ちょっと気になってたこと、油圧が300kPaまで上がらないのよ。ログを確認してみたら、回転数と全然同調してない。
ポンプのリリーフ圧の調整が低いのか、と思ったけど、前から気になっていたキノクニのバイパスアダプターブロックのことを書きます。

3/4"-16UNFかM20-1.5のネジアダプター(写真赤青のやつ)をかましてエンジンにつけるんだけど、これのガタがすごいのなんのって。純正ポンプのオイルの流れだと隙間がある分はオイルフィルターとオイルクーラーの圧損差の分オイルフィルターにいかずにこのバイパスアダプターのとこでそのまんまエンジンに流れちゃってる分があるけど圧損差はまあちょっとだけなんで流れる量もちょびっとだし油圧は逃げないから誰もそんなこと気づかないよね。けどエンジニアリング的にダメなんだよ。
で、うちのは別体オイルポンプになっててフロントカバーについている純正ポンプからの流れはなくてこのネジアダプターの外には全く圧がかかってないので、オイルクーラーとフィルターを通過して外から入るオイルはこのアダプターの隙間が大きいとじゃんじゃん漏れちゃうよ、と心配してたわけ。漏れてる分は本来の圧経路を逆流してポンプからオイルパンに落ちてるんで外に出るわけじゃないけど、そのまんま油圧低下になるわけで、実際その現象が起きているようだ。
言葉で説明してもむずかしいな。わかる?
シーラーつけて装着するか、それとも、M18-1.5→12ANアダプター直付けにするかなあ、となんとなくキノクニ2012-13カタログのほうを見たら問題のバイパスアダプターブロックが改変されてるやん。
設計がマズいこと気づいてたな…しかし変更点についてなんの説明もなし。これは製品リコールレベルの設計ミスだと思うけど、20年くらい誰も文句行ってないという実績があるわけでwwww、キノクニごときにそこまでのレベル要求しないよ。
あともう一つはホース出入り口の間隔が広がって12ANを2つつけれるようになってるよ。
前のは12AN+10ANでギリだった。新型買ってガタの具合チェックしてみます。でもやっぱりドライサンプの場合はアダプターブロック無しの直アダプターがベスト。
【更新】んー、アダプターブロックの写真よくみると、INフィッティングからセンター穴への流路は裏面から切削し、鉄板を間にはさんでシーリング無しにフタしてるだけみたい。旧タイプではINの穴は中心に寄っていたので表裏から掘るとオーバーラップがあったけど、12ANをつけるために端に移動したための苦肉の策らしい。てなわけでオレのエンジンにはやっぱり漏れ漏れで使えそうにないな。
ご先祖のドライサンプL型みたいにM18-1.5→12ANアダプターをエポキシつけてブロックにねじ込むべ。うまいコト思いついた。純正オイルポンプからのオイルが通るブロック穴にフタしよっと。そうしたら、アダプターネジからオイル漏れても圧は逃げないわけで。
Posted at 2013/04/04 23:52:23 | |
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潤滑系 | 日記