とりあえずわかったことをメモしとこう。よっぽど暇もてあまさない限り製作に入らないけど。
v-cam ≒ avcs
なので、21世紀のインプレッサを動かせるいまどきのECUなら、コントロールできるんじゃないってのが要点。
EJ2**のavcsカムスプロケにv-camシステムのカムはポン付けだけど、カムオイルシール内径が同じかどうかはまだ確認していない。中身はローターが油圧で両方から押されてバランスするとこで落ち着くという仕組み。油圧は2系統流路があるソレノイドのPWMにて駆動している。中身の写真は50度可変=ローター部で25度だけど、もう少し古いものを探せば15度可変のがあるらしい。ローター部分に10度スライスのアルミ板を貼れば25度から15度に変更できるが、エンジン回転の半分で回るものだけにバランスが崩れてマズそう。スバルの純正部品は日産からすると「なんで?」というくらい安くて、assyで取っても2万円以下みたいです。ただし、スバルは2気筒分しか駆動してないので、直6のカムを動かすにはなんか工夫をしないといけないかも。。ちなみにスバルは純正でバルブリフトが10mm超えてます。
あとタイミングベルトプーリーはワンオフしないとダメだが、構造上スライド調整式にするのは難しく、位置決めが難しい。v-camはそういうわけで面研したあとに静的なバルブタイミングが調整できないようです。始動したあとはavcsが働いて任意の角度にできるけど、油圧かかってないときは最遅位置でスライドピンが出て固定されるようになってます。
(新機能の複数画像アップですが、本文中でのサイズを小さく、センター配置にしてみました。クリックすると拡大画像が開きます)
カムの下に溝2つ切ってあるとこが油圧経路。アルミブロックを2つあわせてカムの径にあう穴を掘って…というまあミニフライスで可能な製作。
上側のネジ3つ(2つしか見えてない)がカム位相を検知するセンサーの歯。スバルでは国内仕様が4歯だったり、1歯のホール素子(北米)だったりする。
これは困った…Link ECUのavcsプリセットでは動かないのか…説明読むと、TDC過ぎて最初の信号
以外は無視されるらしく、ほかに歯がいくつあろうが関係ないってことがわかったの位置で決め、パルス数/回転は設定可能。センサー位置設定は例によって
セルエンジンを回して
自動PC上のリアルタイムカム位相角を読んで設定可能。Link G4すげー…いやでも、最新のIN/EX可変のスバルが相手だと、4カムなんで、DIGITAL INPUT、AUX OUTとテーブルが4つずつ取られてしまい、苦しいことになります。いまどきのECUが手元にない場合、HKSの新Valconは4カム制御可能になってるそうです。RB26のv-camも今は新Valconがついてくるようになってます。
あとはソレノイド。今もつけてるVQエンジン用が使えるんじゃないかとは思うけど、ソレノイドが違えばPWMとかヒステリシスとかの設定は難しそう。でも2気筒分と6気筒分という負荷の差がこれにどう効いてくるかは別問題。ソレノイドはカムカバー上につけるか、リモートにするかはおいおい考えよう。50度可変v-camでは油圧送量が不足するのでHKSポンプを薦められてるあたりから考えるとブロックの油圧取り出し口に切り替え可変のNVCS用としてつけてる1mmオリフィスは、取り外す必要あり。ポンプが良くてもオイルパンの油全部送ってしまったらどうなるんだよw ドライサンプなので余裕かましてみました。
Posted at 2011/09/26 22:55:23 | |
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RB26 | 日記