鬼なんですが、6気筒が全盛の時は直4ターボのダイレクトさが好ましくて、逆にそれが広まってくると6気筒の滑らかさが良くなってくる・・・(苦笑)

でもこのあとに乗ったBMW523iで確信したのですが、やはりこのクラスは6気筒が似合っている気がします。



『パドルシフト要らずかも』

マニュアルモードでシフトチェンジをするとデュアルクラッチらしく素晴らしいレスポンスで変速してくれます。

6気筒エンジンは直4ターボとは違う感触でとてもスムーズにこちらの意志に応えてくれますが、それが不思議なことにシフトしてスポーティに走ろうという気にあまりさせられません。

エルグランドの時にも似たような印象はありましたが、スポーツチューニングしてないエンジンだと6気筒ではそういうものなのかもしれません。

328iのところでも書きましたが、直4は分かりやすいです。エンジンの回転上昇感も一緒で、それをスポーティと感じるのかもしれません。
6気筒エンジンは回転が一貫してジェントルな感じで非常に好印象でした。



『後席の居住性』

前席と同じく広さをしっかり感じます。
シートバックも角度はそれなりにゆったりしており、BOSEの音も前とほとんど差を感じないほど綺麗に聞こえます。
ちょっと気になったのは前席下の足入れ性。シートの高さ調整具合にもよるのでしょうが、何かしっくりとこない感じがあります。A3のような何かユニットがあるようなないような・・・。

またパワーウィンドスイッチが体に近いところにあるのも意外でした。
ドアそのものは大きくて良いのですが、スイッチを押そうとすると手を上げてひねった状態でないと押せません。
C200やGSは手をアームレストに乗せて探るとちょうどいい位置にあるので、差を感じました。



●総合の感想

クルマとしては相当有力な候補です!
高級サルーンでありながらデュアルクラッチミッションを引っ提げ、乗り味はハイクラスらしいレベルの高さでまとめられています。

装備についても14スピーカーのBOSEシステムやクルーズコントロールなど次は絶対付けたいものが2つも標準装備で、後付けするものはサンルーフくらいでしょうか。ホイールも取りあえず18インチですし。

問題なのはお値段・・・。本体価格税込610万円は絶対的に高いです。
付けたいサンルーフについても21万円!!

ローンで何とか!いかないかなぁ(笑)
Posted at 2012/02/26 20:57:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2012年02月23日 イイね!

7人乗りセダンである。ミニバンではない。

エルグランドの3.5Lに乗りました。

※2/24 ハイパフォーマンススペックの試乗レポート追加(最下部)

最近はセダンばかりを見ていましたが、フルモデルチェンジで背が低くなり、内装デザインもフーガのような雰囲気があったのでミニバンとしてではなく、7人乗りセダンとしてかなり興味がありました。


★ライダー 3.5 黒革パワーシート

『概観全体の印象』

不思議ですが、ミニバンというより大きなセダンというのが第一印象でした。

背の高さ、連続しているフロントドアとスライドドアのウィンド面(意図的に区切っているアルファードとは正反対)、クロームウィンドモール、ライトやドアハンドルなどの各パーツの大きさとボディ全体のバランスなど、良い意味でファミリー感がまるでありません。高級車です。



『リヤシートの望外な心地良さ』

何でしょう、このゆったり感は。背もたれを少し倒し、中折れの角度を合わせて、オットマンを使うとそれだけでものすごいゆったりした気分に浸れます。

正直、このリヤシートの居心地だけでも購買欲がそそられました(笑



『内装の印象』

内装の印象は正直328より高級感がありました。
また、アルファードでは空間がエルグランドよりずっと広い分どうしても間延び感があり「仕立ては高級なのにバンみたい」という印象が拭えなかったのに対し、適度なサイズの室内で非常にまとまりのある印象でした。



『エンジン始動』

エンジン音は紛れも無く6気筒の高級感を持っていました。
FF用の2GRは1MZと比べて分かりやすい高級感のある音がしない気がして好きになれませんでしたが、これは問題なしです。

