
突然ですが、博多ラーメンと長浜ラーメンとの違いは分かりますか?
似ているようで、実は少し違うと思っています。(豚骨の元祖の久留米ラーメンもまた少し違います。)
正確に言いますと、どれが正しい(本当の)博多ラーメンなのか、博多に住んでいる私にも?なところなのです。まあ、博多(福岡)には様々なラーメン屋さんがありますので、人それぞれ好みが分かれ、それぞれがそれぞれに美味しいと思う店に行っている訳でして、基本が豚骨ラーメンということ以外の定義は“別にいいか”という感じだと思っています。
このように述べるからには、私も例に漏れずラーメンは大好きで、「博多に住んでいて良かった」と思えることの一つです。(大げさではなく、本当にそう思います。)
よく行くお店(ラーメン屋さん)は数店舗ありますが、家族で行くお店と一人で行くお店は、その店の特徴で自然と分かれているように最近感じています。
一人で行くラーメン屋さんの私の中での代表は、『元祖長浜屋』です。
名前のとおり、長浜にある長浜ラーメンのお店です。(すみません。そのまんまです。。。)
先に、博多ラーメンの定義が豚骨ラーメン以外はよく分からないと申しましたが、長浜ラーメンはこの“元祖”に行けばハッキリします。
私の個人的な感覚ですが、スープは同じ豚骨なのですが、博多ラーメンよりも少し白濁(より白いというイメージです)で少しだけサッパリした感じ。麺は博多ラーメンよりホンの少しだけ太く、歯ごたえも少しだけ強い。具は肉(チャーシューのようにハッキリした形ではない)とネギのみ。麺の固さやスープの油の量などを指定でき、博多ラーメンの特徴でもある替玉は、長浜ラーメンの方が先に始まった。。。というようなザッとしたイメージです。
特別に、「美味い!」という訳ではないのですが、なぜか「たまぁ~に」食べたくなるのです。。。
その、長浜ラーメンの『元祖長浜屋』に今日少し時間があったので久しぶりに行ってきました。
学生の頃から行っていますが、その頃の元祖(我々の間ではこう呼びます)の値段は、なんとラーメン1杯300円。替玉も50円。替玉を2回しても、400円で腹いっぱいになってました。(替玉3回したこともあったかな?当時は。。。今はもう2回もできませんが、1回は必ずします。)今は少しだけ上がって、1杯400円で替玉は100円(確か去年まではまだ50円でした)です。それでも500円で腹いっぱいです。
私の食べ方は、1杯目は普通で食べます。なので、入口横の発券機で食券を買って(以前は食券ではなかったのですが)店に入って空いている席に座るだけです。注文の必要はありません。初めて行かれる方はご注意を!(あの店で店に入るなり「ラーメン1杯」と頼んでいると。。。)
なぜ、1杯目を普通で食べるかといいますと、1杯目は早く喉ごしで麺を食べたいという思いと、替玉の2杯目を「カタ」で食べるからです。さらに、1杯目も2杯目も食べる前に机に置いている大量のゴマをかけますが、1杯目が終わって2杯目(替玉)を頼んだらすぐに同じく机に置いている小さい急須に入っている「ダシ」を少しだけスープに入れて予め混ぜておきます(小さい急須はダシですからね。お茶はでっかいヤカンの方です。)。
麺の固さは、私の知る限り「ナマ」「カタ」「普通(指定の必要なし)」「ヤワ」の4段階です。麺の固さが普通以外の場合は、店に入るなり「ナマ」とか「カタ」と言うだけです。さらに油の量を増やしてもらう「ベタ」という表現も存在します。なので、麺をカタで油を増やしてもらいたい時は「ベタガタ」と指定する訳です。タクシーの運転手さんなどの常連さんになると、店に入るだけで店の人が「ベタヤワ」などとオーダーをラーメンを作る人に伝えている光景を見ることがあります。
なかなか面白いシステムですよね?
最近は、観光客の方もよく行かれるようですが、豚骨のニオイにあまり慣れていない方を連れて行くと、結構ニオイがキツイみたいです。数年前、仕事関係の山形の知人を連れて行ったところ、「ニオイだけでダメだ」と言っていたことがありました。。。(でも、慣れれば大丈夫ですよ。そんなにすぐ慣れる訳ないか。。。)
今日は天気が良かったので、その元祖からの帰りに数枚写真を撮ってみました。
407SWのフォトギャラリー(『
秋の空と博多湾』と『
407SWとヒコーキ』)にアップしています。
しかし、今日は久しぶりに元祖に行けてよかったです。。。
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2008/11/11 23:03:24