もともとFR時代のエルグランドのVQ25もセドリックと全く同じ音がしていたので、街で走っているのを見ると思わず耳を澄ましていたほどでした(笑



『トルクで推していくゆったり加速』

ゆったりアクセルを踏むと一瞬2000近くまで回転が上がりますが、すぐに1500回転以下になり、それをキープして(!!)スピードを乗せていきます。

その高級感のあること。
以前、QR25に乗ったときはちょっとアクセルを踏むだけで即、直4感あるエンジン音が聞こえてきました。(音はしっかり抑えられているのですが音質が「がんばってまーす!」という感じが常にしました)
VQ35では全然そんなことはなく、非常に静かでした。

ロードノイズはフーガより聞こえる気がしましたが、絶対的には静かだと思います。



『タウンスピードではほぼセダンなハンドリング』

普通にレーンチェンジをしてみましたが、セダンでした。背の高いミニバンの悪さなど微塵も感じさせず、自然に動いてくれます。



『踏み込んだときのVQ35の魅力』

グイっとアクセルを踏み込むと、滑らかに且つ力強く加速します。直4の直噴ターボとはその質感がまるで違います。これはアリだなと思ってしまいました。

しかもその時のエンジン音もジェントルに駆け上がっていくという感じで、苦しさもがんばってる感も一切無く、美しく素早く仕事をこなしているという感じでした。スゴイ!



『CVTでも意外と・・・』

乗る前は「CVTか~」とネガティブな気持ちでしたが、運転し始めるとそのマナーの良さとエルグランドの性格に合っていることが「悪くないかも」と印象を変えていきました。

まず何よりゆったり加速時のすばらしい低回転の維持。
加速したいときに程よく上がるエンジン回転(VQエンジンとの組み合わせであることが恐らく重要)。
こういった要素がエルグランドの「高級多人数乗用車(Lクラス・7シーター・セダン)」というキャラにバッチリなのかもしれません。
飛行機や新幹線に近いかもしれないですね。


『サードシート』

初めてこのシートを見たとき、これはセダンのシートを取り付けたのかというほどの仕立てでした。座ってみると、それほどの印象は無いのですが少なくともアルファードよりすわり心地は上でしょう。
ただ、水平にするフルリクライニングができないのが残念です。




●総合の感想

ミニバン、SUVなど7人乗りの車として考えた場合、間違いなく世界一であり、その選択が必要となれば絶対選びます。それほど良かったです。正直、A3の次期候補としてどこかで残しておきたいと思います。

7人乗りセダンとしての総合性能はすばらしく高いです。

ちなみに背の高さやサードシートからすると(フルリクライニングできない、前倒しだけの収納)、構造的にグランドボイジャー、MPV、昔のプレサージュ、米国オデッセイあたりのクラスになるのでしょうか。





★ライダー ハイパフォーマンススペック 3.5

実は上記の普通のライダー試乗に先駆けてハイパフォーマンススペック(HPS)にも乗っていました。といっても本当は普通スペックのライダーだと思ってお店に行ったらHPSだったというのが真実ですが…(笑)

でも500万もするクルマの試乗車なんて珍しいですね。



『低速時の足回りの硬さ』

ディーラーを出て数十メートルで信号が赤の交差点に差し掛かりました。その時、加速という加速もせず30~40㎞/hほどで走ってたと思います。片側3車線の都市部の道なのですが、そんな状況でもユサユサと揺れるのが分かるほど硬さが室内へ伝わってきます。

しかしその硬さの印象にカドはない上、ボディがそれに負けている感じ(よれたりギシギシ言ったり)は
全くありません。
座っているところがタイヤから遠いせいか振動の振れ幅も大きい気がします。



『マニュアルモード・・・』

こういうクルマなので、やっぱりマニュアルモードで走りたくなります。

エンジンが温まったところでレバーを倒して、アクセル踏んで、いざ!・・・おろ?

ステップアップ感がまるでありません・・・。ギヤ選択をそのままにしていると回転数は上がっていきます。しかしその上昇にダイレクト感というか、エンジンの存在を感じることができません。とりあえず上がっているという感じ。

シフトアップ(ダウン)も同じで、加速の抜けた感じがなくやはりとりあえず回転変化させましたという感じ。

正直言ってマニュアルの意味は無い気がします。スポーティのスの字もありません。
これでクルマを操る感覚は得られませんでした…。



『加速のサウンド』

ちょっと踏み込んでエンジンが仕事量を増やすとエンジン音が聞こえてきますが、この音がいい!
ビートという感じで非常に整った感じでしっかり耳に届きます。しかし全くうるさいと感じさせません。6気筒エンジンの良さが出ている印象です。

GSの時みたいに2,3回アクセルを踏んでしまいました(笑)
6気筒のスポーティサウンドが好きなのかな・・・。



『ノーマルとの足回りの違い』

街乗りレベル、自分の運転レベルではその違いを感じることがありませんでした。
後日乗ったノーマル足でも上記のとおり不足ナシです。

ワインディングで走ると良さを感じるのでしょうか。




●総合の感想Ⅱ


基本的な感想は上記の総合で書いたので、HPSを絡めた印象を・・・。

エルグランドにスポーツ性能というものがどういう存在なのか分からなくなってしまいました。

クルマとしての基本性能が非常に高いので、ミニバンというクルマであっても走りの装備を加えたところで、破綻どころかしっかり使いこなす実力があります。

しかし、そもそもLクラスミニバンなんですね。多人数でゆったりクルーザーのように走る性能にずば抜けて優れています。それは決してマイナス要素ではなく、それこそこのクルマの目指すところのような気がします。

3.5Lはパワーではなくゆとり、ミッションはダイレクトさではなく黒子な存在、シャシーは攻めるためではなくストレスの無い乗り味のため。

ただ、ハイウェイスターというスポーティ仕立ての外観をメインとした基本グレード構成やHPSというホントにスポーツ走行を目指したモデルを設定したりとスポーツの印象が非常に強いです。

実際自分もこれらの試乗をするまで、HPSこそエルグランドの真の姿だと思っていました。


試乗して、基本性能の高さゆえに十分セダンと同じ感じで走れることが分かり、それが「7人乗りセダン」というこれまでのミニバンでは決してなかった印象に繋がったんだと思います。

少なくとも自分にとってはそれが今のエルグランドの真の姿であり、そこに相当ヤラれています(笑)











Posted at 2012/02/23 21:46:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2012年02月18日 イイね!

早くも328iに試乗!

なんと思いがけず、BMW 328iに試乗できました!

展示車はLUXURY、試乗車はSPORT。

A3の後釜の候補としてかなり有力なので楽しみです!!


★328i LUXURY

『フロンマスク』

最初はなんとイカツイ顔になってしまったんだと思いましたが、ディーラーマンさんに教えてもらってハッとしたのがグリル周りです。

ライトとグリルが繋がったデザインになったため、グリルのサイド部分が見えるようになりました。そのおかげでグリルそのものの厚みが見てとれ、非常に質感の高さを感じるられます。


『運転席に座った印象』

正しく3シリーズのそれで、シートやハンドルの調整幅が広く、自然にドライビングポジションが決まります。いいなぁ~!

とても印象が良かったのがルームランプと同じように減光していくドアカーテシランプ、フットランプです。ボ~っと消えていく感じがものすごく質感の高さを感じさせ、1ランクや2ランクくらい高いクルマの印象があります。


『後席の居住性』

運転席でポジションを合わせ後ろに座ると、思いの外広いことにびっくりしました。

A3は室内空間の狭く必要最小限であり、またエアコン吹き出し口&パワーシートのモーターがあってフロントシート下にうまく足が入らないのに対し、全体的なスペースにA3よりゆとりが感じられると共に足が自然に収まることで実際以上に広さを感じます。


『ベージュ内装』

3シリーズだと各パーツの品質は非常高いのですが、デザイン的にも材質的にも高級感が感じられるものはなく、LUXURYのベージュではあまりそのメリットを感じません。特に材質感はA3に近いものがあり、エントリーカーの印象が拭いきれないのが正直なところです。
しかし、そのあと試乗したSPORTでは印象がガラッと変わりました。




★328i SPORT

ホントはSPORTグレードはどんな印象なのか知りたいというだけで試乗する気はなかったのですが、お店の方が「試乗できますよ」と案内してくれたので「ぜひ!」と乗せてもらうことに(笑)


『アルピンホワイト』

きれいですね。自分で乗るならこの色は選択肢から外せません。
パールなどは入っていない普通の白なんでしょうが、クルマ自体のデザインと相まって深みを感じます。



『ブラック内装』

SPORTグレードということでブラックが基調の内装です。
写真では微妙だなと思っていた赤いストライプですが、赤色自体がアルピンホワイトと一緒で深みを感じさせてくれて、実物ではかなり印象が良く「アリ」でした。

ベージュ内装で感じていた微妙な印象はこちらでは感じませんでした。
素材感ともマッチしており、これなら違和感はないです。ただ、個人的には今のマイカーA3と色から来る居住感があまり変わらないのが「うーん」といったところです。

Mスポーツと違いピラーからルーフにかけての内張りはライトグレーです。これは一長一短といったところで、黒くないことで圧迫感を感じませんが同時にちょっと普通のクルマかなという印象があります。



『直4 直噴ターボ』

火を入れた瞬間、A3よりずっと遠くで始動音が聞こえたことに高い静粛性を感じました。と同時にその音はA3となんら変わらないものでした。

ディーラーから出て静かに且つ普通にアクセル踏んでいくと、良い意味でエンジン音は聞こえません。黒子に徹しています。

そして温まったところで踏み込んでみました。ギヤがスッと下がり、グイッというトルクを全身で感じて加速を開始します。非常に分かりやすい加速感です。直噴ターボらしいA3と全く同じ印象です。

そう、とにかく分かりやすいんです。
踏めば加速。どこからでも。一定のトルク感でスーッという感じ。加速という「仕事」において一切の不足などありません。
ただ、少なくとも自分にとっては全く新鮮味がありません。A3と全く同じ。エンジンにおいてBMWらしさというのが少なくともタウンスピードでは感じられませんでした。

あるいは高速道路でのゆとりや高回転でのパワーはA3の比ではないでしょうし、新たな感動があるかもしれません。でも街中でも「らしさ」を感じさせてほしかった・・・。庶民にとってはやっぱり高嶺の花、BMWですから。



『抜群の乗り味!!』

ディーラーを出てすぐ、「うおーこれだっ!!」と思ったのが乗り味です。40~50㎞/hでも日本車とは全く違う
感覚。評論家の方々の仰るところの「どっしり」「安定感」「安心感」です。

こういうのって運転するとホントに感じるんですね。
運転しててニヤニヤしちゃいました(笑)これについてはA3と同じ運転感であることはものすごく好印象でした。「そうそうコレコレ!」と。
欧州車ですね。



『オーディオが思った以上に』

6スピーカーの標準のオーディオでしたが、これが意外と悪くない。C200の時と同じで良い音なんです。GSのような臨場感まではありませんが、スピーカーの存在を感じさせないで聞こえてくる音はそのクリアさと合わせて好印象でした。
もともとBMWはオーディオが良くないと聞いたことがあったので、嬉しい誤算でした。
16スピーカーのハーマンカードンにしたらどうなるんでしょうか??



『ロードノイズ』

328iのSPORTなので18インチホイールを履いています。
扁平率も低く、見た目にはスポーティですが、ロードノイズはどうかなぁと試乗前は思っていました。

走り出して30㎞/hほどになると、聞こえてきました。うるさいほどではなくオーディオへの支障も取りあえず感じませんでしたが、はっきりそれと分かる音でGSはもとより、エルグランドよりも良く聞こえました。
ちなみに自分のA3はスポーツタイヤを履いているためか328i以上に音が聞こえ、こちらではしっかりオーディオ環境に影響してきます。ボリュームを調整しないといけないレベルではありませんが、ジャズやクラシックなど曲調によってはその雰囲気に浸れないです。

320iではどうなのでしょうか。320はデザインラインモデルを選んでも17インチに落ち着くらしいので、多少は抑えられるでしょうか。要試乗です!(笑)



『これはありえないでしょう!!』

1点、絶対ありえないことがあります。

今度の3シリーズはこれまで以上にタイヤの張り出しがツライチに近づいています。
写真で見てもその効果は一目瞭然で、素晴らしくカッコいいです。

しかし、フェンダー周り。見てビックリです。

 !!!

取ってつけたようなフェンダーモールがあります・・・。

なんでも18インチのモデルはタイヤの張り出しが日本の基準に満たない、つまりハミタイになってしまうとのこと。
確かに良く見ると微妙にそんな気がします。

それにしてもこのモールの存在感の安っぽさといったらありません。これはないだろうと。普段は外してしまえば良さそうですが、もちろん自己責任。328の18インチは法規上必ずハミタイになるので分かる人にはすぐに分かってしまいそうです。

ディーラーさん曰く、17インチ以下のモデルでは大丈夫なのだそうですが。




●総合の感想

いいですね、3シリーズ。

室内で前でも後ろでも着座姿勢にまるで不自然さも違和感もないのがまず気に入りました。
確かに絶対的な空間としては必要最低限であり、広さは感じませんが、それは身軽さと取り回しの良さに繋がるんだと思うことができます。

エンジンが直4 直噴ターボになり経済性がぐぐっと上がったことで、「ちょっと乗ろう」という時も気兼ねなく行けます。
躊躇なくBMWに乗れる=より普段使いができるというのは大いに魅力です。

一方でVW系と同じ構成のエンジンというのは魅力がない気がします。というかその差が感じられないことがちょっとさみしいです。安心感はバッチリですが、面白みが・・・。とはいえNA2Lのままというのもイヤでしたが(笑)

アイドリングストップは再始動などほとんど違和感なく作動しますし、8ATも細かく効率的に仕事をしてくれるので良いです。


やはりスポーツセダンとしての色が濃いです。例えば木目パネルやタン色のレザーシートなどで高級な仕立てにしても、クルマの総合的な印象として「高級」を感じ取れません。「高額」は感じますが。

自分にとっては広くて、ジェントルで、セダンで、FRの、数年分の進化をしたA3といったところで、左記以外で新鮮味はあまりありませんが、A3の良い印象を維持したままサンルーフやクルコン、ハーマンカードンなどより好みにあった仕様にすることでステップアップとして打ってつけな気がします。

320iが楽しみです!!






Posted at 2012/02/18 20:16:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2012年02月18日 イイね!

フーガ 250GT

日産車の高級車ということで、そんなに新しくありませんがフーガに乗ってみました。

250GTの本革シートパッケージです。


『インテリアの印象』

正直、旧態然とした日本車の感が強いです。

しかし高級感はしっかりあり、その点は印象悪くないです。


『アイドリング時のVQHRエンジン』

エンジンをかけてすぐ良い意味で高級車らしくないスポーティな音だなと思いました。

軽くアクセルを煽ってもその印象は変わらず、回したらもっといい音がするのかなと期待が膨らみました。


『BOSEサラウンドサウンドシステム』

アスリートの時の印象がとても良かったので、そのBOSE版といったところで非常に楽しみに自分のCDをかけてみました。

しかし、、、その印象は残念ながら期待を下回るものでした。

もちろん悪いとは思いませんが、直感的にというか「良い」と感じられる要素がなく、アスリートのようなどこからでも聞こえてくるような無スピーカーもなければ、圧倒的なクリアさもありませんでした。

これが6スピーカーの標準装備のオーディオですと言われれば、良い音だなぁと思えるレベルといったところでしょうか。

189,000円の価値は僕の素人耳には分かりませんでした…。


『7ATのダイレクト感』

これは予想以上でした。

出だしからサッサッと変速していき、クリープから非常に滑らかなDSGといった感じで気持ち良かったです。

シフトダウンもとても速く、ブリッピングはエンジン音がスポーティなことも含めてGSよりそのメリットを感じました。


『VQHRの性能』

これは4GRと一緒でV6 2.5Lらしく滑らかにパワーを乗せていき、回していって本領を発揮するタイプだなという印象です。

サウンドはアイドリング時の印象の時ほど感動はなく、演出されているGSのような心に響くものは感じませんでした。


『硬い足周り』

高級車というイメージからするとまるで個人で車高調を入れたような印象でした。

路面がそんなに良くなかったことも影響しているかもしれませんが、路面からの衝撃・振動の入力があると、それを足の硬さだけで受け止めているような感じです。

A3だと足と共にボディ(剛性)も衝撃をいなすのに功を奏し、総じてバランス良く感じられますが、フーガではそこまでのボディ剛性を感じることがなく、統一感がありませんでした。


『ゆったり流す性能の高さ』

中低速でクルーズコントロールを使ってオーディオを聞きながらゆったり流すのが殊の外気持ちいいのが良かったです。



大きく響いてくるものがどうしてもありませんでしたが、良いクルマでした。

BOSEについては自分の素人耳ではその良さがどうしても分からず、残念でなりません・・・。
Posted at 2012/02/18 18:46:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ

プロフィール

「新型N-BOX(JF5)走り 旧型(JF3)との比較 http://cvw.jp/b/430292/47294357/
何シテル?   10/22 10:35
聞いて、見て、乗って、いじって「面白いクルマ」を追い求めていきます
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